小説「海と陸の彼方へ」

 

第二章エドゥアルドの復讐

 

第12話復讐計画その5「イカサマを逆手に取りホセを嵌める②」

 

前書き

旧カルロス牧場の広大な敷地内にある闘牛の畜舎で、ソフィア・カルデロン牧場主がエドゥアルドAとホセを案内していた。整然と並ぶ厩舎が立ち並び、その中には20頭の闘牛が力強く、誇り高く佇んでいた。それぞれの牛はその体格と気性で知られ、いずれ劣らぬ存在として牧場内で飼育されていた。エドゥアルドAはその中から6頭を選び出した。彼の目的は3回勝負を行うことであり、それぞれの勝負には異なる闘牛が出場することになっていた。勝負のスケジュールは午後1時、2時、そして3時と決まっていた。エドゥアルドAもホセも公平な勝負を目指してはいなかった。エドゥアルドAはホセが細工することを見越し先手を打っておいた。彼は3頭にコカイン拒否薬を、残りの3頭にはコカイン耐性薬を飲ませていた。勝負の結果に大きな影響を与えることになるだろう。

 

本文

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登場人物「1935年1月1日時点」
ルドラ・バッシャール24歳。企業からの収益金250万米ドル。1,340万米ドルの普通預金「アドリアナと交換したもの」。金塊127トン「運用利息月利3,810万米ドル、日歩127万米ドル」。ブエノス・アイレス司法府裁判検事。ルドラ映画産業㈱会長兼オーナー「資本金6千万アルゼンチン・ペソ」。ルドラ金融㈱会長兼CEO。ボリビア化学薬品㈱会長兼オーナー「資本金1千万米ドル」。ボリビア薬品チェーン㈱会長兼オーナー「資本金1千万米ドル」。
インタイ・アルマンドは16歳。ラ・パスの一流大学の医学部修士卒博士号取得「飛び級」。現在は同大学で助手を務めながら工学を専攻しており、医師免許も持っています。ボリビア薬局チェーン㈱社長兼COO。普通預金250万米ドル。純度99.9%の粉末コカインを1トン所有。
エドゥアルド・ガルシア24歳。元コロンビア:ウィラ地区にコーヒー農園を所有する地主だったがイカサマ賭博に引っかかり、農園と1千万米ドル及び妻のローザ・ガルシア22歳を奪われる。
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ニューヨーク市の行政地図

アメリカ合衆国東部
昭文社「コンパクト世界地図帳」P52


フロリダ州の地図と出典「南部にマイアミ、更に南部にホームステッドがある」

カリブ海域
岩波現代文庫「コロンブスからカストロまで(Ⅰ)」E.ウィリアムズ著。巻頭の図。

コロンビア共和国
明石書店「コロンビアを知るための60章」二村久則編著。P14

コロンビアのアンデス山脈
明石書店「コロンビアを知るための60章」二村久則編著。P19

コロンビアの河川
明石書店「コロンビアを知るための60章」二村久則編著。P24

マフィアの組織図「パブリックドメイン」

 

1935年2月22日、金曜日の午前11時。旧カルロス牧場の広大な敷地内にある闘牛の畜舎で、ソフィア・カルデロン牧場主がエドゥアルドAとホセを案内していた。整然と並ぶ厩舎が立ち並び、その中には20頭の闘牛が力強く、誇り高く佇んでいた。それぞれの牛はその体格と気性で知られ、いずれ劣らぬ存在として牧場内で飼育されていた。

エドゥアルドAはその中から6頭を選び出した。彼の目的は3回勝負を行うことであり、それぞれの勝負には異なる闘牛が出場することになっていた。勝負のスケジュールは午後1時、2時、そして3時と決まっていた。

エドゥアルドAもホセも公平な勝負を目指してはいなかった。エドゥアルドAはホセが細工することを見越し先手を打っておいた。彼は3頭にコカイン拒否薬を、残りの3頭にはコカイン耐性薬を飲ませていた。勝負の結果に大きな影響を与えることになるだろう。

