●「もう手遅れじゃないか」
こんにちは、心理セラピストの岩崎佳子です。
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で、今日は懐かしい4年前の記事を、加筆して転載しましょう。
メルマガで「どんなことが読めるの?」っていうのをご紹介します。
こちらは、結構ショッキングな記事です。
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1972年、世界でも類がない深刻なネグレクト(育児放棄)が、日本で発見されました。
トタン小屋に、何年ものあいだ、子供が閉じ込められていました。
(画像はイメージです)
排泄のしつけもされず。
タレ流しで床をハイハイする、2人の子供。
6歳の姉と5歳の弟の身体は、完全に成長が停止。
この姉弟には、上のお姉ちゃんがいて、
食事だけは、このお姉ちゃんが運ばされていたそうですが。
発見された時、1歳の乳児にしか見えない2人の悲惨な姿に、誰もが目を疑いました。
そして、この肉体的、精神的ダメージに、誰もが思いました。
「もう手遅れじゃないか」
この姉弟は、回復しました。
それも目を見張るほど。
そこには、虐待によって破壊された人間の姿はなく、
出来ないことをひとつひとつ覚え、成長する姿がありました。
弟は、高校では運動部の部長にまでなり、
2人とも、希望する職種に就職して、自立した社会人となり、
結婚して子供も授かり、幸せな生活を送るに至りました。
…と、なんだかおとぎ話のような、幸せな結末ですが。
実は知能テストをすれば、結果は常に、平均より低かったのです。
頭の中で何かを考えることや、記憶することも苦手でした。
でも、日常の行動や学業成績は、知能テストの結果から考えられないほど良く、
言語能力を必要としない特殊な知能テストでは、
姉は、標準の上位35%に入るほどの好成績だったそうです。
このことは、何を意味するのでしょう?
育った環境に恵まれず、何かを得られなかったとしても…
それによって出来ないことがある一方で、
実は、別の能力が高められているのです。
この回復は、きわめて特殊な例かも知れません。
でも、事実なんですね。
たとえば、私たちが自分のこんなことで悩んでいるとします。
・人前に出ると、緊張して震える。
・満員電車に乗ると、パニック発作が起きる。
・異性と付き合っても、感情が不安定になって良い関係を築けない。
・自分には価値がないと思って、いつも自信が持てない。
・親から虐待を受け、自分も子供や配偶者に暴力をふるってしまう。
・幸せより不幸を選んでしまう。
でもそのような悩みを持ちながら、
それをカバーするために、私たちが伸ばしてきた能力があるはずです。
出来なかった1点を見つめて、自分の人間性を破壊するのでなく、
いつからでも、どんな状況からでも、
むしろ、後からやり直しや修正をかける方が、彩りや深みが増すかも知れません。
それは「誰かのせい」と恨む生き方を辞めて、自分で自分の人生を引き受けた時に叶います。
人間は、どんなに最悪な状況でも死滅しない発達プログラムを持っています。
本来持っているその力を、カウンセリングでは引き出すのです。
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