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こんばんは、気象予報士の片山美紀です。


2021年はこれまで以上に大きな話題になった地球温暖化


SDGsへの関心が高まり、気候変動を食い止めるための取り組みを

誰もが考えるべき時代になってきていると感じます。



気象予報士としても、温暖化がこのまま進むと天気にどんな変化を与えるのかなど、聞かれる機会が増えました。


私は学者ではないので、自分自身の身の回りでできることから温暖化対策に取り組むようにしています。


そのひとつが、毎日の「食」から地球温暖化について考えることです。


たとえば、こちらの

大豆ミートのハンバーグ






最近、代替肉を使った商品をスーパーでもよく見かけるようになりましたよね。



温暖化と大豆ミートがどうかかわってくるのでしょうか?



実は、私たちが日々食べている牛肉や豚肉などを作るために、大量の温室効果ガスが排出されています。


特に、牛のする「げっぷ」に含まれる「メタン」と呼ばれる温室効果ガスは、温暖化の大きな原因になっています。


メタンは二酸化炭素に比べて、なんと25倍もの温室効果があると言われているのです。


このため、世界では

地球温暖化防止のために、牛肉や乳製品を食べることを控える」という運動が広がっています。  



こちらの大豆ミートで作られたハンバーグ。



見た目は普通のハンバーグと全く変わりません。



そして、お味は・・・

●まず、食感は普通のハンバーグに比べて、かなり柔らかいです。ここが一番印象が強かったです。


●デミグラスソースの味がしっかりあるので、正直大豆ミートの味はあまり分かりませんでした笑い泣き


●総じて、、、

ハンバーグとして、ちゃんと美味しかったですクラッカークラッカー


デミグラスソースのほかに、玉ねぎソース味もありました!!





お肉は美味しくて栄養があるので、私も大好きですが、時々、こうして楽しみながら、大豆ミートに置き換えてみるのはありだと思います。


また、国の研究機関では、「メタンの排出量の少ない牛」を育てるための研究も進んでいるそうです。


牛が出すメタンの量は、げっぷの発生する胃の中の細菌の種類によって変わるため、メタンの発生を抑える細菌の特定が進められているそうです。


※参考:乳用牛の胃から、メタン産生抑制効果が期待される新規の細菌種を発見(農研機構)

https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/laboratory/nilgs/144910.html 



地球環境にやさしくて、しかも美味しいお肉を食べられるなら、これは言うことなしですね◎


地球温暖化について考えてみるきっかけになれば嬉しいです。




気象予報士試験対策講座「クリア 」で講師を務めています。オンラインで学べる講座も開講中です。

 
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