第一章第2話……ルイス南京を出て西昌へ向かう
前書き
ヘクター：アンヘル。ルイスだけで任務の遂行は出来るのか？幾ら彼奴が強くてもたったひとりで紅軍の総指導者毛沢東を殺すなど無茶な話だと思うがな。ルイスが心配でならないんだよ。アンヘル：すでに応援の部隊1,000名はハワイに向かっている。1,000台の改良DC-2に乗り込んだ後続の部隊9,000名もおっつけ到着するはずだ。ハワイで再改良することにしている。再改良した1,000台の飛行機DC-2には1台10名ずつの兵隊が乗り込み、ルイスを助ける予定だ。ヘクター：それだけの航空隊が向かえば敵無しだと思うが、ルイスと合流するのは最低でも一ヶ月は掛かるだろう。それまでルイスが持つだろうか？アンヘル：ルイス兄さんは英雄だ。きっと持ち堪えてくれると僕は信じている。それよりも心配なのは航空燃料の供給だよ。父さんの生産する原油を売ってくれないか？ヘクター：原油はいくらでも生産できるんだが、貯めておく場所がなくて困っているところだ。
本文
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登場人物「1935年1月1日時点」
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主人公ルイス・ディアンジェロ（18歳）：元マフィアのアンダーボス。マフィアのボス：エドゥアルドの最愛の妻セリーナ・マッキンノン（27歳）を奪ったことで、アメリカを追われ、中国に逃れる。弟アンヘルの計画「中国共産党最高指導者毛沢東暗殺」に乗っかり、成功した。その功績を評価され、国民党政府主席蒋介石から、巴蜀・雲南の軍政長官に任命される。
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ルイスの資金
敵対するニューヨーク・マフィア から奪った朱堤銀200億両「日本円で400兆円」という莫大な隠し財産を為替で持っている。
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ルイスの家族
イタリア系の不法移民で、彼らの家族名は「ディアンジェロ」です。以下はディアンジェロ家の家族構成です：
・父親ヘクター・ハミルトン（28歳）「10歳の若返り」：次男アンヘルから10億ドルの資金を貰い、テキサスで石油と天然ガスを発掘した。
・弟アンヘル・ディアンジェロ16歳：ハーバーテックソリューションズ（HTS）の会長兼CEO。ル・クリスタル・ホテル所有「200万ドルで居抜き購入」。アンヘル航空㈱会長兼CEO「資本金10億ドル」。ヴィヴィ警備会社「資本金1千万ドル」オーナー。軍事産業への共同投資60億ドル「配当金：1,929万ドル/ 週」。現預金50億ドル「シャドウ・ネクサスから略奪」と債権「総額不明」所有。
マリア・エバ・ドゥアルテ16歳。アンヘルの妻。AMレジャー総合開発㈱「資本金1億ドル」社長兼COO。悪魔のように可愛い女。
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ヘクターの資金7億4,060万ドル。前々回の最後で石油精製会社の資本金を5千万ドルとして計上した。別途にエドゥワルドから50億ドルの資金を預かる。
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真珠湾基地責任者と家族
・ジェームズ・ハリントン大佐: 真珠湾基地の責任者。45歳。長年の軍歴を持ち、特に戦略的思考と組織運営に長けている。
・マーガレット・ハリントン（42歳）: ジェームズの妻。地域社会でのボランティア活動に積極的で、特に子供たちの教育と福祉に関心を持っている。
・エリザベス・ハリントン（20歳）: 長女。大学で政治学を学びながら、軍事基地内での青少年プログラムに参加している。
・ウィリアム・ハリントン（18歳）: 長男。大学進学を控え、将来は海軍に入隊することを夢見ている。
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マフィアの組織図「パブリックドメイン」
紅軍の長征
瀘定橋
中国全土
山川出版社「地域の世界史９……市場の世界史」P171
朝日出版社「西南シルクロード紀行」宍戸茂著。P10
