小説「海と陸の彼方へ」

 

第一章ブエノス・アイレスの輝き

 

第31話……中国の暴力団三合会2派の争い(中編その6)

 

前書き

ルドラは自分の部屋に帰り、アマラ・クスコヤナ38歳が訪れるのを静かに待った。午後1時に昼食を終えて部屋に戻り、バスルームに入ってシャワーだけでなく湯船にも使った。お湯は張ったままにしておき、髭も綺麗にあたり身支度を整えてからバスローブを纏いソファーに座ってワインを飲んでいた。廊下をスタスタと駆け抜ける音がする。ルドラの部屋の前を行ったり来たりしているので、ルドラはドアを静かに開けた。眼の前に居たのは誰あろう、アマラ・クスコヤナ38歳そのひとであった。

 

本文

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登場人物「1935年1月1日時点」
ルドラ・バッシャール24歳。企業からの収益金3,500万米ドル。1,840米ドルの普通預金「アドリアナと交換したもの」。金塊127トン「運用利息月利3,810万米ドル、日歩127万米ドル」。ブエノス・アイレス司法府裁判検事。ルドラ映画産業㈱会長兼オーナー「資本金6千万アルゼンチン・ペソ」。ルドラ金融㈱会長兼CEO
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カルメン・バッシャール36歳。ルドラの妻。エミリオ・ロドリゲス「死亡」の元妻。
イザベル・ロドリゲス20歳。カルメンの娘。
フェルナンド・ロドリゲス20歳。カルメンの息子
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エレナ・モラレス30歳。ルドラの愛人。ルドラ検事付き書記官。次期市長室長。リカルド・モラレスの妻。
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部下
タリオ「勇敢な戦士」21歳。ルドラ缶詰工業㈱専務。ルシエンヌの兄。シワトルの夫。カリブ族の男。獰猛。格闘技の達人。
シワトル「花の女神」28歳。タリオの妻。元タバスコ領主の妻。聡明で美しく、性格は穏やかで優しい。
ルシエンヌ「明るい」19歳。ブエノス・アイレス司法府検察官「刑事事件の捜査や起訴を担当」。
モンバナ「高い山」男2歳。ルドラとルシエンヌの間の子。
カノア「風」40歳。ルシエンヌの父親。
アマタ「永遠の」38歳。ルシエンヌの母親。
アドリアナ・グラノジェルス25歳。ルドラ金融㈱COO。元ルドラの愛人。カジェタノの元妻。農園主「時価5千万米ドル」
ヘロニモ・デ・アギラール30歳。ルドラ警備COO。スペイン人。元コルテスの部下。ジャマイカ島アギラール砂糖キビ農園経営。中級黒人男性奴隷500名。
イシュトゥル 「Ixchel」19歳。アギラールの妻。
パカル 「Pakal」男4歳。アギラールの息子。
ゴンサーロ・ゲレーロ28歳。スペイン人。ジャマイカ島ゲレーロ砂糖キビ農園経営。中級黒人男性奴隷500名。
イディア・ンジンガ17歳。ゲレーロの妻。酒好き。陽気なアマゾネス。時々姿をくらます。
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その他の人々
マリア・エバ・ドゥアルテ16歳。悪魔のように可愛い女。高みに連れて行ってくれる男を求めて突進する。手段は選ばない。エバ金融㈱会長兼CEO「資本金2千万米ドル」。
エルヴィラ・ドゥアルテ13歳。マリアの妹。
カタリナ・イルデフォンソ20歳。ルドラ金融㈱営業部長。
中田ボニファシオ38歳。日系人4世の男性。カフェ、レストラン&バーの経営者。
高梨アデルミラ32歳。日系人4世の女性。麻雀店、ビリヤード場の経営者。
レティオ・チュチョ33歳。メスチーソ。エステル・ラジオのプロデューサー。賭博好き。
カタリナ・リベラ・サンドバル34歳。アルベルト・ペレイラ・レボルコ「財閥の当主、政治家」の妻。社交界の華。芸術家支援、慈善活動を行っている。
カルロス・フルベック・オルトゥサル35歳。政治家であり外交官。若い妾を囲っており、妻のロサを顧みない。
ロサ・オルトゥサル30歳。カルロスの妻。アルゼンチンの貴族出身で社交界の名士。
エルナンデス夫妻「夫:フアン・エルナンデス46歳、妻:マリア・エルナンデス44歳」。ブエノス・アイレスの牧牛・牧羊業界の大物。エルナンデス牧場主。
マルティン・ペレス34歳。旧ルイス・ガルシア牧場経営者。元エルナンデス牧場の牧童頭。
パウラ・ペレス26歳。元マルティン・ペレスの妻。フアン・エルナンデスの愛人。
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ルドラ邸スタッフ
執事頭:ジョン・スミス、年齢:45歳
侍女頭:エマ・ジョンソン、年齢:32歳
侍女:ソフィア・ウィリアムズ、年齢:27歳
侍女:オリビア・ブラウン、年齢:29歳
侍女:ルシア・ロドリゲス、年齢:25歳
侍女:アナ・ペレス、年齢:20歳
侍女:ベアトリス・サンチェス、年齢:18歳
庭師:ジェームズ・ジョーンズ、年齢:44歳
ボディガード兼運転手:マイケル・ミラー、年齢:51歳
ボディガード兼運転手:エドゥアルド・ガルシア、年齢:34歳
料理人:ウィリアム・デイビス、年齢:38歳
料理人:マリア・ゴンザレス、年齢:30歳
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飛行機21台「ボーイング247、10名乗り、積載可能重量7,621 kg、空重量4,055 kg」。大型ガレオン船1隻「2,000名乗り、改良野戦大砲500台搭載」小型ガレオン船10隻「100人乗り、改良野戦大砲30台搭載」、キャラック船50隻「500名乗り、改良野戦大砲50台搭載」、砲丸5万発、後込め式小銃10万丁、弾丸500万発。馬5,000頭。荷馬車500台。
傭兵部隊「シラジの女奴隷軍500名、元ベニン王国黒人女奴隷軍500名」
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中米及び西インド諸島
筑摩書房「大航海時代」ボイス・ペンローズ著。荒尾克己訳。巻末地図。

