旬彩料理ひさごさん｜人気日本料理店のランチ、華やかなひさご膳2種・特注昼膳2種+冷酒

（更新2024/7/11、公開2020/5/20）

左から（ご覧の端末によりましては上から）：特注昼膳その１、ひさご膳、ひさご膳のお刺身変更例、特注昼膳その２、仕出し弁当、オードブル盛合せ

店舗情報

住所：静岡県富士市瓜島90番　清和ビル１階　

TEL・FAX：0545-57-2050。📞ご訪問前にお電話推奨

営業：11:30～14:00（LO 13:30)　17:30～23:00（LO 21:30）夜はサービス料+5％

定休：日祝

カウンター　8席

テーブル　4席

お座敷2部屋　16名位

個室2部屋、各3～6名（最大8名）、個室料常時無料

駐車場：７台

予約方法：お電話にて。Instagram✕

お支払方法：現金、カード

お煙草：ランチタイムは店内禁煙、ディーナ―タイムは座敷のみ喫煙可

11月頃よりおせち予約販売、毎年予約完売

Instagram（@syunsai_hisago)

#旬彩料理ひさご

グーグルマップ

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静岡県富士市で人気の日本料理店ひさごさんへ、ランチの「ひさご膳」をいただきにおじゃま致しました。

日本料理店はどこもそうですが、ランチというよりも午餐・昼餐等お呼びしたくなりますね。

一巡目が終わる頃合いでしたので、予約なしでも着座できましてまずはほっと安堵。（曜日によるかもしれません。）

同じお考えの方は少なくないようで、同日も同じようなタイミングでいらっしゃいました明るく朗らかなご常連さんが、ご店主へ楽しそうにご近況等を報告されていました。

ご常連さんの方の周囲へのご配慮もあたたかく、こちらも気持ち良く会釈を返させていただきました。

会話をされながらも、大将の手はまったく止まりません。

華麗にお刺身を引かれ、美しい所作で盛り付けられていきます。

見ていて本当に楽しいですね。

やはり割烹のカウンターは特等席です。

・リクエスト昼膳その２：温そば・天麩羅・茶碗蒸し　
・お飲み物
・個室
・夜のお料理：コース料理記事各種、旬菜コース、初夏のお料理、秋のお料理、フレンチ、うな重
・献立：昼、夜
・お持ち帰り情報：仕出し弁当、オードブル盛合せ、ほか
・おせち料理
・他媒体の同店記事
・市内の他日本料理店

