小説「海と陸の彼方へ」
第一章ブエノス・アイレスの輝き
第27話……中国の暴力団三合会2派の争い(中編その2)
前書き
ルドラはエレナを呼び、王耀林と薬物の取引をしていた男が乗っていた黒塗りの車のナンバーを調べるように指示した。
エレナ:リカルドとは話をして頂けましたか?
ルドラ:もちろんだ。今日からルドラ邸に引っ越しするように指示しておいた。彼にも別の仕事を頼んだ。成功すれば彼は鑑識課の課長に昇進する。市長室長は部長だから君に追いつくのは大変だが、相棒のカルラが優秀だからそのうち君に追いつくだろう。
エレナ:リカルドとカルラは仲が良すぎるので私は気に入りません。
ルドラ:そんなふうには見えなかったけどな。もし仮にそうだとしても君に彼のことをとやかく言う権利はないと思うがな。
エレナ:私は誰かに独占されたくありませんが、独占はしたいのです。
ルドラ:勝手な言い分だが俺もひとのことはとやかくいう資格がない。君の好きなようにすれば良い。
ルドラはエレナにはそれ以上構わず自宅に電話を掛けてカルメンを呼び出した。
本文
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登場人物「1935年1月1日時点」
ルドラ・バッシャール24歳。5千万米ドルの普通預金「アドリアナと交換したもの」。金塊127トン「運用利息月利3,810万米ドル、日歩127万米ドル」。ブエノス・アイレス司法府裁判検事。ルドラ映画産業㈱会長兼オーナー「資本金6千万アルゼンチン・ペソ」。ルドラ金融㈱会長兼CEO
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カルメン・バッシャール36歳。ルドラの妻。エミリオ・ロドリゲス「死亡」の元妻。
イザベル・ロドリゲス20歳。カルメンの娘。
フェルナンド・ロドリゲス20歳。カルメンの息子
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エレナ・モラレス30歳。ルドラの愛人。ルドラ検事付き書記官。次期市長室長。リカルド・モラレスの妻。
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部下
タリオ「勇敢な戦士」21歳。ルドラ缶詰工業㈱専務。ルシエンヌの兄。シワトルの夫。カリブ族の男。獰猛。格闘技の達人。
シワトル「花の女神」28歳。タリオの妻。元タバスコ領主の妻。聡明で美しく、性格は穏やかで優しい。
ルシエンヌ「明るい」19歳。ブエノス・アイレス司法府検察官「刑事事件の捜査や起訴を担当」。
モンバナ「高い山」男2歳。ルドラとルシエンヌの間の子。
カノア「風」40歳。ルシエンヌの父親。
アマタ「永遠の」38歳。ルシエンヌの母親。
アドリアナ・グラノジェルス25歳。ルドラ金融㈱COO。元ルドラの愛人。カジェタノの元妻。農園主「時価5千万米ドル」
ヘロニモ・デ・アギラール30歳。ルドラ警備COO。スペイン人。元コルテスの部下。ジャマイカ島アギラール砂糖キビ農園経営。中級黒人男性奴隷500名。
イシュトゥル 「Ixchel」19歳。アギラールの妻。
パカル 「Pakal」男4歳。アギラールの息子。
ゴンサーロ・ゲレーロ28歳。スペイン人。ジャマイカ島ゲレーロ砂糖キビ農園経営。中級黒人男性奴隷500名。
イディア・ンジンガ17歳。ゲレーロの妻。酒好き。陽気なアマゾネス。時々姿をくらます。
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その他の人々
マリア・エバ・ドゥアルテ16歳。悪魔のように可愛い女。高みに連れて行ってくれる男を求めて突進する。手段は選ばない。エバ金融㈱会長兼CEO「資本金2千万米ドル」。
エルヴィラ・ドゥアルテ13歳。マリアの妹。
カタリナ・イルデフォンソ20歳。ルドラ金融㈱営業部長。
中田ボニファシオ38歳。日系人4世の男性。カフェ、レストラン&バーの経営者。
