富士ふもとっぱらキャンプ場から思い切って静岡まで足を伸ばしました。
まず向かったのは由比宿であります。
由比宿は東海道の宿場が置かれていた町で、
大名が宿泊する本陣や歴史ある店などがあるのです。
その中で東海道広重美術館を見学しました。
江戸時代の浮世絵師・歌川広重の「東海道五十三次」が展示されていて、
そこに描かれていた版画を見て思ったのが・・・
「広重さんって江戸時代のブロガーやね~!」
気軽に旅行に行けない江戸時代の人にとって、
「東海道五十三次」は絵入りの名所案内。
しかも食べ物ネタまであるのが面白い・・・
なかなか目が鱗の体験でありました。
さて、トップの版画ですがこの美術館の版画体験で刷ったもの。
5色ぐらいの重ね絵です。
これは面白い体験でした。
この版画は歌川広重「東海道五十三次・丸子」
鞠子宿(丸子と同じ)は東海道五十三次の20番目の宿場なのであります。
この版画に描かれているのが「丁子屋」のとろろ汁。
そう、締めくくりにこの後にとろろ汁を求め静岡に行ってみました!
このお店が版画のモデル・名物とろろ汁の「丁子屋」
1596年(慶長元年)にこの宿場町の茶屋として丁子屋平吉が開いたそうです。
観光地としても有名で駐車場も広く、
お昼時には長蛇の列でありました。
「丁子屋」は歴史的建造物。
通された大広間も天井が高く、
東海道五十三次の版画が飾られていました。
こちらがお店の看板メニューです。
とろろ汁定食「丸子」1397円也。
この他にサイドメニューも注文できます。
僕達は黒はんぺんフライ2枚で357円を追加しました。
黒はんぺんフライはソースでいただきます。
九州の魚ロッケに限りなく近い。
でも青魚の黒はんぺんはコクがあり
揚げ立てでなかなか美味しかったです。
待つこと・・・30分ぐらいで運ばれてきたのがこちら。
とろろ汁定食「丸子」の麦めしはおひつで運ばれてきましたね。
面白いのは味噌汁にたたみいわしが入っていました。
味噌汁の具になるとはね・・・
熱々で湯気たっぷりの麦めし。
美味しそう~!
これで2人前なのですがお代わりも出来ます。
でも、量が多いので食べきれませんでしたよ。
「丁子屋」のとろろ汁は味噌がベース。
普通は醤油なので珍しく初めて食べました。
しかもサイドメニューの塩辛も味噌らしい。
これは・・・名古屋文化の影響か?・・・
素朴で自然薯を使った滋味豊かなとろろ汁。
400年の歴史の重みと旨味を感じますた。
由比から静岡まで足を伸ばして良かった・・・
これだからキャンプ観光やめられないです。
丁子屋 (ちょうじや) 住所:静岡県静岡市駿河区丸子7-10-10 TEL:054-258-1066 営業時間:11:00~19:00 定休日:木曜日(毎週木、毎月末は水・木休み)