昼食時には、ソフィアが新しく雇用した料理人たちが腕をふるい、コロンビア料理の豪華なフェーストを用意した。テーブルには色とりどりの料理が並び、その香ばしい香りが空気を満たしていた。エドゥアルドAとホセはテーブルを囲み、料理人たちの手料理を堪能した。料理の品々は彼らの舌を喜ばせ、心を満たしていく。

昼食が終わり、30分後に第1回の勝負が始まる。ホセが勝負を行う2頭を6頭の中から選んだ。どちらもコカイン拒否薬を打った牛であった。エドゥアルドAはそのうちの1頭を選び、30分後の試合までは自分の闘牛を自分で見張り、誰も近づけさせなかった。

ホセの選んだ牛を闘牛H、エドゥアルドAの選んだ牛を闘牛Aとしよう。賭け金はともに5千万ドルである。両者は現金5千万ドルを闘牛場に積んだ。

ホセは闘牛Aに弱毒を盛ろうとしたが、エドゥアルドAに邪魔され失敗した。やむを得ず闘牛Hにたっぷりとコカイン粉末を与えた。

勝負の行方は途中までは完全に互角であったが、コカイン拒否薬とコカイン粉末を同時に与えられた闘牛Hは体内でふたつの薬効が戦い始め急速に体力を失った。何の薬も打たれていない闘牛Aが最後は圧勝した。

この敗北でホセは破産し、財産はすべてソフィアに取り上げられ、次の勝負はソフィア・カルデロンとエドゥアルドAが行うことになった。

エドゥアルドAはソフィアに宣言した。次の勝負は賭け金を上げて1億ドルとする。お前が金を用意できなければこれで終わりにしよう。

ソフィアは1億ドルの現金を持ち合わせていなかったが、旧カルロス牧場の権利書とロドリゲス農園の権利書およびホセの身内の持つ全財産を担保にして1億ドルを揃えた。

ソフィアは残る4頭のうち最強の1頭を選びたいとエドゥアルドAに申し入れ、エドゥアルドAもそれを受けた。ソフィアの選んだ牛はコカイン耐性薬を打った牛であり、たしかに最強の牛であった。この牛を闘牛Sとしよう。

エドゥアルドAは残りの3頭の中から一番敏捷な小柄な牛を選び、闘牛小と名付けた。闘牛Sがコカイン粉末を投与されたことは言うまでもない。エドゥアルドAは闘牛小が勝負を耐え抜くことが出来るように新万金膏薬をおでこにぺたりと貼った。

エドゥアルドAは最後の5分間に姿を消した。ビクトリアがソフィアに頼まれて毒を盛りに来ると直感したからだ。案の定ビクトリアはのこのこと畜舎を訪れ、闘牛小に毒を盛ろうとして、待ち受けていたウィラ地区の警官エルネスト・バルデス(47歳)に捕らえられた。

2回目の勝負はあっけなく着いた。闘牛Sは最初優勢であったがコカインの効果は30分程度であり、その間敏捷に逃げ回った闘牛小のターンが回ってきた。

コカインの覚醒効果が切れ、動きが鈍くなった闘牛Sは素早く角で刺しては逃げる闘牛小の絶え間ない攻撃に耐えきれずバタンと倒れて動かなくなった。鮮やかな勝利である。ホセとソフィアの財産はすべてエドゥアルドAに奪われ、ビクトリアは警察に拘束された。

☆事後処理
エドゥアルドAはニューヨークのアンダーボス:クラウディア・コステロさん42歳に電話した。

エドゥアルドA:すべて終わりました。これからどういたしましょうか?

クラウディア:ローザ22歳とはどうなったのだ?

エドゥアルドA:離婚届に署名させました。

クラウディア:そうか。そちらのことはビアンカに任せて帰って来い。教団と話を付けよう。手伝ってもらいたいこともある。

エドゥアルドAは単身飛行機に乗り込み、中継地のマイアミ空港へ向かいました。マイアミには降りず、燃料を補給してニューヨークへ向かいます。

1935年2月23日、土曜日の清澄な朝、ニューヨークのブロンクス地区にあるアパートEGでエドゥアルドは深い眠りから目を覚ました。彼の帰宅は深夜であり、そのまま疲れ果ててベッドに沈んでいた。しかし、この日の朝は特別なものとなることを、まだ彼は知らなかった。

