美術館 「えき」 KYOTO で開催中の イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき に行ってきました。
ガラス製の食器で有名なブランド、イッタラ。
我が家には1点もありませんが、ガラス製品は大好きなので養分を頂きに見に行ってきました
名前の由来は創業地のイッタラ村だそうです。
優れたデザイナーと建築家たちによるデザイン性と、生活用品としての機能性を兼ね備えたガラス製品の企業として大きく発展してきました。
創業初期から日常生活で使用できる汎用性の高いシンプルさと、積み重ねて収納できる機能性など、利用者の視点を大切にデザインされてきたそうです。
有名所としては、水玉模様のカステルヘルミでしょうか。
最初の写真がそうです。
美術展入口前に、こんな感じ
で照明のオブジェとして設置されていました。
イッタラの美しいカラーバリエーションも見られてとても素敵です
後は波紋をイメージしたアイノ・アアルトシリーズ。
こちらは写真を撮れなかったので、公式ショップから画像をお借りしました。
沢山あるガラスの色も素敵で、厚みによって色の見え方が異なるので、色サンプルは3段の階段状になっていました。
アイノ・アアルトシリーズのように、単品で見ても色の濃淡が素敵に見えるシリーズもあれば、イッタラ特有の積み重ね収納によって色の濃淡が見えるものもあり、あらゆるところにデザイン性を備えられるよう気を配ってデザインされている所も素敵でした。
他にも沢山のシリーズの展示がありましたが、ほとんど写真に撮れず
残念です
技術的な面の説明も面白かったです。
専任の職人が制作している成形などに使用される道具や、現在も使用されている木型の展示もありました。
また、様々な模様の鳥さんが可愛いバード バイ トイッカの制作中VTRがあって、魅入ってしまいました。
複雑な模様も職人さんの手に掛かれば、スイスイのス～イ、で出来てしまいます
くちばしもチョイッとつまんでスッと引けば、綺麗な曲線が現れる。
魔法か
と言う感じで出来上がった鳥さんたち
凄くたくさん種類がありましたが、私が気に入ったのは、こちらのシックめな鳥さん
左
のツートンも素敵だし、細いライン模様
のスケルトンも綺麗
と、歴史と共に沢山のシリーズや広告まで、魅力的な展示モリモリでした。
そんな中で特に凄いなと思ったのが、フィンランドの考え方。
戦後、海外に向けて何を輸出するか考えたフィンランドは、イッタラの製品や建築など、優れたデザインを世界への売りとして押し出したそうです。
品物は勿論ですが、モノではないデザインそのものを自分の国の売りとして輸出するって、凄くカッコイイ考え方
日本はモノづくりを得意として優れた商品を世界に販売してきましたが、今、転換点に来ているように思います。
フィンランドの考え方はとても参考になると思うので、見習えたらいいですね～
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