高梨アデルミラ32歳。日系人4世の女性。麻雀店、ビリヤード場の経営者。
レティオ・チュチョ33歳。メスチーソ。エステル・ラジオのプロデューサー。賭博好き。
カタリナ・リベラ・サンドバル34歳。アルベルト・ペレイラ・レボルコ「財閥の当主、政治家」の妻。社交界の華。芸術家支援、慈善活動を行っている。
カルロス・フルベック・オルトゥサル35歳。政治家であり外交官。若い妾を囲っており、妻のロサを顧みない。
ロサ・オルトゥサル30歳。カルロスの妻。アルゼンチンの貴族出身で社交界の名士。
エルナンデス夫妻「夫:フアン・エルナンデス46歳、妻:マリア・エルナンデス44歳」。ブエノス・アイレスの牧牛・牧羊業界の大物。エルナンデス牧場主。
マルティン・ペレス34歳。旧ルイス・ガルシア牧場経営者。元エルナンデス牧場の牧童頭。
パウラ・ペレス26歳。元マルティン・ペレスの妻。フアン・エルナンデスの愛人。
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ルドラ邸スタッフ
執事頭:ジョン・スミス、年齢:45歳
侍女頭:エマ・ジョンソン、年齢:32歳
侍女:ソフィア・ウィリアムズ、年齢:27歳
侍女:オリビア・ブラウン、年齢:29歳
侍女:ルシア・ロドリゲス、年齢:25歳
侍女:アナ・ペレス、年齢:20歳
侍女:ベアトリス・サンチェス、年齢:18歳
庭師:ジェームズ・ジョーンズ、年齢:44歳
ボディガード兼運転手:マイケル・ミラー、年齢:51歳
ボディガード兼運転手:エドゥアルド・ガルシア、年齢:34歳
料理人:ウィリアム・デイビス、年齢:38歳
料理人:マリア・ゴンザレス、年齢:30歳
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大型ガレオン船1隻「2,000名乗り、改良野戦大砲500台搭載」小型ガレオン船10隻「100人乗り、改良野戦大砲30台搭載」、キャラック船50隻「500名乗り、改良野戦大砲50台搭載」、砲丸5万発、後込め式小銃10万丁、弾丸500万発。馬5,000頭。荷馬車500台。
傭兵部隊「シラジの女奴隷軍500名、元ベニン王国黒人女奴隷軍500名」
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中米及び西インド諸島
筑摩書房「大航海時代」ボイス・ペンローズ著。荒尾克己訳。巻末地図。
南米
筑摩書房「大航海時代」ボイス・ペンローズ著・荒尾克己訳、巻末の図。
アメリカ三大文明
中公新書「古代アステカ王国」増田義郎著。P2。
1935年2月8日、金曜日の午前10時:司法府検察庁
ルドラはエレナを呼び、王耀林と薬物の取引をしていた男が乗っていた黒塗りの車のナンバーを調べるように指示した。
エレナ:リカルドとは話をして頂けましたか?
ルドラ:もちろんだ。今日からルドラ邸に引っ越しするように指示しておいた。彼にも別の仕事を頼んだ。成功すれば彼は鑑識課の課長に昇進する。市長室長は部長だから君に追いつくのは大変だが、相棒のカルラが優秀だからそのうち君に追いつくだろう。
エレナ:リカルドとカルラは仲が良すぎるので私は気に入りません。
ルドラ:そんなふうには見えなかったけどな。もし仮にそうだとしても君に彼のことをとやかく言う権利はないと思うがな。
エレナ:私は誰かに独占されたくありませんが、独占はしたいのです。
ルドラ:勝手な言い分だが俺もひとのことはとやかくいう資格がない。君の好きなようにすれば良い。
ルドラはエレナにはそれ以上構わず自宅に電話を掛けてカルメンを呼び出した。
カルメン:あら。貴方なの。
ルドラ:カルメンに頼みたいことがあるんだ。
カルメン:どんなことかしら?
ルドラ:三合会の穏健派のひとたちに頼まれて粉末コカインが少し必要なんだ。君の知り合いでコカの葉から一次ペーストまで作成しているひとを紹介してくれないか?