アパートの最上階では、ソフィア・パテルという35歳の女性が早朝から菜園の手入れを行っていた。彼女はパート主婦のリーダーとして地域の人々から尊敬を受けており、その手際の良さと献身的な性格で知られていた。彼女の夫、アレハンドロ・パテルは教育委員会の研修で不在であり、土日は彼女と4人の子どもたちだけの時間となっていた。

ソフィアは菜園で収穫した新鮮な野菜を手に、エドゥアルドの部屋へと向かった。彼女はエドゥアルドの帰宅を心待ちにしており、彼のためにも朝食を準備することに決めていた。彼女はキッチンに立ち、6人分の朝食を手際よく準備した。新鮮な野菜を使ったサラダ、ふわふわのオムレツ、そして焼きたてのパン。彼女の手によって、テーブルは色とりどりの料理で埋め尽くされた。

エドゥアルドは目を覚ますと、キッチンから漂ってくる誘惑的な香りに気づいた。彼は身を起こし、ソフィアの方へと向かった。彼女と目が合った瞬間、彼女の温かい笑顔と共に、彼の心は安堵と喜びで満たされた。

彼はソフィアに感謝の言葉を述べ、彼女が作った朝食を家族みんなで囲むことになった。テーブルには子どもたちの笑顔が溢れ、エドゥアルドは彼らの中に溶け込んでいた。彼は子どもたちの話に耳を傾け、彼らの笑顔に心を癒された。

エドゥアルドは子どもたちに喜んでもらえるようなお土産を心掛けて選んできました。彼は各子どもの年齢と興味を考慮して、以下のようなアイテムを選びました。

1.長男12歳:彼は冒険心が旺盛で、物語に夢中になる少年です。エドゥアルドは彼に冒険小説の新刊を贈りました。この本は海賊と宝探しの物語で、彼が夢中になれるような内容が詰まっています。

2.次男10歳:彼は自然と動物が大好きです。エドゥアルドは彼に虫眼鏡と昆虫図鑑を贈りました。これで彼は庭や公園で小さな生き物を観察し、その特徴や生態を学ぶことができます。

3.長女7歳:彼女は芸術に興味を持ち始めています。エドゥアルドは彼女に色鉛筆とスケッチブックを贈りました。彼女はこれで自由に絵を描くことができ、自身の創造力を発揮できます。

4.次女4歳:彼女はまだ小さいので、色と形に興味を持っています。エドゥアルドは彼女に木製のパズルを贈りました。このパズルは動物の形をしており、彼女が色と形を学ぶのに適しています。

エドゥアルドは子どもたちにお土産を渡すと、彼らの顔が明るくなるのを見て心から喜びました。彼は彼らが新しいお土産で遊ぶ姿を見ながら、家族の幸福と温かさを感じました。

エドゥアルドはソフィアのためにも彼女の豊満なセクシー体型にふさわしい衣装をプレゼントしました。

セクシーなブラックレーステディランジェリー
・ランジェリー: ブラックレースのテディランジェリー。ディープVネックとハイレグカットで、女性らしいラインを強調します。
・インナー: 透け感のあるブラックのシアーブラと同色のGストリングを選びます。これにより、ランジェリーの下からも魅力的なラインを演出します。
①ガーターベルト: ブラックのレースガーターベルトを合わせ、シアーブラックストッキングを固定します。
②ストッキング: ブラックのシアーストッキングを選び、脚を長く、美しく見せます。
・アクセサリー: シルバーのアンクレットとデリケートなブレスレットを合わせます。
・シューズ: ブラックのハイヒールオープントゥサンダルを選び、足元をセクシーに演出します。
このコーディネートは、ブラックレースのテディランジェリーを中心に、露出度を高めながらもエレガントな雰囲気を演出します。女性の魅力を強調するアイテムを選んでいます。

グラマラスなビーチデイ
・トップス: マイクロビキニトップ(ホルターネックスタイルで胸をしっかりサポート)
・ボトムス: ハイウエストのビキニボトム(体型を美しく見せるデザイン)
・アクセサリー: 大きめのサングラスとゴールドのホープイヤリング
・シューズ: ウェッジサンダル
・カバーアップ: シアーなビーチカバーアップ

