品物を壊そうとする人たちは何を考えているのか考えてみる | 食のセレクトショップ「きしな屋」@大阪枚方

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おいしい!、めずらしい!、おもしろい!食べ物についてご紹介いたします。
「こんなにおいしいものがあることを、みんなに知ってもらいたい!」
そんな想いで書いてます。

最近私が本気で焦った話。

 

大阪府枚方市(ひらかたし) 鍵屋別館 の
ちょっとオモシロイ、実はこだわりの食料品店 きしな屋 の店長 キョウコです。

 

毎月第二日曜日開催される五六市には、たくさんのお客様が来てくださり、

いつもすごい活気です。

いつもはのんびりした空気が流れるきしな屋もこの日ばかりは慌ただしく

私は終日、レジと品出しに追われます。

 

レジを打っているとなかなかそれ以外のことに目がいかないのですが、

たまたまレジに並ぶお客様が一段落して、店の入り口近くに目をやると、

お子さんが入ってくるのが見えました。

 

小学校の高学年くらいに見えたんやけどなぁ、おとなしそうな女の子、

フックにかけてあった「ある商品」を手に取るなり

コンコンと2,3回叩きました。

 

「え、何しとるん?」と私が思った途端

その女の子、両手で商品を持って折り曲げて割ろうとしたのです。

 

あかんであかんで!

その商品、めちゃくちゃ割れやすいのです。

すぐに駆け寄って声をかけたいところでしたが、レジの前には商品を持ったお客様。

焦りに焦った私、つい普段は出ない大きな声が出ました。

「ちょっとちょっとやめて!割らんとって!」

 

ガヤガヤしていた店内は、一瞬水を打ったように静かに。

「大事なものだから丁寧に扱ってね。」と言った私の声はたぶん聞こえてないね。

私の方をちらっと見て、女の子はぴゅーっと店の外へ走っていきました。

すぐに、まるで何事もなかったように店内はまたにぎやかに、

私は「お待たせしました」とレジをうちはじめたのですが、

額に冷たい汗をかいていました(笑)

あぁ、割れなくてよかったよかった。

それにしてもあの女の子、なんだったのか・・

どのくらい固いのか確かめたかったのか・・?

 

店に立っているとたまに、

品物を壊そうとする人に遭遇します。

私も店に立ち始めて数年たち、この人達について色々と考えた結果

自分なりにこの人達に対する考えがまとまりました。

 

まず、

商品を壊そうとする人達は大きく3種類に分けられます。

①子供

②悪意のある大人

③悪意はないけど、自覚のない大人

 

①は、まぁ仕方がないですね。

親御さんがちゃんとみておくのが大前提ですが、子供のすることだから。

子供はものを作るのが得意ですが、壊すのも得意です。

 

②は、悪さされないように私が目を光らせておく以外方法はありません。

悪意のある大人が何を考えているのか、私には正直わからないし、

わかろうともしないけれど、どこに行っても悪意のある人はいるものです。

 

でも、お店に立ち始めた当時、私が一番神経をすりへらしたのは

③悪意はないけど、自覚のない大人、です。

 

具体的には、

カゴに入れてある商品を手に取って、

カゴに戻すときに投げ捨てるなど、商品の扱いがとにかく雑な人。

「大事なものなんやから、投げんとってよ!」

と言いたくなるのを何度飲み込んだかわかりません。

 

店に立ち始めた頃は、なぜそんな風に品物を扱うのか全く理解できなくて悶々としました。

大事なものなのに、どうして投げるのか。

投げたらどうなるかわからないんだろうか?

 

いろいろ試した末最近はこうするようにしています。

 

「商品の生産者のことをこんこんと話す」

 

③の人たちは、自分が雑に扱っている品物を

時間をかけて作っている人がいるということを知りません。

その品物を作るためにどんな人が、どんだけの時間をかけて

一生懸命作っているかを知りません。

その品物を破損しないように、それだけ注意して梱包しているか知りません。

そして、その品物を破損しないように、運送会社がどれだけ気を配っているか、知りません。

 

ほとんど人は、そんなこと誰に教えてもらわなくても知っているものですが、

③の人たちは、品物の背景を想像してみる力が少し弱いのだと感じます。

 

ついでに言うと私が、店の品物を大事なものだと思っていることも想像できないし、

商品を手荒に扱うとどうなるのか、ということも想像できないし、

私が「やめてくれ」と思っていることも想像できません。

悪意があるのではなく、想像してみることをしないから

商品を壊してしまうような取り扱いになってしまうのだと思います。

 

私は、あまり接客してほしくないように見える人にはなるべく話しかけないようにしていますが、全然聞きたくなさそうでも、

③の人たちには、一から十までその商品について全部説明します。

商品の背景を知れば、扱い方が変わるんじゃないかと思い実践しているわけです。

一生懸命作られた大事な品物だから、丁寧に扱ってほしいし、

それは値段の高い安いではありません。

 

そして、私の説明を聞いてくれた10人に1人くらいは、

③の人たちから抜け出してくれればいいなぁと思います。

 

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きしな屋(072-843-0141)まで。

月曜を除く10:30~17:30までの営業時間です。

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