この質問は日能研にお世話になっている間の3年間、何度も自分に行った質問(自問)です。
新4年生の2月から日能研に通うことにした長男。
当初は家から一番近い私立中学(偏差値50)に入るのが目標でしたので、特に日能研がどうとかも考えていませんでした。
ところが最初の公開模試で長男が偏差値65を取ってきてから、我が家の迷走が始まります。
「偏差値65?って、もしかしてスゴイんじゃないか?」
「いやいや、新4年生の最初なんて何の目安にもならないか。」
「でもYoutubeでは『割とそのまま6年までいける』って言ってるし、あながち・・・」
みたいなことが私の頭の中でグルグル。
長男も「僕は開成に行きたい」とか言い出す始末。
(この頃、小学3年生の長男が知ってる学校が『開成』だけだったことが後に判明。)
そして、その次の2回目の公開模試で偏差値70オーバー。
完全に変なテンションになり「よし、難関校を目指すぞ!!」となった我が家。
でも、それと同時に”『日能研から難関校って』大丈夫なのか?”という不安を抱えるようになりました。
日能研の合格実績を見るとSAPIXとの差は歴然でした。
なので「いくら日能研で偏差値70超でも、サピに行けば実は我が子はたいしことないんじゃないのか?」とか、
「メソッドや教材が古い」とか、「難関校向きじゃないって言われてるし」とか、
「ライバルがいない教室で3年間も頑張るのって、相当不利なんじゃないの?」etc。
「う~ん、さっさと転塾すべきか?」
「それとも、通わせるには遠いけどTMクラスに編入させてもらうべきか?」
など、いろいろ悩みました。
因みに2024年は男子御三家の合格者人数で言えば、サピは503人に対して日能研は118人でした。
開成に絞れば「262人」vs「38人」で、筑駒に至っては「98人」vs「8人」です。
この結果だけみれば日能研での「偏差値70」は安心できる数値ではありません。
(※公開模試で偏差値70だと男子順位では70~100番くらいです。)
つまり、仮にTMに編入させて偏差値70をキープできたとしても最難関に届く保証はありません。
それが『日能研の偏差値70』なのです。
でも、そんな悩みも4年生の夏休み明けの9月の公開模試で吹っ飛びます。
えええっ!理科が『偏差値50』オワタ・・・。
「最難関(開成受ける)とか言うとる場合ちゃうやん。」って、なりました。
夏期講習も通ったのに、直後の公開模試で基礎の基礎すらできていなかった長男。
『2年先のことはひとまず置いて、まずは目の前のことを頑張らせないと』って、思ったのでした。
(でも、それがあとで大きな間違いであったことに気付くのですが・・・。)