お昼の献立

■【お昼の献立】（税込）2022年11月時点

海鮮丼とそばのセット　1,500円（あっさりながらボリューム十分）

天丼（たれ又は塩）　 1,800円（山盛りの天ぷらで大満足）

地鶏照り焼き丼　　　 1,850円　（ご飯がすすむ甘辛味）

ひさご膳（天麩羅・刺身・蒸し物・赤出汁・ご飯・香の物）2,500円

※すべてデザート、コーヒー又は紅茶付

※お持ち帰りOK。お持ち帰り情報は最後に記載。一例：天丼・海鮮丼

＜要予約のお料理＞

点心膳　 2,500円（１名から可）

四季弁当　 3,500円

会席コース 5,000円～

※すべてデザート、コーヒー又は紅茶付

※お持ち帰りOK。お持ち帰り情報は最後に記載。

お席：カウンター、ボックス、個室

公式より

ランチのひさご膳

華やかで豪華です。

ボリュームもたっぷり。

お写真ではわかりませんが、お料理が輝いています。

■天麩羅盛り合わせ

まずは熱々の天麩羅から。

春菊、海老、さつまいも、人参、茄子、葛そうめん。

紅葉とレモンの色合いも鮮やかです。

衣は軽やかでサクサク。

海老の花部分は驚くほど軽く、ホロホロと溶けるように消えていきます。

海老の身と衣との境目は心地良い舌触りです。

葛そうめんはほんのり塩味で、単品でもぽりぽりと楽しめます。

お野菜も美味しく、夢中になっていただきました。（お野菜も厳選されたものをお使いでいらっしゃいます。）

天つゆも良いお味で、すべていただきました。

以前も美味しくいただきましたが、さらに変化・進化されているような気が致します。

プロの方は本当にすごいですね。

天麩羅もお店によりさまざまな個性があり、興味は尽きません。

■お造里

こちらも美しくとてもボリュームがあります。

鯛、まぐろ、勘八、鰹、甘海老、ネギトロ。

どれも美味しく、風味の違いを一つ一つ楽しみます。

山葵のとなりは、食用菊の「もってのほか」の和え物。

色合いも美しく、苦みのないしゃくしゃくとした歯ごたえがクセになります。

■丸十（さつまいも）とツナの和え物

ポテトサラダのようで、でもほんのり黄色く、風味はまろやか。

不思議に思っておりましたら、さつまいもとうかがいなるほど納得。

謎が解ける瞬間は、いつも楽しい驚きがあります。

丸十の説明は、こちらの記事をどうぞ。

■香の物、ご飯、赤出汁

お料理と一緒にご飯がいただけますのは、好きな者にとりましてはうれしいですね。

赤出汁もとても美味しいです。

《ご参考》

塩分や血圧を気にされ汁物をお控えになる方もいらっしゃるかと思いますが、

最近は、その通説のおかしさにお気づきの方も増えていらっしゃいます。

高血圧や塩分のウソ・ホント。基準値の変遷、脳梗塞、現行療法の落とし穴

■茶碗蒸し

美しいですね。

艶やかで惚れ惚れ致します。

柚子皮、三つ葉、松茸、芝海老、銀杏、鶏肉、紅葉生麩、真薯。

鶏は地養鶏を酒塩で。

リンク先冒頭抜粋「酒塩って言葉を聞いたことがある方は料理人を除けば少ないと思います。日本料理、特に京料理には欠かせない調味料です。」

幾重もの香りと豊かな旨味が広がるきれいなお出汁にうっとり・・・。

とても上品なお味ですのに、薄いわけでも物足りないわけでもありません。

たっぷりの鰹節をお使いですが、くどいわけでもありません。

塩梅は絶妙で、家ではどうにも再現できません。（当たり前ですが）

お味は常にそれぞれの方のお好みですが、お好きな方はとても好きなお味だと思います。

なめらかな玉子地部分（このプリン状の部分は何と呼ぶのでしょうか？）が口の中でするりと溶け、お出汁の馥郁とした風味と合わさり、ただただ至福。

この素晴らしいお味と余韻、良いですね。。。

■アイスクリーム

■紅茶（又はコーヒー）

食後の余韻をゆっくりと。

別日のひさご膳：お刺身を変更

お刺身を他のお品に変更していただきました。

ありがとうございます。

前日までにお願い致しますと、快く応じてくださいます。

（昔はお刺身は大好きでしたが、単に個人的な好みの変化で、最近は煮物系にとても惹かれます。）

ある日のお品は、鯛の兜煮と野菜の炊き合わせ。

煮物をいただきたいと思っておりましたので、うれしい限りです。

さすがの美味しさです。

さくさくの天ぷら

熱いうちにいただきましょう。

小鉢

この日は冬瓜の煮物。

やさしいお出汁の味わい。うれしいですね

ひさご膳、ここの一押しランチです。

とはいえ、蕎麦と海鮮丼のセットですとたっぷりのお出汁が堪能できますので、そちらも捨てがたいです。

お刺身好きの方もお好きだと思います。

（お刺身のあるランチメニューは、蕎麦と海鮮丼セット、ひさご膳、点心膳、コースです。）