朝日出版社「西南シルクロード紀行」宍戸茂著。P11
朝日出版社「西南シルクロード紀行」宍戸茂著。P49
麗江古城
☆ヘクターの動向
1935年5月10日金曜日午後9時：ダラス郊外・ヘクター邸
ヘクターはニューヨークに居るアンヘルに電話し、ルイスの今後の動向を確認した。
ヘクター：アンヘル。ルイスだけで任務の遂行は出来るのか？幾ら彼奴が強くてもたったひとりで紅軍の総指導者毛沢東を殺すなど無茶な話だと思うがな。お前のことだから手は打っていると思うが、ルイスが心配でならないんだよ。
アンヘル：すでに応援の部隊1,000名はハワイに向かっている。1,000台の改良DC-2に乗り込んだ後続の部隊9,000名もおっつけ到着するはずだ。ハワイで再改良することにしている。再改良した1,000台の飛行機DC-2には1台10名ずつの兵隊が乗り込み、ルイスを助ける予定だ。
ヘクター：それだけの航空隊が向かえば敵無しだと思うが、ルイスと合流するのは最低でも一ヶ月は掛かるだろう。それまでルイスが持つだろうか？
アンヘル：ルイス兄さんは英雄だ。きっと持ち堪えてくれると僕は信じている。それよりも心配なのは航空燃料の供給だよ。父さんの生産する原油を売ってくれないか？
ヘクター：原油はいくらでも生産できるんだが、貯めておく場所がなくて困っているところだ。
アンヘル：タンクローリーでロスアンゼルスまで原油を運んでくれたら、精製は向こうでやってくれる。1バレル辺り3ドル出すからいくらでも運んでくれ。
ヘクター：ロスアンゼルスの何処へ運べば良いんだ。
アンヘル：パシフィック・エナジー・ソリューションズという会社だ。ロスアンゼルスに拠点を置く石油精製会社で、原油の精製と配布を行っている。タンクローリーで運んでくれ。今までに精製した石油はタンカーでハワイへ送っている。もう在庫が残り少ないんだよ。
ヘクター：アンヘルよ。ルイスだけのためなら今まで送った分で十分だろう。ははーん。お前何処かで石油が必要なんだな。戦争でもあるのか？
アンヘル：今起こってはいないが、近々戦争はある。そのための貯蔵をしておけと大統領から言われたんだ。
ヘクター：そんなことだろうと思ったよ。まあ良い。お前の役にも立ってやらないとな。タンクローリーのことは心配するな。隣でマリア・ディアンジェロも話を聞いている。マリアが全て段取りしてくれるよ。
隣で話を聞いていたマリアとジョン・スミスは出過ぎる原油の貯蔵場所に困っていたから、このアンヘルの提案は私に船だった。マリアはすぐに1000台のタンクローリーを即金で購入し、原油発掘地点に直行させた。ジョン・スミスはストップさせていた石油のボーリングを早速再開させた。
☆ルイス西昌に向かう
5月21日火曜日午前9時：南京国民党政府
ルイスとジェームズは蒋介石から紅軍の動向を聞いた。国民党政府も紅軍も情報戦が命である。
"毛沢東は、紅軍から報告された敵情を分析し、蒋介石が大渡河での会戦で重要な役割を果たしていることを知った。蒋介石の計画は、大渡河を固守し、紅軍を渡河させないことにあり、薛岳が率いる中央軍が金沙江を渡り、南北から挟撃して紅軍を金沙江と大渡河の間の深山峡谷で壊滅させることにあった。毛沢東は、この計画を打破するために、薛岳の部隊が金沙江を渡る前に大渡河を渡ることが重要と判断し、紅軍に西昌を迂回して大渡河を強行渡河するよう命じた。紅軍は5月14日から会理、西昌地区を出発し、大渡河に向かった"
ルイス：つまり毛沢東は当方の目論見をすでに知っているわけですね。
蒋介石：俺が指揮官でなくても薛岳が率いる中央軍が金沙江を渡るまでは、紅軍に大渡河を渡らせまいとするだろう。中央軍が金沙江を渡ったという知らせがこちらに届けば、紅軍に大渡河を渡らせて南北から挟撃して紅軍を金沙江と大渡河の間の深山峡谷で壊滅させようと考えるだろう。
蒋介石：だからそれまでは紅軍に瀘定橋を渡らせてはいけないんだ。紅軍を瀘定の街に入らせてはいけない。
蒋介石：君たちは先ず宜賓に向かい、そこで給油を受けてくれ。まる二日で行けるだろう。そこからは西昌→瀘定の街へと向かってくれ。
ジェームズ：瀘定の街には飛行場がありますか？
蒋介石：いや。無いんだ。
ルイス：大渡河に掛かっている瀘定橋は東西に掛かっている橋で終点は東側の瀘定の街ですね。
蒋介石：そうだ。だから瀘定橋に入る前に西側の何処かで飛行機が停められる場所を探すと良いだろう。