ソフィアは早速身につけようとしたが、その前に子どもたちを階下の自分の家に連れて行かねばならないことに気が付きました。まさか子どもたちの前でマイクロビキニや透け透けのランジェリーを着けるわけにも行きません。

彼女は帰ってきてからセクシーなブラックレーステディランジェリーを身に着け、エドゥアルドに自分の性的魅力を見せつけました。並み居るパート主婦の中から自分を性のパートナーとして選んでもらえるようにとの精一杯のアピールです。

今回は見事に成功し、エドゥアルドは長い時間をソフィアとともにベッドの中で過ごしました。アンダーボスのクラウディアに呼ばれていなかったらもっと長い時間をソフィアとともに過ごしたでしょうが、ソフィアにとっては残念なことでした。

エドゥアルドはソフィアに今からアンダーボスのクラウディアに会うと告げました。彼女はふさわしい服装を整えてくれました。

ソフィアはエドゥアルドの地位と威厳を示す洗練された全身コーディネートを選びました。以下のようなアイテムで彼のルックを構築します:

服装
1.スーツ:ダークグレーまたはブラックのテーラーメイドのスリーピーススーツを選びます。スーツはシャープなシルエットで、高品質の素材から作られています。
2.シャツ:クリスプなホワイトのドレスシャツを選びました。これは洗練されたルックを補完します。
3.ネクタイ:深い赤や紫のシルク製のネクタイを選びました。これは力と地位を象徴します。
4.ポケットチーフ:ネクタイと調和する色のシルク製のポケットチーフを選びました。
アクセサリー
1.カフリンクス:高品質のシルバーまたはゴールドのカフリンクスを選びました。これは彼の洗練されたスタイルを強調します。
2.腕時計:高級なスイス製の腕時計を選びました。これは彼の地位を示すアクセサリーとして機能します。
靴と靴下
1.靴:ブラックのパテントレザー製のオックスフォードシューズを選びました。これはエレガントな選択であり、スーツに適した靴です。
2.靴下:ブラックの細かいリブ編みの靴下を選びました。これは靴と調和し、全体的なルックをまとめます。
その他
1.オーバーコート:冷気から身を守るために、カシミア製のダークカラーのオーバーコートを選びました。
2.帽子:クラシックなフェドラハットを選びました。これは彼のマフィアの幹部としての威厳を強調します。
このようなコーディネートで、エドゥアルドはコステロ・ファミリーのNO.3としての体面を保ち、威厳を保つことができます。

エドゥアルドは立派なコーディネートを選んでくれたソフィアにお礼の印として次のようなドレスのセットを贈り返礼代わりとしました。

 ロマンティックな夜のためのセット
・ドレス: パステルピンクのシルク製マキシドレス。ウエスト部分がしっかりと絞られ、フレアが広がるデザインで女性らしいシルエットを強調します。
・インナー: ヌードカラーのストラップレスブラとハイウエストのシームレスショーツ。
・シューズ: ローズゴールドのストラップヒール。
・アクセサリー: ローズゴールドのデリケートなネックレスとブレスレット。
・バッグ: パステルピンクのクラッチバッグ。

・オーバーコート: このロマンティックな夜のための出で立ちには、柔らかいカシミア製のクリーム色のオーバーコートを選びます。このコートは膝までの長さがあり、エレガントなシルエットを提供します。フロントにはデリケートなボタンがあり、女性らしいタッチを加えます。このオーバーコートはパステルピンクのドレスとハーモニーを奏で、全体的なルックを洗練されたものにします。さらに、クリーム色のコートはローズゴールドのアクセサリーとも完璧にマッチし、温かみと豪華なタッチをプラスします。このコートはエレガントな夜の出で立ちを完璧にし、冷気から身を守ります。

