たまたま目にしたんですが、アメリカで1兆ドルのインフラ支出が検討されているようで。
https://news.yahoo.co.jp/articles/15cbb44776626ea4b8d3677ae1972ff7bc9ffce5
1兆ドル!日本円にして100兆円以上ですね~。\(◎◇◎)/!う~ん、太っ腹。
では、日本はどうか、ということで公共投資の現状を調べてみました。
ちょっと古いですがその一つがこれ↓です。
出典:https://www.sato-nobuaki.jp/report/2017/20170529-002.pdf
公的資本形成とは耳慣れない言葉かもですが、公共投資の別の呼び名だそうで。
いやはや、他の国々がどんどん増やしている中、日本だけどんどん減って半分程度になってますね~。
ま、安倍政権になって少しは増やされ、今の時点では30兆円程度、上のグラフでは60くらいですか。一時期に比べると少し増えましたが1996年頃のピークに比べると少ないです。
もう一つ、別の資料を見てみましょう(これまた古いですが)。
出典:https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/reform/wg2/270828/shiryou1-2-1.pdf
公共投資/GDPの比率を比べたものです。
1996年頃は世界でもトップクラスだったようですがどんどん減って一時期は他国並み、その後安倍政権になってちょっとは増やして現在では右の方の「今この辺?」と書いてあるあたり、他国より少し多いくらい、でしょうか。
これをどう見るかは難しいところですが、一つ注意すべきことがあります。
つまり、日本が世界屈指の自然災害大国だということ。
台風や大雨はしょっちゅう来るし、地震も多い、津波も多い。
ここに載ってる国々の現状はよく知りませんが日本の方が多分自然災害多いのでは?
同程度で良いとはちょっと思えません。
更に言うなら山がちな地形だけにトンネルも多いでしょうからその維持費がかかるでしょうし、川の流れが急なだけに治水費用も余計にかかりそうです。
こう考えると余計に他国並みで良いとは到底思えなくなってきます。
1996年頃に他国に比べてダントツに高かったのはそれなりに理由があってのことかも知れません。
であれば、2003年頃~2012年頃に急激に減らしたことによる悪影響はどこかに出ている可能性が高いでしょうから手当の意味でも公共投資は増やして欲しいものです。
経済対策として有効なことはもちろん、コロナで失業者も増えているようですから失業者対策にもなりますし。
ちなみに、「財源はどうすんの?」って話になるんでしょうけど、そりゃ~やっぱり、「建設国債」でしょ~。税金で公共投資、なんてヤボなことは言いませんて!
「出すべき金はしっかり出せ」てなとこでした。