カルメン:コカの葉販売だけでは赤字になるから、コカの葉栽培農家は殆どの者が一次ペーストまで自分たちで作成しているわ。そうね。大量に作成しているひとがいるわよ。名前と年齢、住所、電話番号を言うから控えてね。私が今から電話しておくわ。
フェリペ・ガルシア40歳、コカの葉農園、コーヒー農園のオーナー。農園はユンガス地域にある。
家族:
妻:イザベラ・ガルシア38歳、農園の経営を手伝っている。
長男:アントニオ・ガルシア18歳、大学で農学を学んでいる。
長女:ソフィア・ガルシア16歳、高校生。
次男:マルコ・ガルシア13歳、中学生。
この家族はボリビアのラ・パスに住んでおり、コーヒー豆の栽培と販売で生計を立てています。コカの葉からコカインの一次ペーストを作成し、コロンビアの密売人に販売して相当な資産を気付いています。フェリペはカルメンと同じ学校に通っていたため、家族間での交流もあります。
ルドラは電話でヘロニモ・デ・アギラールを呼び出した。
ヘロニモ:あれから変化はありません。
ルドラ:今日は別件なんだ。警備会社を作る。お前に責任者を命じる。部下はいたよな?
ヘロニモ:黒人奴隷が500名おります。
ルドラ:当面それだけで良いだろう。お前には月に3,000米ドル渡す。彼らには月に1,000米ドル支払う。それで良いな。
ヘロニモ:どんなことをやれば良いのですか?
ルドラ:エル・バホ「歓楽街」にあるリー・シャオフェンっていう中華料理屋を知っているだろう。そこの親父さんに聞いて何処を警備したら良いか聞いて言われたとおりにやるんだ。
ヘロニモ:了解しました。
ルドラはしばらくしてからフェリペに電話を掛けた。
明るい女性の声がした。フェリペの奥さんイザベラだろう。
イザベラ:ガルシアでございます。どちら様ですか?
ルドラ:アルゼンチンのルドラ検事です。最近カルメンと結婚した若輩者です。フェリペさんはいらっしゃいますか?奥様の素敵なお声に思わず身体がぞくぞくと震えました。ですから奥様でも結構です。
イザベラ:あら。貴方が噂の次期市長さんね。お口が上手ですこと。フェリペは今農園に行っているの。私で良ければお話を伺うわ。
ルドラ:もちろんですよ。私も奥様のお声を聞いている方が嬉しいですから。
イザベラ:カルメンの話だとコカインの一次ペーストをお求めだとか?
ルドラ:そうなんです。コロンビアの密売人は1キロあたりいくらで買ってくれるのですか?
イザベラ:相場があってね。高くならないように連中は買値を1キロ50ドルと決めているのよ。
ルドラ:そうなんですか。私は1キロ60ドルで買おうと思っていたのです。でも奥様の素敵なお声を聞き、一度奥様とボリビアでデートさせて戴くという条件をつけさせていただくかわりに1キロ80ドルで買いましょう。
イザベラ:ルドラさん。本気なの。相場よりはるかに高いわよ。手持ちの一次ペーストは100トンあるわ。1トン8万ドルだから800万ドル必要よ。
ルドラ:もちろん、本気です。奥様はラ・パスにお住まいですよね。今晩飛行機で出発すれば明日には到着しますので、2月10日日曜日のお昼の12時にラ・パスのレストランでお会いしましょう。800万ドルの小切手と100トンのコカイン一次ペーストとの引き換えを行いましょう。
イザベラ:それじゃ、「El Refugio de Oro」(ゴールド・リフュージュ)にしましょう。このレストランは、ボリビアの伝統料理と国際料理を融合させた独自のメニューで評判を博しているのよ。特に、アルパカ肉のグリルやクイニョアを使った料理が人気だわ。内装はエレガントで、クラシックなヨーロピアンスタイルが取り入れられていてね、高級感あふれる雰囲気と、一流のサービスで、当時の社交界やビジネスの重要な場ともなっているの。
ルドラ:なるほど。まるで奥様のことを言っているような高級感漂うレストランですね。日曜日が待ち遠しいです。
イザベラ:私もよ。お若いのに女心をくすぐるのがお上手だこと。
ルドラはボリビアの首都ラ・パスにある高級ホテル「Hotel Oro Elegante」に電話をかけました。このホテルは、彼が会食を楽しもうとしている高級レストラン「El Refugio de Oro」が入っていることで有名です。
「Hotel Oro Elegante、お電話ありがとうございます。何をお手伝いしましょうか?」と、受付のスタッフが丁寧に応対します。
「こんにちは、私はルドラと申します。今週末に宿泊したいのですが、空室はありますか?」とルドラが尋ねました。
「はい、ご希望の日に空室がございます。シングルルームでよろしいでしょうか、それともスイートルームをご希望でしょうか?」とスタッフが詳細を尋ねました。
「スイートルームをお願いします」とルドラが答えました。
「かしこまりました、スイートルームをご用意いたします。ご到着が楽しみです、ルドラ様」
電話を切った後、ルドラは満足そうに微笑みました。高級ホテル「Hotel Oro Elegante」での滞在が、これからのビジネスとプライベートの成功につながることを感じていました。
☆午前10時半
ルドラは鑑識課のカルラに電話を掛け、ルドラ邸の地下にある100平米の大広間を改装してコカイン精製工場を作るよう指示しました。
カルラ:建設費用はルドラ様に回してもよろしいですね?それと精製を開始するためには助手・作業員が10名ほどは必要なのですが如何致しましょう?