南米
筑摩書房「大航海時代」ボイス・ペンローズ著・荒尾克己訳、巻末の図。

アメリカ三大文明
中公新書「古代アステカ王国」増田義郎著。P2。

☆2月11日月曜日午後2時:高級ホテル「Hotel Oro Elegante」ルドラのスイートルーム
ルドラは自分の部屋に帰り、アマラ・クスコヤナ38歳が訪れるのを静かに待った。午後1時に昼食を終えて部屋に戻り、バスルームに入ってシャワーだけでなく湯船にも使った。お湯は張ったままにしておき、髭も綺麗にあたり身支度を整えてからバスローブを纏いソファーに座ってワインを飲んでいた。

廊下をスタスタと駆け抜ける音がする。ルドラの部屋の前を行ったり来たりしているので、ルドラはドアを静かに開けた。眼の前に居たのは誰あろう、アマラ・クスコヤナ38歳そのひとであった。

ルドラは大喜びしてアマラを強く抱きかかえ部屋に招き入れた。アマラが喋ろうとするのにも構わずキスの嵐を浴びせかけ、ソファーの上にアマラをそっと優しく置いて来てくれたことへの感謝の言葉と大歓迎の気持ちを身体全体で表現した。

アマラ:ちょっとお待ちなさい。私が来たことで勘違いなさっていらっしゃるようだけど、そんなに喜ぶようなことじゃないのよ。

ルドラ:僕はもう一度ボリビアの宝石にお目に掛かれたことが嬉しいのです。もうお会いできないかと思い、バルコニーから身投げしようと思っておりました。

ルドラはそう言うなりスタスタとバルコニーへと掛けより手すりの上に乗りました。アマラはルドラが本気で飛び降りようとしていることに気付き、慌てて駆け寄り必死でルドラの足にしがみつきました。

ルドラはゆっくりとアマラの手をほどき、とんと飛び降りてアマラのそばに立ちました。ルドラは193cm、アマラはマリア・Eと同じ150cmの身長ですからどうしてもルドラを見上げてしまいます。ルドラはにっこり笑ってしゃがみこんでアマラに優しい優しいキスをします。アマラはそのまま抱き上げられてキスをしたままの姿勢でソファーまで運ばれてしまいました。

アマラはルドラに先程の失礼な行為を謝らせようと思ってルドラの部屋を訪れたのですが怒るタイミングを逸してしまいました。あまりにもびっくりしすぎて怒りが消えてしまったのです。でもこのまま許すわけには行きません。黙っていては貴婦人の面子が立たないのです。

