バイエルと聞くと今やピアノを習ったことのある方なら誰もが通られたあのバイエル・・
子どもには少し単調なメロディに左手がついていくというようなものです。

実はバイエルを使うのは日本くらいのもので欧米の子どもさんは全く別の教材を使って勉強しているのです。


しかしこの本、バイエルという名前になっていますが、内容はというと・・

先ほどのように想像するバイエルとはずいぶん異なっており、ドから始まる簡単な繰り返しの上で先生がメロディを弾く、というような連弾形式のものが大半をしめています。

導入期、ある程度の時間をピアノの前に座れるようになったお子さんの音楽性を伸ばし、基礎を学び楽しんでいく上で大変役に立つ教材です。

まずはじめのページには、



ピアノをはじめたばかりの生徒さんに、ドの位置を覚えてもらう歌がついていて大変分かりやすく勉強できるようになっています。

♪どんぐりさんのおうち(ドの事)~

どこでしょう~

2つのお山(真ん中の黒鍵2つのこと、ページ右上にも書いてあります)の

左側~♪

この歌を一緒に覚えて歌い、ドの位置を覚えてもらいます。

とても可愛らしい曲。

これは他の本にも登場したりする曲のようです。  

そこがドだと覚えてもらったら、そこから上にあがってドレミファソだと教えます。

この歌の2番ででてきます、そらまめさんのおうち。ここまで覚えてもらいます。

すぐに覚えられないお子さんには、こんな素敵なグッズがあります。


鍵盤と結びつけるときには、譜面台、または、また登場する五線譜ボードに付けて

どんぐりさんのど、レモンさんのれ、みかんさんのみなどと何度も言いながら覚えていきます。

これでドレミファソは完璧ですね。


次は指番号の練習。


これも歌を歌って覚えていきます。

1の指、2の指、・・

左右の指を付けたり離したりしながら覚えていきます。

歌を歌うなかで覚えられるので、楽しみながらでき、大変いいですね。


指番号は次のなかよしピアノのワークブックでもうまく覚えられるようになっているので、どちらも利用すればより定着が早いでしょう。


この教材ではこのように、
「おしゃれなペンギン」など可愛らしい挿し絵があり、ひとりで基本的な楽譜を弾いて覚えて、先生のメロディと合わせるというようになっています。

しっかりと基礎を定着させながら楽しくアンサンブルできるとてもいい教材です。


右手と左手を交互で弾く所もあり、少しずつ左手にも慣れていける事もいいところです。写真は交互ではなく、その次の段階で右手と左手を一緒に弾いているものです。

先生との連弾で楽しく学んだあとは、みぎてだけの「こいぬのマーチ」など、左手のソの伴奏だけ加えて「かっこう」「ちょうちょう」などの曲で総仕上げです。

導入期の大切な時期に、
基礎をしっかり定着させた上で、アンサンブルを楽しみ、自分でどんどん譜読みをし、ピアノ学習の幅を広げていけるように願って・・


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佐藤 恵里香