気象予報士として働いていると、
「気象予報士の資格って、すごく難しいんでしょ?合格率、低いもんねー。」
こんな風に言われることがよくあります。
確かに気象予報士試験の合格率は、とっても低いです!!
合格率はなんと・・・
たったの約4パーセント!!
(確かに100人いて4人しか受からないとなると、うわー大変と思っちゃいますよね)
ですが、手が出ないほど難しい試験なのかと言われると、そうではないかなと私は思っています。
その理由は、100人受験生がいて、100人全員が100パーセント真剣に取り組んでいるかというと、そうではないだろう・・・と思うからです。(ここからは完全に私見です)
私自身、最初に気象予報士試験を受験した時は、全っ然真面目な受験生ではありませんでした。
大学生の時に、何となくマスコミの就活に有利そう~♪という感じで、
ふわふわ~っと軽い気持ちで受験していました。
もちろん勉強はしましたが、サークルにバイトにと、普通に学生生活も謳歌しながら、片手間の受験だったので、天才でもなんでもない自分はまあ当然、受かりませんでした(笑)
しかし、社会人になり、報道の仕事に携わり、目標とする気象予報士の先輩に出会い、今度は本気で気象予報士になりたい!!と決意し、もう一度、気象予報士試験に挑戦
仕事の合間に30分だけテキストを読む、土日は最低5時間勉強、あそびの約束などもセーブ。
週5日働きながらでしたが、2015年の1月の試験で合格できました♡
こんな感じで、「同じ気象予報士受験生」とはいっても、大学生の時の私のような人も紛れているのが、現実だと思います。
(いま、「げんじつ」と変換したら、最初に「幻日」と出てきました。うちのPCも気象予報士らしくなってきたなあ)
これが、大学受験の共通テストや東京大学の入学試験だと同じようにはいきません。
共通テストや東大の入試なんて、おそらくですが、、、9割以上の人がめちゃくちゃ真剣に取り組んでいますよね?
学校でも毎日受験と関係する勉強をするだろうし、塾や家庭教師を付けて特別な特訓を受ける人も多いでしょう。
それに、試験の結果は春からの人生に直接影響しますから、一生懸命取り組む必要がありますよね。
そんな真剣な人達の中で、上位4パーセントに入るのは、これはもうめちゃくちゃ難しいと思います・・・!!!!
対して、気象予報士試験は、毎日その勉強にだけ取り組んでいる人は少ないです。
学校に行きながら、働きながら、家事をしながら、勉強している人が多いと思います。
また、気象予報士試験に落ちたからといって、人生が変わる訳でもないし、受かったら幸せだけど、受からなかったからといって、別に大きな影響はないでしょう。なので、きっと、、、
全員が全員100パーセント本気受験生じゃない。
そう思うと、上位4パーセントに入るのも、そう難しくはない。と思えてきませんか?
あなた自身が周りより努力して、めちゃくちゃ真剣に勉強すれば、一気に合格に近づきます!!
気象予報士を目指す皆さんの勉強へのモチベーションが、少しでも上がると嬉しいです