ルドラはアマラが口を開く前にひれ伏して謝り始めました。カーペットに額をこすりつけて謝罪します。涙をボロボロこぼしながらアマラの両手を取り、キスをします。指の一本一本まで丁寧にキスをし再度謝ります。

アマラ:ルドラさん。昼食時に貴方がしたことはあまりにも失礼すぎます。二度としてはいけませんよ。

アマラは先程までは本気で怒ろうと思っていたのですが、「アマラに会えたことを心から喜んでおり、カーペットに頭を擦り付けて謝罪する」ルドラには怒ろうにも怒ることが出来なくなってしまいました。

カーペットに額をこすりつけながらルドラは盲滅法にアマラに近づき、アマラの両足にルドラの頭が触れました。こうなるとルドラは大人しくしているような男ではありません。やおらアマラの足に触れ優しく優しく撫で擦ります。アマラは払いのけようとは思うのですが昼食時のルドラのいたずらでアマラの身体は火照り切っています。実際に何度も何度も絶頂を極めていたわけですから。

「駄目よ。これ以上許してはいけないわ」とアマラが思っているうちにルドラの指はついにアマラの内奥にまでたどり着き、先程の狼藉など物の数には入らないほどの自由さで親指がアマラのおさねを捕らえ、中指と薬指は内部をかき回しました。

アマラは腰を浮かせてルドラの動きを助け、ルドラはアマラのパンティをお尻の方からするりと脱がせました。もうその時にはアマラのスカートは取り払われ、上着もブラジャーもありません。

ここまで来ればふたりの行動を妨げる障害は何一つありません。アマラは心の内奥に潜む燃え上がるような性の欲望をルドラによって完全に満たされ、ルドラもまた久しぶりに埒を開けることが出来ました。マリア・E相手では何度やっても無理だったのに不思議なことがあるものです。

☆湯船に浸かりながらの二人の会話。
ルドラはアマラを褒めそやし、アマラを困惑させます。立て続けにルドラは喋り始めました。

曰く、"アマラさん、あなたの美貌はボリビアの宝石と称されるだけのことはありますね。まさに息をのむような美しさです"

"あなたの気品と知識は、インカ帝国の王族の血を感じさせます"

"アマラさんの伝統的な医療技術は、文化と歴史の重みを感じさせ、非常に尊敬に値します"

"150cmという身長が、あなたの美しさと気品を一層引き立てています"

"あなたの存在そのものが、周囲を明るく温かくするような力を持っています"

アマラは気恥ずかしくなり、「ルドラ。もう黙りなさい。貴方が私のことを気に入ってくれているのは良く分かったわ。でも私は既婚者だから貴方を受け入れるわけにはいかないの。こういうことは今日限りにしましょうね」と言いましたが、ルドラは全くアマラの話を聞いていません。

湯船の中でアマラを抱きすくめ懐の中にすっぽりとくるんでしまいます。ルドラはアマラの全身を撫で擦り、うなじと言わず背中と言わず全身にキスをしながら飽きること無く愛撫を繰り返します。アマラは堪らず再度ルドラを中に受け入れました。

「拒絶するのは次回にしよう。今日だけはルドラの好きなようにさせましょう」と譲歩しました。

その後のことは省略しますが、ルドラはともかくとしてアマラは内心深くルドラを愛するようになりました。アマラはルドラのためにどんなことでも協力しようと決心し、ルドラに2つのことを提案しました。

アマラ:ねえ。ルドラちゃん。私は心ならずも貴方を受け入れてしまったわ。亭主のことを裏切る結果になったのは残念だけどこうなったら貴方の事業に協力しようと思うの。私はインカの伝統を引き継ぐ医療技術者よ。適切な設備と人員さえ居ればコカの葉からコカインの一次ペースト、99.9%の純度を持つ精製コカインを作ることが出来るの。

アマラ:それともう一つ大事なことはね。インカの人々は何百年も前からコカの葉を噛んで高山での厳しい労働に耐えてきたの。スペイン人に征服される前からよ。コカの葉に入っているコカインの量は非常に少ないけれど他にも人体に有用な成分が沢山含まれていて高山病の予防や疲労回復、眠気防止、空腹感減少に大きな効果があるわ。

