日本の遺書
久々に大宅壮一氏の「日本の遺書」を読みました
近衛文麿の事を書いた長編小説です
大宅氏の賀川豊彦氏などとの出会いが
この小説を書かしたのではないかと想像したりします
賀川は戦後、西園寺の命を受け、鉄砲州稲荷神社に
拠点をもうけ活動をしていますから
大宅氏は間接的に近衛文麿の事も伺ったのではないかと
考えたりします
この本を読むと戦後はまだまだ生きている様に思われ
再び半島からモンゴルへと
別の形で歴史は動き始める感じがするのですが
予感のような、そうでないと何か
息苦しい閉塞感が募るばかりです