ルドラ:俺は夕方からボリビアに行く。ボリビアで助手と作業員を見つけてくるから心配するな。建設費用はすべて俺に回せ。コカイン精製の責任者はお前がやれ。リカルドは副責任者とする。一段落したらカルラを鑑識部門本部長に任命し、リカルドは鑑識課の課長に任命する。
カルラ:私を本部長にしてくれるのですか?私にそんな大役が務まるでしょうか?
ルドラ:お前には製薬・化学の才能がある。そこを見込んだ。もちろんお前はそんじょそこらにはいない素晴らしい美人だし、お前を抱きたいという気持ちはあるが、お前にはリカルドという恋人もいるし、愛する家族もいるので俺は泣く泣くお前を口説くことを諦め、お前の能力だけで評価したのだ。気に入らないか?
カルラ:いえ、そんなことはありませんし、大変嬉しいお言葉です。私は全力を尽くしてご期待に応えたいと思います。
カルラ:ところで先程のお言葉は本当でございますか?私を抱きたいと思っていらっしゃるというのは。
ルドラ:もちろん本当だ。嘘をついても仕方があるまい。まあ、一度考えてみてくれ。
カルラ:私だってルドラさまに抱かれたいですわ。でもリカルドや夫のことを考えると勇気が出ません。
ルドラ:まあ良い。気にするな。何度でも口説きに行くよ。
レオナが席を立ってルドラに報告に来た。
レオナ:車の持ち主が分かりました。
ルドラ:誰の車だったのだ?
レオナ:フェルナンド・ガルシア47歳ですわ。
ルドラ:何だって!レディ・エリザベス・ハリントンと不倫関係にあるアルゼンチンの政治家じゃないか。彼が何のために薬物を入手しようとしたんだろう。
レオナ:御自分が使用するためでしょうか?
ルドラ:自分が使うためなら少量だろうし、わざわざ自分から買いには行くまい。誰かを買いにやらせれば済む話だ。
ルドラ:危険を犯してまで自ら買いに行くとはな。ああ、そうか。仲介役を果たしたのか。
レオナ:コカインを買いたいのはイギリスの富裕層。ボリビアやペルーから入手してくるのは三合会の武闘派たち。
レオナ:三合会の武闘派たちにはコカインを購入したいイギリスの資本家やアルゼンチンの富裕層との接点がない。接点があり、政治資金が欲しいのはフスト大統領一派の腐敗した政治家や役人たち。仲介して手数料を貰っていたのだな。そのうちフェルナンド・ガルシアはイギリス本土の富裕層だけではなくハリントン家の息子や娘たちがコカインを使用しているのを知るようになる。
ルドラ:そのことをネタにフェルナンド・ガルシアはレディ・エリザベス・ハリントンを脅すようになる。
ルドラ:案外レディ・エリザベス・ハリントンとフェルナンド・ガルシアとの間には不倫関係はないのかも知れないな。もう一度良く調べてみよう。レオナ、俺は今から出かけて来る。直帰するからそのつもりでな。王耀林38歳から電話があればルシエンヌに代われ。
ルドラはルシエンヌを呼び、王耀林38歳の住所を渡した。
ルドラ:今から警察官を手配してこいつを見張れ。怪しい動きがあればすぐに拘束して尋問しろ。レオナに電話してきても同じだ。すぐに拘束せよ。
☆午前11時半:ワン・リン38歳の店
ルドラが店に入っていくとワン・リンが満面の笑みを浮かべながら出迎えてくれた。店には誰もいない。
ルドラ:店員は貴女だけなのか?