アマラ:医療としては頭痛、下痢、発熱、めまい、体の痛みなどを治すために使われるの。体調が悪いときに1日2回、お湯にコカの葉と砂糖を入れて飲むのよ。

アマラ:それでもね。人によっては依存症になる人も居るわ。いくらコカインの含有量が非常に少ないと言っても、何十年もコカの葉をかみ続けていたらね。もちろん依存症に全くならないひとも大勢居て、私はそういうコカインに耐性を持っている人たちの血液からコカイン耐性薬を開発したの。この薬を飲めばコカイン依存症は一辺に治るわ。

ルドラはアマラの剛毛を剃刀でジョリジョリ剃りながらアマラの話を興味深く聞いている。アマラの下腹部全体にシャボンを塗り、丁寧に剃り上げていく。アマラの話が終わったときには、アマラの下腹部はつるつるになっていた。アマラの内部に潤滑剤と新万金軟膏を塗り込んで行く。これは彼女の元気回復と若返りを願ってのことだ。

アマラ:ルドラちゃん。そんなことばかりしていないで私の話を良く聞きなさい。私が今言ったことを本当に聞いていたの?

ルドラ:もちろん途切れ途切れではありますが、大筋は聞いていました。一つはアマラさんが純度99.9%のコカイン粉末を作ることの出来る化学の天才だということ。もう一つはコカイン中毒をも治療することの出来る画期的なコカイン耐性薬を開発した医学の天才だということですね。

アマラ:話を聞いてはいたのね。でもそんなに嬉しそうではないわね。貴方はこれが大変なお金儲けにつながることが理解できないの?

ルドラ:いや。良く分かりますけど今は別なことに夢中になっていますので。

アマラ:どんなことに夢中になっているの?

ルドラ:僕はボリビアの宝石つまりアマラさんに夢中になっていて他のことが頭の中に入ってこないんですよ。

アマラ:私を自由にしたでしょう。他にどんなことが望みなの?結婚は出来ないわよ。私も貴方も既婚者だし、カトリックは離婚を許さないわ。

ルドラ:カトリック教徒をやめれば良いんですかね。

アマラ:今更そんなことは許されないわ。それ以外のことなら聞いてあげても良いわよ。

ルドラ:定期的に僕とデートして下さい。今日もラ・パスの街で夕食を一緒に取り、街を散策したいんです。

アマラ:困った男だわね。そんなに38歳の女が気に入ったの?もっと若い子が居るだろうにね。私の娘たちはどうだい?年齢もちょうど良いし、娘たちも貴方に熱をあげているしね。

ルドラは頭を横に振り拒絶します。やおら立ち上がってアマラを抱き上げまた熱烈なキスを浴びせました。アマラは仕方がないとため息をつきながら答えました。

アマラ:ルドラちゃんの言う通りに街に出てデートしよう。順番からすればそちらの方が先だわ。セックスしたあとでデートするなんて昔だったら考えられないわ。でも私もルドラちゃんが可愛いから許してあげる。

☆デートの様子
午後4時
ルドラとアマラはラ・パスの繁華街に到着。アマラはルドラが選んだ高級車から降りると、彼の腕に手を通しました。

午後4時30分
ふたりは美術館を訪れ、アンティークのインカアートや現代のボリビアンアートを楽しみます。アマラは特にインカのアートに興味を示し、ルドラはその知識と興味を尊重する姿勢を見せました。

午後6時
ルドラはアマラをラ・パスの高級レストランに連れて行きます。店内は落ち着いた雰囲気で、窓からはラ・パスの美しい夜景が見えます。

夕食の献立
前菜:アボカドと海老のサラダ
主菜:アルパカのステーキ、クスコ風コーン、アンデスのハーブで味付けされた野菜
デザート:チョコレートとルクマ(アンデスのフルーツ)のムース
ドリンク:ボリビア産の赤ワイン

☆食後の会話
アマラはデートの最中、ルドラに色々なことを打ち明けました。ルドラは頷きながら彼女の話を良く聞きました。彼女とテオ・クスコヤナ(48歳)はどちらも再婚でルドラが会ったふたりの娘はテオと先妻との間の子供だそうです。

アマラには死に別れた前の夫との間に16歳の息子がいます。彼はアマラの両親に育てられたそうでアマラは時々ラ・パスで息子に会っており、今日のデートも息子に会うと言って出てきたそうです。ルドラは彼が大変優秀だとアマラから聞きぜひ会ってみたいとアマラに頼みました。

アマラ:それじゃ、明日の朝食に一緒に連れて行くわ。貴方も技術者のカルラともう一人リカルドだっけその人達を連れていらっしゃい。

ルドラ:ご主人は大丈夫なの?

