11回~別れ。そして~ | ラストレター

11回~別れ。そして~

#38 帰り道(夕方)


  美樹と一緒に帰る雅彦

  二人おのおの自転車を押している。

  雅彦「ほんでな~あいつがさぁ」

  2人の横を自転車で俊哉が横ぎる

  美樹、思わず見とれてしまう。

  雅彦「美樹さ~。まだ、俊哉のこと好きなん?」

  美樹「そんなことないよ。私、雅彦のことが好きにきまってるやん」

  雅彦「それならええよ。俺、美樹のこと信じてるから」

  美樹「うん。じゃあ私・・・

     今日、用事あるからいくね!またね!!」

  美樹、自転車で駆け抜けてく

  

#39 夜(街中)

  友広「あははっははっ」

  仲居「友君ってたまに口くさいよね!」

  友広「ごめんって!そうならそうといってや!

     俺、なきそうーやん」

  仲居「ごめん。ごめん。」

  友広が前方に何かを見つける

  友広「ちょっと!ちょっと!」

  仲居「どうしたん急に!」

もの影に隠れる2人

  

  俊哉「みーちゃん!やめろや!」

  美樹「俊ちゃん!のアホ!!」

    楽しそうに会話している。2人きりで

    すると、突然キスする2人。

    それを目の当たりのする友広と仲居


  友広「なんでなんやろ?」

  仲居「雅彦~知ってるんかな? 

     いってあげたほうがええんちゃう?」 

  友広「ええっ俺!? 言われへんわ!!」

  

 #40 

夜 雅彦部屋

    電話をしている

    雅彦「あーーそうですか?まだ帰ってないですか?

       じゃいいです」

    電話がすぐなる

    雅彦「ハイ、もしもし。」 

    電話越しに健一

    健一「もしもし、雅彦!?」

    雅彦「なんやねん。ラブコール中に」

    健一「今な実はな。友広からきいたんやけどな。」


カレンダー3月4日美樹誕生日。

       その横にプレゼントがおいてある

    

    ここからOFF 音楽のみ

必死で話す健一

怒り口調の雅彦

電話を切り 再び、受話器をとった


    雅彦「夜分遅くにすいません…。美樹さんは…。」

     『エリーゼのために』が受話器越しに聞こえてくる

    美樹「はいっ!雅彦!どうしたん?」

    雅彦「あんな~聞きたいことあるねんけど」

    ♪ミスチルの「Tomorrow never knows

    美樹「なに?」

    

    雅彦「なんでやねん?」

    

    美樹「・・・。」


    美樹「ごめんなさい」

    雅彦の目には涙が・・・

    

声「君を好きでい続けたい・・・と聞けなった」


    美樹「ごめんなさいとしかいえないよ。雅彦も好きやけど

       どうしても俊哉くんが気になってしかたないよ」

    雅彦「・・・」

    美樹「・・・」

    雅彦「しゃーないな~。分かれたらるわ!

       俊哉と幸せになってや。応援するで………」

    美樹「ごめん・・・。」

    雅彦「ごめん・・・。」

      雅彦泣き崩れる・・・。

その奥には真っ赤な夕焼け、

雅彦の泣き崩れる姿がシルエットに