ワン・リン:貴方がお見えになると言ったから11時で早引けさせたのよ。普段は女性店員が二人いるんだけどね。
ルドラ:さて何処へ行こうか?
ワン・リン:貴方もお忙しい身体だから出前を取っておいたのよ。少しでも長く一緒に居れる方が良いでしょう?
ルドラ:それもそうだな。早速食事と貴女を頂こうか。
ワン・リン:まあ。嫌な人ね。
☆ワン・リンとの情事
ルドラは彼女の衣服を脱がせる際にも一枚ずつゆっくりと話しかけながら行いました。彼は彼女の身体を手のひらで、優しく撫でさすりました。衣服のボタンを外す際にも指先で軽く触れ、肌に触れる感触を感じさせました。
次第に彼女の体が露わになるにつれ、背中や脇腹なども優しく指でなぞりつつ、絶えず口づけを交わし、愛を囁きました。乳房に触れる際にも、彼は外側から内側へとゆっくりと撫で、最後に乳首を優しく指と舌及び口で愛撫しました。その柔らかな触れ心地と彼の愛情あふれる行為によって、ワン・リンは心地よい喜びと快感を感じることができました。
下半身の場合も同様に、ルドラはお尻や内ももから触れながら徐々に中心部へと至りました。舌を大きく開き、舌の中央から上部を用いて下腹部の下から上まで広範囲に舐めあげました。彼の舌の動きは優しくて繊細であり、ワン・リンはその刺激によって深い快楽に包まれました。
その後、ルドラは指先で彼女の中心部をなぞり、優しく刺激を与えました。彼は舌と指の組み合わせを使い、彼女の快感を高めていきました。その繊細な愛撫と舐める動作によって、ワン・リンは深い絆と快楽をルドラと共有しました。
ワン・リンは正常位からの松葉崩しの体位を望み、仰向けになり、自ら両方の太ももを思い切り抱えあげました。暫くの間正常位での密着した体制で挿入し、ワン・リンの豊満な肉体との接触を楽しんだルドラは途中からワン・リンの要望通りに松葉崩し体位に移行しました。彼女は左の太ももを両手で抱えあげ、ルドラは彼女の左足を抱えながら右肩に掛け、ゆっくりと挿入し腰を蠢くように動かします。
二人の身体は完全に組み合い、ルドラの天狗の鼻がゆっくりと彼女の中に滑り込んでいきます。ルドラは彼女のお核との位置合わせを丁寧に行いながら、徐々に深く入っていきました。
ルドラは上下左右にゆっくりと蠢くように体を動かし、ワン・リンの蜜壺の感じる部分とお核を重点的に責め続けます。彼は天狗の鼻の動きをコントロールし、リズミカルかつ律動的な動きで快感を与えていきます。彼らの身体は一体となり、互いに喜びを分かち合いながら、快楽の境地へと導かれていきます。
ルドラは徐々に動きを加速させ、天狗の鼻を少しずつ深く挿入し、蜜壺とお核の刺激を一層強めました。二人は徐々にテンポを速くし、激しく快感を追求していきます。彼らの身体の融合は情熱的であり、喜びに満ちた体験となります。
最終的に、二人は共に絶頂の快感に達しました。彼らの愛の絆は深まり、喜びと幸福感に満たされます。彼らは互いを愛し合い、松葉崩しの体位を通じて一体感と親密さを体現しました。
☆ワン・リンとの会話
ワン・リンは火照ったルドラの身体を濡れたタオルで丁寧に拭いて行きます。ブエノス・アイレスの蒸し暑さは只でさえ耐えられないものです。さすがのルドラも濡れタオルで体中を拭いてもらい生き返った気分になりました。今度はルドラがワン・リンの身体を拭く番です。ルドラはワン・リンの2倍の時間を掛けて丁寧に身体中を拭き上げます。途中の要所要所では唇と大きな舌で舐めしゃぶったりするものですから余計に時間もかかり、舐められているワン・リンも耐えられなくなりもう一度愛を求めたりしたので何時終わるとも分からなくなる状態でした。
そんな楽しい睦み合いも終わるときがやってきます。満足しきったワン・リンが甘えてルドラの胸に頭を埋めました。
ルドラ:買い取った店舗の経営者がまだ決まっていないんだが君が決めてくれないか?