ルイス：了解しました。紅軍は徒歩ですか？どういう装備を持っていますか？
蒋介石：彼らは徒歩で移動するため比較的軽装備である。ライフルや小銃が主流である。
ルイス：主な戦術はどういうものですか？
蒋介石：山岳地帯ではゲリラ戦と塹壕を使い分けている。
ルイス：了解しました。
ルイスたちは、午前10時に南京を飛び立ち、宜賓の街に向かった。
5月21日火曜日、午前10時。ルイス、ジェームズ大佐、そして彼の家族は、南京の飛行場から宜賓に向けて飛び立った。飛行機は改良されたDC-2で、快適な座席と限られたが必要な装備を備えていた。ジェームズの妻マーガレットと子供たち、エリザベスとウィリアムは、窓から見える風景に興奮していた。
飛行初日は快晴で、中国の広大な土地が下に広がっていた。ルイスとジェームズは8時間交代で操縦を行い、互いに休息を取った。飛行機は山岳地帯を越え、広い河川を横切りながら進んでいった。
夜になると、ジェームズが最初の着陸地を見つけた。彼らは安全な場所に機体を降ろし、機内で夕食をとった。簡易ベッドでジェームズと子供たちはすぐに眠りについたが、ルイスとマーガレットは密やかな楽しみの後少し話をしてから眠った。
翌日、ルイスが早朝の操縦を担当し、飛行機は再び空に舞い上がった。途中、山々が雲に隠れる美しい景色が広がり、彼らはその壮大さに圧倒された。
2日目の夜も同様に、彼らは適切な場所を見つけて着陸し、機内で休息を取った。3日目の朝、ジェームズが最後の操縦を行い、ついに宜賓に到着した。
5月23日木曜日、宜賓の朝
朝の光がまぶしい宜賓の街。ルイスたちは、朝食を摂るために地元の食堂を探し歩いた。食堂では、四川特有の辛くて芳ばしい料理が彼らを迎えた。豆腐や野菜、麺を使った朝食は、彼らの旅の疲れを癒やしてくれた。
食事の後、ルイスたちは国民党本部で給油を行った。すぐに出発の予定であるが、彼は飛行機の中から見た茶摘みの光景が心に残っていた。そこで彼は、全員を連れて茶摘み畑へと向かうことにした。
宜賓の茶畑では、緑豊かな茶の木々が広がり、その中で一人の女性が茶摘みをしていた。彼女はピンク色の花柄の美しい服を身に纏い、白い布を頭に巻いていた。丁寧に手摘みされる茶葉、彼女の繊細な作業は、彼らにこの地域の農業の伝統と文化の大切さを教えてくれた。
茶畑を背に、他の作業者たちも同様に彼らの伝統を守りながら働いている姿が見えた。彼らの色とりどりの衣服は、この地域の生活の多様性を物語っていた。
背景に広がる青い空と、周囲の緑の植物は、宜賓の自然の豊かさと穏やかな気候を映し出していた。この平和で働きやすい環境の中で、地元の人々は日々の生活を営み、文化を守り続けていた。
ルイスたちは、この朝食と茶摘み見物を通じて、四川の自然の美しさと文化の深さを心に刻み、旅の次のステップに向かう準備をした。
5月23日木曜日、宜賓から西昌への旅
午前11時、宜賓を出発したルイスたちは、西昌へと向かった。飛行機は、四川盆地からチベット高原へと変わる壮大な景色を背に飛んでいった。ジェームズが操縦を担当し、ルイスは窓からの光景に見とれていた。
四川盆地の広大な平野から、高原の雄大な山岳地帯へと景色が変わる中、西昌近くの山岳光景が特にルイスの心を捉えた。この地域の地形は、時間と自然の力によって作り上げられた独特な地質学的造形物を持っていた。高くそびえる砂岩の柱は、侵食によって形成され、不規則な表面がまるで大地が天に向かって指を伸ばしているかのように見えた。
柱の頂上には緑の植物が生い茂り、自然の生命力の強さを示していた。周囲の樹木は太陽の光を求めて高く伸び、砂岩の柱と共に自然の神秘を形作っていた。風が石の柱の間を通り抜けるとき、自然が長い時間をかけて作り上げた芸術品のような感覚があった。
遠くには、この地形に調和する小さな屋根が見え、人々がこの豊かな自然環境の中で生活している様子が伺えた。この風景は、自然と人間の共存の美しさを示していた。
丸一日の飛行の後、ルイスたちはついに西昌上空に到着した。
何故上空にと言ったかというと、地上では紅軍が西昌に駐屯している国民党軍を押し返していたからである。"5月14日から会理、西昌地区を出発し、大渡河に向かった"と聞いたのだが、まだここで戦っていたのか？
"ここで紅軍と戦おうではないか"とジェームズは言うが、ルイスは反対した。
