● 悩みを深める!

哲学は他の学問と決定的に、スタンスが違います。

それは、悩みを深めている点。

さすが、メンドクサイ人たちのすることです。


「我思う故に我あり」

って、「我思う」以外のこと疑い過ぎてるし。↓
 

デカルト

 


「神は死んだ」

だなんて、爆弾発言して価値観を突き崩したり。↓


ニーチェ

 


「『死』を求めるところに、快楽が生まれる」

って、アブナくないですか?↓



バタイユ

 


「主体(私)は、構造に規定されている。」

ってことは、この社会で私たちに自由はないの?↓

レヴィ=ストロース

 


「主体は、構造に規定されている。それは『主体の死』を意味する」
って、もう死んだことになってる。↓

バルト

 

 

はたまた、

「世界に因果論などない」
と言って、原因と結果の法則を全否定。
…ばかりか、「2+3=6」を成立させてみたり。↓


クリプキ

 


で、さんざん考えたあとに、

「人生の方法なんて、何でも構わない」
って、あきらめたの?
いや、常識を打ち破って、ますますやる気になってるようです。↓


ファイヤーアーベント

 

 

で。

こんな常識破りな好き勝手を言って、哲学者たちは結局、何を語っているのでしょう?


「我々は皆、権力の標的となってきた。その権力がもちいる方法を理解せよ。」


フーコー

 


フランシス・ベーコンの「知は力なり」は、有名な言葉ですね。

たまに、学校や塾の掲示物とかでも見かけるのですが。

フーコーは、「だから力をつけるため、学びなさい」という態度に、警告を発します。


むしろ、逆。

 

学ぶ姿勢じゃ、だめなんです。

「知」とは、絶対的な真理ではない。

意味は流動的で、その時々で変わる。

「知」は、一部の人間が「これが正しい」と一致したに過ぎない代物。


では、「力」は?

「力」とは、権力。

権力者が優しい顔をしながらコントロールする、見えない支配。


権力者が、自分のたちの「正義」や「正しさ」の観念を多数派に押し付ける、影響力。

私たちが常識と思っているものは、この権力が発したもの。

常識をたどると、権力に行き着きます。

社会の規律も。

 

異端児の排除も。

 

処罰も。

 

戦争と平和も。

 

隠れた支配で、権力が私たちを動かしています。


では、最上位の支配者って誰でしょう?

それは、言葉です。


だから哲学は、常識も、学びも、自分が出した答えさえも覆すのです。

「言葉じゃない!」と逃げたりせず。

世の中に溢れる、キャッチーな言葉に溺れたりせず。

悩みを深めるのです。

哲学は、現実を見抜いて。

黙っていないのです。


 


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