1️⃣「ロータス・パレス」:高級なキャバクラ「15万米ドル」
2️⃣「オリエンタル・ディバイン」:エロティックマッサージ店「5万米ドル」
3️⃣「ドラゴンズ・デン」:ストリップクラブ「20万米ドル」
4️⃣「ジェード・ガーデン」:アダルトビデオとグッズの店「4万米ドル」
ワン・リンが意見を述べます。
ワン・リン:そうね。こうしましょう。
1️⃣「ロータス・パレス」:高級なキャバクラ「リー・ワンリー45歳」
2️⃣「オリエンタル・ディバイン」:エロティックマッサージ店「チェン・ファン32歳」
3️⃣「ドラゴンズ・デン」:ストリップクラブ「ファン・ヤン40歳」
4️⃣「ジェード・ガーデン」:アダルトビデオとグッズの店「ジャオ・シャオリン48歳」
ルドラ:分かった。君の言うとおりにしよう。その段取りで話をつけておいてくれ。
ワン・リン:了解したわ。任しておいてね。
ルドラは自宅に電話し、カルメンに「今からボリビアに行く。来週帰るから家のことは任せたぞ」と告げた。
1935年2月10日、日曜日のお昼。ルドラはボリビアの首都ラ・パスにある高級レストラン「El Refugio de Oro」で、美しいイザベラ・ガルシアと会食をしていました。レストランの内装はエレガントで、クリスタルのシャンデリアが天井から垂れ下がり、壁には美しい絵画が飾られていました。テーブルには白いテーブルクロスがかかり、銀製のカトラリーと高級な磁器の皿が並べられていた。
ルドラはスーツに身を包み、イザベラはエレガントなサテンのドレスを着ていました。彼女の美しさと優雅さは、ルドラを一瞬で魅了しました。
「ご注文はお決まりでしょうか?」とウェイターが尋ねると、二人はメニューを開きました。
献立は以下の通りでした:
前菜:アボカドとクラブ肉のサラダ、トリュフオイルを添えて
スープ:アンデス山脈の野菜とアルパカ肉のビスク
メイン:グリルされたアルパカのステーキ、クイニョアと野菜のサイドディッシュ付き
デザート:チョコレートとコーヒーのムース
ドリンク:ボリビア産の赤ワインと、フェリペ・ガルシア家の自家製コーヒー
「コカインの一次ペーストの取引についてお話しする前に、まずは美味しい料理を楽しみましょう」とルドラは微笑みながら言いました。
イザベラも笑顔で応じ、「それは素晴らしい考えです。このレストランの料理は絶品ですから」
料理が運ばれてきたとき、そのプレゼンテーションと香りに二人は感嘆しました。特にアルパカのステーキは絶妙な焼き加減で、クイニョアと野菜のサイドディッシュも見事に調和していました。
食事が終わると、ルドラは「この美味しい料理と、そして美しいイザベラさんと過ごせた時間に感謝しています。これからのビジネスも楽しみです」と言いました。
イザベラも微笑みを返し、「私も同じ気持ちです、ルドラさん。これからが楽しみですね」と応えました。
この会食は、ルドラにとってビジネスだけでなく、心も満たされる貴重な時間となりました。
今回はここまでにいたしましょう。次回をお楽しみに。
後書き
ルドラ:三合会の穏健派のひとたちに頼まれて粉末コカインが少し必要なんだ。君の知り合いでコカの葉から一次ペーストまで作成しているひとを紹介してくれないか?
カルメン:コカの葉販売だけでは赤字になるから、コカの葉栽培農家は殆どの者が一次ペーストまで自分たちで作成しているわ。そうね。大量に作成しているひとがいるわよ。名前と年齢、住所、電話番号を言うから控えてね。私が今から電話しておくわ。
フェリペ・ガルシア40歳、コカの葉農園、コーヒー農園のオーナー。農園はユンガス地域にある。
家族:
妻:イザベラ・ガルシア38歳、農園の経営を手伝っている。
長男:アントニオ・ガルシア18歳、大学で農学を学んでいる。
長女:ソフィア・ガルシア16歳、高校生。
次男:マルコ・ガルシア13歳、中学生。
この家族はボリビアのラ・パスに住んでおり、コーヒー豆の栽培と販売で生計を立てています。コカの葉からコカインの一次ペーストを作成し、コロンビアの密売人に販売して相当な資産を気付いています。フェリペはカルメンと同じ学校に通っていたため、家族間での交流もあります。