アマラ:大丈夫よ。私に任せておきなさい。ルドラちゃんもお毛々を剃るほどの大胆なことをするくせに変なことを気にするのね。

ルドラ:もう言わないで下さい。僕も反省しています。無我夢中でやってしまいました。許して下さい。

アマラ:別に良いのよ。あの人には分からないことだから。ここ数年あの人は私のベッドには来ないわ。他に女が数人居るからね。

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アマラの家族の詳細
息子の名前:
インタイ・アルマンド
アマラの両親:
父:エドゥアルド・アルマンド(72歳)
母:イザベラ・アルマンド(68歳)
インタイ・アルマンドについて
インタイ・アルマンドは16歳で、非常に優秀な若者です。彼はラ・パスの一流の大学の医学部に奨学金で飛び級入学し、一年経たないうちに学位と修士及び論文博士「医学」を取得し、現在は大学の医学部で助手を務めながら博士課程で工学を専攻しています。当然のことながら医師免許は所持しています。彼はまた、地域社会でのボランティア活動にも積極的に参加しており、特に環境保護と教育に関するプロジェクトに力を入れています。

インタイは多言語に堪能で、スペイン語、英語、フランス語、そして先住民の言語も流暢に話します。彼はまた、数々の学術賞を受賞しており、将来は国際的な研究機関で働くことを目指しています。

彼は母親のアマラと非常に仲が良く、彼女の伝統的な医療知識にも興味を持っています。インタイはその知識を現代の医療と結びつける研究をしており、その成果はすでにいくつかの学術誌で発表されています。

インタイは音楽と芸術にも造詣が深く、特にピアノとギターの演奏が得意です。彼は地元の音楽イベントや文化祭で度々パフォーマンスをしており、多くの人々から尊敬と愛されています。

以上がアマラの息子、インタイ・アルマンドについての詳細です。彼は多才で優秀な若者として、多くの可能性と才能を秘めています。インタイ"Inti"はケチュア語で「太陽」を意味し、インカ帝国で太陽神を指す名前でもあります。この名前はインカの末裔である彼にふさわしい。

この名前には、彼が持つ明るく、温かな性格、そして多くの人々に影響を与える力が反映されています。インタイ・アルマンドは、母親であるアマラ・クスコヤナの影響を受け、多くの優れた資質と才能を持っています。
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午後8時
食事が終わると、ふたりはラ・パスの古い町並みを散策。アマラはルドラにボリビアの歴史や文化について語り、ルドラは彼女の話に耳を傾けました。

午後9時
ルドラはアマラにサプライズプレゼントとして、先ほどの献立で選んだ高級宝石セットを贈ります。アマラはその美しさと気品を称えるこのプレゼントに感激し、ルドラに感謝のキスを送りました。

午後9時45分
ふたりはアマラの家に向かい、ルドラは車でアマラを家まで送りました。家の前で、アマラは「今日は素晴らしい一日だったわ。ありがとう、ルドラちゃん」と言い、ルドラも「僕も同じように感じています、アマラさん。またお会いできる日を楽しみにしています」と答えました。

午後10時
アマラは家に入り、ルドラは車で去っていきました。ふたりはこの特別な一日を心に刻み、次に会う日を待ち望むのでした。

今回はここまでにいたしましょう。次回をお楽しみに。

 

後書き

アマラ:それともう一つ大事なことはね。インカの人々は何百年も前からコカの葉を噛んで高山での厳しい労働に耐えてきたの。スペイン人に征服される前からよ。コカの葉に入っているコカインの量は非常に少ないけれど他にも人体に有用な成分が沢山含まれていて高山病の予防や疲労回復、眠気防止、空腹感減少に大きな効果があるわ。
アマラ:医療としては頭痛、下痢、発熱、めまい、体の痛みなどを治すために使われるの。体調が悪いときに1日2回、お湯にコカの葉と砂糖を入れて飲むのよ。
アマラ:それでもね。人によっては依存症になる人も居るわ。いくらコカインの含有量が非常に少ないと言っても、何十年もコカの葉をかみ続けていたらね。もちろん依存症に全くならないひとも大勢居て、私はそういうコカインに耐性を持っている人たちの血液からコカイン耐性薬を開発したの。この薬を飲めばコカイン依存症は一辺に治るわ。