"ジェームズ。ここに居る紅軍は別部隊だ。本隊は先に進んでいる。本隊を追いかけないと毛沢東は大渡河を渡ってしまうぞ"
"西昌で降りずに瀘定橋まで急行しよう。あとは俺がひとりで運転する"
ルイスの言葉にマーガレットがまっさきに賛成した。
"ルイスの言う通りよ。本隊を追いかけて捕まえましょう。私も機関銃を使うわ"
マーガレットはワインに新万金丹を溶かしてルイスに飲ませた。その頃にはルイスとマーガレットの仲は公然の秘密となっていた。
二日後の5月26日午後2時、ルイスたちは瀘定橋の手前「西側」で塹壕を掘って中に籠もっている紅軍の本隊を発見した。
瀘定橋の先「東側にある瀘定の街」からは時折り大砲の砲弾が落ちてくるが、紅軍は塹壕の中に潜っており、全く当たらない。このままでは大砲の玉が尽きてくるぞ。そうなると国民党の守備兵は壊滅させられる。
マーガレットが叫んだ。"もう砲丸が尽きたようよ。全く音がしなくなったわ"
万事窮すと誰もが思った時、ルイスが飛行機を停められる場所を発見し、そこへ向かった。塹壕から瀘定橋を渡ろうとする紅軍の勇士が数十名飛び出してきた。
ルイスは彼らの行く手を阻むべく機銃を彼らの手前にバリバリと撃ち込んだ。彼らは大慌てで塹壕に入り直し、飛行機をめがけてライフルを撃ち始めた。
今回はここまでにいたしましょう。次回をお楽しみに。
用語解説
宜賓
宜賓は中国四川省の南東部に位置する都市で、長江と金沙江の合流点にあります。この地理的特徴により、「万里の長江の第一都」とも呼ばれます。宜賓は、四川省内でも重要な交通のハブであり、歴史的にも商業と輸送の要所として栄えてきました。
宜賓はまた、中国の伝統的な蒸留酒である白酒の主要生産地の一つで、特に「五粮液」の生産で有名です。五粮液は中国でもトップクラスの白酒ブランドの一つであり、宜賓の経済にとって非常に重要な産業です。
自然景観も豊かで、特に宜賓石海（蜀南竹海）は中国国内外から多くの観光客を引き付けます。この広大な竹林は、映画やテレビドラマの撮影地としても人気があり、その美しい自然景観で知られています。
宜賓は四川省の重要な文化的、経済的中心地の一つであり、その歴史、文化、自然の美しさを訪れる人々に提供しています。
西昌
西昌市は四川省涼山彝族自治州の首都で、小春城とも呼ばれる温暖な気候の街です。面積は2882.9平方キロメートル、2020年の人口は約95万人です。豊富な観光資源を持ち、「春が住む街」として知られています。主な観光地には邛海、瀘山、邛海国立湿地公園、螺髻山、建昌古城などがあります。経済面では穀物と豚肉の大生産地であり、中国の玉ねぎ、花木、冬のイチョウの故郷でもあります。また、西昌衛星発射基地があり、宇宙都市としての側面も持ち合わせています。
邛海
邛海は中国四川省涼山彝族自治州西昌市にある淡水湖で、中国の国家級風景名勝区の一つです。面積は約31平方キロメートルで、四川省で最大の淡水湖です。美しい自然景観と豊かな生物多様性を持ち、多くの稀少鳥類が生息しています。観光地としても人気があり、湖畔ではボート遊びや釣りなどのレクリエーション活動が楽しめます。邛海はその清らかな水と周囲の自然美により、訪れる人々に静寂と癒しを提供しています。
瀘山
瀘山は四川省涼山彝族自治州西昌市に位置する主要な観光地の一つで、邛海と共に西昌の重要な観光ルートに含まれています。この地域は、豊かな自然景観と文化的景観で知られ、大香格里拉観光ルートや川滇黄金観光ルートの重要なポイントです。瀘山は自然の美しさだけでなく、地域の歴史や文化を体験することができる場所としても魅力的です。
後書き
二日後の5月26日午後2時、ルイスたちは瀘定橋の手前「西側（チベット方面）」で塹壕を掘って中に籠もっている紅軍の本隊を発見した。瀘定橋の先「東側（中国方面）にある瀘定の街」からは時折り大砲の砲弾が落ちてくるが、紅軍は塹壕の中に潜っており、全く当たらない。このままでは大砲の玉が尽きてくるぞ。そうなると国民党の守備兵は壊滅させられる。マーガレットが叫んだ。"もう砲丸が尽きたようよ。全く音がしなくなったわ"万事窮すと誰もが思った時、ルイスが飛行機を停められる場所を発見し、そこへ向かった。塹壕から瀘定橋を渡ろうとする紅軍の勇士が数十名飛び出してきた。ルイスは彼らの行く手を阻むべく機銃を彼らの手前にバリバリと撃ち込んだ。彼らは大慌てで塹壕に入り直し、飛行機をめがけてライフルを撃ち始めた。
