Y男の誕生日が近い。


Y「旦那の誕生日って覚えてるものかな?」

A・B「(@@)」

何を聞くんだ。。。。。。

B「そりゃ覚えてるわよ~」

Y「そんなもんかなぁ」


こいつは何をどうしたいのだ????


A「誕生日って家族に祝ってもらうんでしょ?」

Y「結婚してから祝ってもらったことなんかないよ~」

A「奥さん、何もしてくれないの?」

Y「うん」


嘘だ、おそらく嘘だ、と私たちは思う。

都合よく事実に目をつぶっているに違いない。


B「けどさ、特別なことをしなくても、旦那の好きな料理くらいは作るし、ケーキも用意するよ」

Y「ふ~ん」

A「普通さ、するよね~」

Y「してもらったことなんかないよ~」

A「結婚前は?」

Y「そりゃ、祝ってくれる人はいましたよ」

だろうね、何人かは顔も知ってるしね。

ってか~~~、何でしってるのか。。。。。


Y「その日に家にいないとマズイかなぁ?」

A「当然でしょ!」

B「いないって意味がわからない」

Y「そうかなぁ、あいつ、俺の誕生日知らないみたいだし。。」

A・B「ありえません!」


こんな男とだけは結婚したくない、と改めて心に誓う。


B「ところで、誕生日に何処へ行こうとしてるの?」

Y「え、」

A「オネーチャンに呼ばれてるんだ???」

Y「だってケーキ作るっていうからさ。」


きっと昔は奥さんもケーキの2つも焼いたに違いない。

どこで道を間違えたんだ、Y男!


B「けど、店でケーキ渡されてもねっぇ~」

Y「…(*~~*)」

A「店じゃないんだ。。。。。」

Y「店だよ~」


なんて奴だ。。

だが、Y男は忘れている。

そのケーキは今まで君が店に落としてきたお金で作られているんだ。

タダじゃない、そして、愛もないに違いない。

あったら、大変じゃないか。。。。


そんな私たちの心配な視線も向こうにいるY男の心は

もうオネーチャンの作るケーキのデコレーションに向かっているみたいだ。

おばさんコンビは目を合わせて深いため息。


Y男、クリスマスは家族で過ごすんだぞ。。