少し前のことになってしまいますが・・・


ママがお友達の会社を手伝う関係で、

4月の1ヶ月間だけ、

ベビたんを保育園に預けていました。


ベビーシッターさんに来ていただくことも検討したのですが、

シッターさんと2人でお家にいるよりは、

同じ年齢の子供たちと遊ぶ方が

ベビたんにも良いだろう、と思い、

今年になってから月極めで1ヶ月だけ預かってくれる

保育園を探したのです。


ママの希望としては

・出来れば徒歩圏内

・お食事やおやつがバランスが取れていて、出来れば手作り

・お外で毎日元気に遊ばせてくれる

・先生が有資格者で、教育方針が納得できるところ

を考えていました。


沢山の保育園に問い合わせをしたり、

実際に訪問したりして、

本当にそのサービスの差に驚きました。


そもそも月極め保育をやっていないところも多く、

お食事も毎日栄養士さんがバランスを考えて手作りしてくれるところもあれば、

お野菜が全然入っていない仕出弁当のところもありました。


「寒いから」という理由で、外遊びをしてくれずビデオを見せている保育園もあったし、

寒くても、薄着でしっかりお外遊びを毎日してくれて、園児が毎日ドロドロになるまで

遊んでいるところもありました。


お昼寝のお布団も、大人の布団に雑魚寝のところもあったり。


モンテッソーリを取り入れている保育園(プレスクール)は

一月預けるのに20万円もかかるところもあったりして。

(それでも、満員でwaitingだったのです)


それに、私が住んでいる地区特有なのかもしれないのですが、

どこも定員オーバー。

「良さそうだな」と思った保育園に問い合わせをすると

「今満員で、70人待ちです」と言われたことも汗


生まれて1年ちょっとしか経っていない子供が

安心して楽しく過ごせるところ、

その場所を確保するのが、こんなに大変だとは思っていませんでした。

「子供に不安な思いや、不自由な思いをさせてまで

仕事をする意味があるのか」、と

何度も何度も、自分に問いかけました。


「もう預けるところがないかも。ベビーシッターさんをお願いしようか」と

思い始めた頃、

偶然、ママの希望が全部かなう保育園に

1人だけ空きがあることが分かったのです。


仕事を始める1ヶ月前のことでした。


早速ベビたんを連れて保育園を訪問すると、

その会社が保育園と老人ホームを一緒に経営していることもあり、

お食事は純和食(しかもとっても美味しそう!)。

おやつも全部手作り。


毎日お外で元気に遊ばせてくれて、

何より、園長先生の人柄に惹かれたのでした。

園長先生自身が子供全員と向き合ってくれていて、

悪いことをしたら、きちんと叱ってくれて。

ベビたんも入園する前から、

園長先生とすっかり仲良くなっていました。


保育園に通った1ヶ月間は、

ベビたんはぐんぐんと成長していました。

最初は、ママと別れるときは

床に突っ伏して泣いていたけど、

最後は笑ってバイバイできるようになり、

自分で靴や靴下も履けるようになり、

お友達とおもちゃを交換するといった

集団生活のルールも少しずつ分かるようになって、

帰るときも、「みんなー!バイバイ!せんせー!バイバイ!」と

元気に挨拶して帰れるようになりました。


ママの方が泣いているベビたんと別れがたくて

ぐずぐずしていたら、

園長先生に

「いつか子離れしないといけないのだから、

いつまでもグズグズせず、ちゃんと行ってください」と

注意されてしまったほどです。


とても良い先生と環境に出会え、

保育園最後の日は

園のみんなとの写真とメッセージの入った

手作りのカードまで頂き、

ママの方が泣いてしまったほどです。

1ヶ月という短い期間だったけれども、

ママもベビたんも世界が広がり、成長できて、

良い経験になりました。


そして、

子育てのことや仕事のこと、

ママが仕事をしている間に

とってもサポートしてくれた家族のこと、

沢山のことを考えさせられた時間でもありました。