進化し続けるさくさくの天麩羅を味わえる天丼も良いですし、

こだわりの地養鶏を使用した照り焼き丼も惹かれます。

迷いますね。

というわけで、気になるお料理を一度に複数楽しめる御膳が下記。

リクエスト昼膳：その１　

既存メニューを組み合わせて。

お昼のお品書きより、組み合わせでお願い致しましたリクエスト昼膳。

冷酒「景虎」付き。

天麩羅・地鶏の照焼・茶碗蒸し・小鉢・香の物・デザート・コーヒー又は紅茶。

・色んなお味を楽しみたい

・当日予約（もしくは予約無し）で気軽にいただきたい

・お昼に晩酌気分を味わいたい　

ということでご相談致しましたところ、快く応じてくださいました。

ありがとうございます。

天麩羅と、お出汁の美味しさを味わえる茶碗蒸しは外せません。

一度いただいてみたいと思っておりました、地鶏の照焼き。

ランチ「地鶏の照焼丼」の上の部分。

胡麻が香り、甘辛いタレと温玉のまろやかさが良く合います。

つくねも入っています。

個人的には少し甘めですが、地域好みのお味でしょう。

照焼きは想像以上にボリュームがあり、満腹になりました。

希望が叶いましてうれしく美味しい御膳でした。

リクエスト昼膳：その２　

（既存メニューを組み合わせて）2022年9月

特注昼膳｜温そば・天ぷら盛合せ・茶碗蒸し

揚物に合う日本酒ソーダ割と。

日本酒はお好みでお選びいただけます。

おいしいお出汁をたっぷり味わえます温そば。

冷そばもお選びいただけます。

柚子と三つ葉がふわりと香ります。

うっとりなめらかな茶碗蒸し。

相変わらず最高です。

お飲み物

今回は日本酒のソーダ割と一緒にいただきましたが、お飲物も種類豊富です。

（画像出典：公式サイトより）

定番のビールは、マスターズドリーム無濾過もあります。

他、地酒、きき酒セット、自然派ワイン、国産無添加ワイン、焼酎（ボトルキープ可）、ウイスキー、無添加梅酒、果実酒、ノンアルコールビール、こだわりの「本気ジュース」、無添加ストレートジュース、オーガニック炭酸ジュース、フルーツビネガーなど。

ノンアルコールも豊富です。

楽しく選べますね。

開運純米大吟醸二十年古酒、

KISS OF FIRE純米大吟醸3年熟成（4合瓶）、

キュベ三澤明野甲州（中央葡萄酒㈱HP）などもあります。

キュベ三澤明野甲州記事冒頭より「世界的なワイン品評会で金賞を連続受賞してきた、グレイスワインこと中央葡萄酒の『キュヴェ三澤　明野甲州』。これを今秋から、まったく新たな味わいの新製品に切り替えるという」

高級日本酒は海外でも人気ですね。

2万3万はザラ！海外で激売れする｢日本酒｣の正体 | 東洋経済オンライン

《ご参考》

賛否あります日本酒のアレンジ。

以前機会がございましたときにある醸造元さんに直接お尋ね致しましたところ、

素敵な見解をご教示くださいました。（掲載ご了承済み。ありがとうございます。要約）

『・私は「アリ」だと思います
・何かで割る＝単純にアルコール度数を下げる事だけが目的では無く、新たなる味わいを創り出す事
・例えばソーダで割る＝アルコール度数を下げながらも炭酸による刺激が加わり爽快感を得られる。炭酸により酸味も強調され、酒本来の甘さをより感じられる
・さらに炭酸ガスが酒の香りを押し上げるので、香りもより感じられる
・飲み口もマイルドになるので、お酒が苦手な方でも楽しめると思う

・確かに酒本来の味わいを楽しんで欲しいという造り手の想いもありますが、丹精込めて作った酒をさらに楽しんで頂けると考えれば、「割って飲む」文化は必然だと思う
・お客様が自由にお酒を楽しんで頂ければ、造り手として幸いでございます　』

お酒に強くない者にはうれしいお言葉ですね。

造り手の方の思いを大切にしながら、色んなお味も楽しませていただきたいと思います。

《アルコールの賛否につきまして》

なお、アルコールの害悪をことさら強調する報道も昨今お見掛け致しますが、

それにより得をする方がいる、本質とは異なる意図的なミスリードです。

適量のお酒はマリアージュ、ペアリングなど、

お食事をよりおいしくいただけます良きパートナーの一つであり、

古来より食文化として大切に育まれてきておりますことは、ご存じのとおりです。

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お昼はお昼の良さがありますね。

気軽で手頃なことはもちろん、お昼にしっかりと上質なお料理がいただきたい者には、とてもありがたいお店の一つです。

そして、このようなお昼をいただきますと、また改めて夜のコース料理をいただきたくなります。

お昼も一切の手抜き等は当然ながらありませんが、コースのお料理はまた別の魅力があります。