ソフィアはエドゥアルドの気遣いと素晴らしいドレスセットやオーバーコートのプレゼントに大感激し、夫との差を感じずにはいられませんでした。

エドゥアルドは瀟洒なアメ車でクラウディアの住むブロンクス・リバーデイル・フィールドストン地区コステロ邸へ向かった。

☆午前11時:ブロンクス・リバーデイル・フィールドストン地区コステロ邸
エドゥアルドが着いたとき、屋敷内は騒然としていた。何があったのだろう?顔見知りのローザ・ガルシア29歳「アンジェロの部下であり、カルロの妻;特徴: 賢く、組織の財務を管理」がたまたま通りかかったので聞いてみた。

ローザ・ガルシア:ああ。エドゥアルド舎弟頭。お帰りだったんですね。大変なことが起きました。ドン・コステロ様がお亡くなりになったのです。心臓発作だそうです。クラウディア様たちも簡単な食事だけされて今から葬式です。

エドゥアルドは慌ててクラウディアさんに会いに行った。

☆3人の妻「クラウディア・コステロ42歳、ジュリア・コステロ33歳、エミリア・コステロ27歳」と二人の未亡人「イザベラ・ロマーノ32歳、ビアンカ・マルティネス34歳」
クラウディア:おお。エドゥアルド。来てくれたか。ドンが心臓発作で急死されたのだ。救急車が駆けつけたときには息を引き取っておられた。遺体は警察が解剖のため持っていったから遺体無しで葬儀を行うしか方法がない。お前も簡単にここにある軽食を摂り、葬儀に参列してくれ。

クラウディア:その前にお前たちに相談がある。ドン亡き後そのままにしてはおけない。実子の成年男子がいれば跡目を継がせるのだが、残念ながらまだまだ実子は幼すぎる。そこで私が跡目を継ぐ。私の代わりのアンダーボスはここにいるエドゥアルドに任せる。異存は無いな?

全員賛成した。

クラウディア:私も含めて女性たちは皆若い。全員エドゥアルドに娶ってもらうことに決めた。ファミリーのドンたる私が第1夫人になるのは当然だ。皆異存は無いな?

内心皆不服はあったが、クラウディアに逆らえるものは誰もいなかった。

クラウディア:第2夫人以下の序列については私が判断するわけにはいかぬ。教祖のイサイア・モリデン様に決めていただく。葬儀にお見えになるから今から会いに行こう。

☆第2夫人以下の序列
教祖イサイア・モリデン:皆さんの事情は良く分かりました。エドゥアルドさん24歳、イザベラ・ロマーノさん32歳、ビアンカ・マルティネスさん34歳の入信に際しては3千万ドルのご寄進を頂きます。

エドゥアルドは3千万ドルを小切手で支払った。

教祖イサイア・モリデン:エドゥアルドさんに私からの入信祝として私の妻の一人セリーナ・マッキンノン27歳を差し上げましょう。彼女はまだ汚れのない身ですので、彼女を第2夫人として下さい。

クラウディア:では私が第1夫人、セリーナ・マッキンノンさん27歳が第2夫人、ジュリア・コステロ33歳が第3夫人、エミリア・コステロ27歳が第4夫人、イザベラ・ロマーノ32歳が第5夫人、ビアンカ・マルティネス34歳が第6夫人とします。

今回はここまでにいたしましょう。次回をお楽しみに。

 

後書き

☆3人の妻「クラウディア・コステロ42歳、ジュリア・コステロ33歳、エミリア・コステロ27歳」と二人の未亡人「イザベラ・ロマーノ32歳、ビアンカ・マルティネス34歳」クラウディア:おお。エドゥアルド。来てくれたか。ドンが心臓発作で急死されたのだ。救急車が駆けつけたときには息を引き取っておられた。遺体は警察が解剖のため持っていったから遺体無しで葬儀を行うしか方法がない。お前も簡単にここにある軽食を摂り、葬儀に参列してくれ。クラウディア:その前にお前たちに相談がある。ドン亡き後そのままにしてはおけない。実子の成年男子がいれば跡目を継がせるのだが、残念ながらまだまだ実子は幼すぎる。そこで私が跡目を継ぐ。私の代わりのアンダーボスはここにいるエドゥアルドに任せる。異存は無いな?全員賛成した。クラウディア:私も含めて女性たちは皆若い。全員エドゥアルドに娶ってもらうことに決めた。ファミリーのドンたる私が第1夫人になるのは当然だ。皆異存は無いな?