佐川美術館 で開催中の ガウディとサグラダ・ファミリア展 に行ってきました。
記事にするのが前後してしまいましたが、11月の後半に行きました。
美術館のWebサイトに、来場者が多いから必ず予約して来てくださいと案内がありました。
当日車で行くと、美術館への入り口で警備員さんに第2駐車場に行くようにと。
え 第2駐車場
これまで駐車場が一杯だったことなんてなかったので、存在自体知りません
場所を聞くと、美術館前の通りを少し戻った所だとの事。
車を止めて戻ってくると、ツアーの団体さんがゲートの前に集合している所。
ヤバい
あの団体に巻き込まれたら、混み混みの中を見て回ることになる
ゲートを通ったのはほぼ同時でしたが、美術館の入り口まで結構長いので、その間を早歩きして、団体さんのちょっと前に入ることが出来ました。
でも結局、他の団体さんもいたみたいで、それなりに混んでましたけどね
観光バス、3台くらい止まっていたんですよ。
さて、肝心の展示です。
初めのコーナーでは、ガウディが建築を学び始めた頃に参照していた本や、本人が建築士としての資格を取るために作成した設計図などが展示されていました。
新しいものは過去にあったものから生まれる、との考えがあったそうで、ゴシック建築についての資料や、スペインの文化に大きな影響を与えたイスラム建築についての資料もありました。
故郷のカタルーニャ地方の風土についても深く向き合って、自分のスタイルを築いたことが分かります。
グエル公園の破砕タイルによるモザイクの一部、カサ・ミラやカサ・バッリョで使われた家具も素敵でした。
展示の中心となるサグラダ・ファミリアについては、建築の歴史や、各部分の詳細な技法、試作などが豊富にありました。
140年も作り続けてまだ完成していないなんて、毎日どんな作業をしているのかと、疑問に思っていました。
実際に見に行ったこともあって、そのスケールの壮大さは分かっていますが、普通の感覚だと一つの建築物にそれだけの年月をかけると言うのは理解できません。
が、今回の展示を見て、これは完成しないわ と実感しました。
ありとあらゆる部分に模型を作り、更にその細部の為に模型を作り、その上その中の一つの模様のために模型を作り。
時間も掛かりますが、お金もかかったようで、資金不足で何度も計画がとん挫しそうになったそうです。
ガウディが亡くなった後、爆撃で様々な資料が無くなってしまったり。
技術的にもどうすれば作れるのか分からなくて、コンピュータが導入されてようやく可能になった部分もあったそう。
沢山の模型の中で一番面白いと思ったのは、サグラダ・ファミリアの沢山の尖塔をどうデザインしたのかと言う所。
天井から鎖を吊るして、重力で自然に出来たカーブを下に置いた鏡に映し、それを尖塔のデザインにしていたんです。
シャンデリアを下に置いた鏡に映した感じです。
複雑で、規則的。
なのに無機質な感じがしないのは、自然の重力を使った形だったからなのかなと思いました。
他にも私が苦手な数学を使った形の作り方の説明なんかもありました
建築家って、数学者でもあるんだな~と、げっそりしました
写真はNGだったのがとても残念でした。
人も多かったので、写真OKだったらもっと見にくかったでしょうから、仕方ないですね。
かなり前から開催していた美術展ですが、そろそろ終了。
もっと早くに記事にしておくべきでした
12/19からは名古屋で開催されるようです。
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