私のバレエ歴 バレエを観ること | のりえのブログ 私のバレエ歴

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バレエのこと。
これまで出会ったすべての先生、関わってくださった方に感謝して、この記事を書きます。

バレエを観ること

 

 

 

 

 

最近、新たな踊りに触れた。

 

 

新たなと言っても、バレエの元となった踊り。

 

 

その踊りを教えてくださった先生はその踊りに関するあらゆることを知っている。

 

 

私は歴史的なこととか作品とかには全然知識が無い。。

 

 

だから、

この踊りの呼び方や内容も、適当に説明してはいけないと思っているから、

 

この踊りに触れて、改めてはっきりした自分の感覚について書こうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

最近その踊りに触れたきっかけは、以前から繋がりのあったバレエの先生にある動画を見せてもらったからだ。

 

それはネット上にも出ていて、誰でも見れるものだった。

 

 

実は20代の時に今とは別の先生にこの踊りを習ったのだけど、

 

あまり別の感覚は無かったし、まだまだクラシックバレエの方に頭があったから、その一度で終わっていた。

 

 

 

 

 

 

見せてもらったその動画はどこかのショッピングモールの催しで、

 

客席もあるが買い物客が横切っていくような場所で行われていた。

 

 

動画は客席の上の方から撮影されていて、

 

ダンサーと同じ目線にいる買い物客が立ち止まって見ていたり、スマホで踊りを撮影している様子も映っていた。

 

 

私はそれを見た時、

 

「これって、バレエよりも、バレエを知らない一般の人も見れる踊りかもしれない」

 

と思ったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

バレエは動きが派手で、表現の仕方がとても大きい。

 

 

古典作品は特にポーズを要所要所ではっきりと決め、脚を高く上げたり、すばやい脚さばきや高い跳躍や回転も見せる。

 

 

決まった腕のポジションもしっかりとある。

 

そのポジションの1つ1つを丁寧に通ったり、伸びやかな腕の運びは美しい。

 

 

バレエダンサーの洗練された身体で頭の先から手先やつま先まで意識の行き届いた表現は、観客の心に何かを与える。

 

 

 

 

バレエはやっぱり綺麗で好きだ。

 

 

 

だけど私はバレエダンサーが踊る姿を観るのは好きなのに、

 

最近、古典作品や演技する作品を観ることがあまり好きではないことに気付いた。

 

 

 

いや、

本当はずっと前から好きではなかったかもしれない。

 

 

 

 

 

なんとなく、

 

「演技をしている」「表現をしている」ことが不自然に感じて仕方ない。

 

 

 

 

もちろん全てにそう感じるわけではなくて、

 

好きなダンサーの演じるジゼルは何度も何度も見返した。

 

演技も踊りも大好きだ。

 

 

 

だから結局は見る側の好みやダンサーの質によるのかもしれないけれど。。

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、バレエの動作に嘘が無ければ、まずそれだけで美しいと思えるのではないだろうか。

 

 

感情、ダンサーの気持ちはもちろんあるべきだけど、演劇的なバレエは無くても良いような気がしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私がある程度大人になって決めていたことは、

 

「自分の今ある範囲を無理して超えない」ということだった。

 

 

だからその時に出来ることだけをやるようにした。

 

オープンクラスに行くと皆ピルエットは2回転以上はしようとするけど、

先生が回転に重きを置いていない時、コントロールして回れるという確信が無いときは、1回転を確実に目指すかルルベだけにすることもあった。

 

 

単純に身体が硬いからではあるけれど、アラベスクも脚の高さを優先することはやめていた。

 

 

 

もっと小さな、見えない部分を大事にしたかった。

 

 

 

 

 

ちょっと話が外れたけど、、

 

 

そう。

 

 

 

その新たに触れた踊りは、会話のようにも見える。

 

 

踊っているのだけど、会話を楽しんでいる人たちを眺めているような気分になるのだ。

 

 

 

クラシックバレエほどのわかりやすい動きや技も無いのだけど、

 

踊りをそういう風に観てもらえた方が、

 

私は嬉しいと思った。

 

 

 

 

 

 

これが、バレエよりもバレエを知らない一般の人が観れるかもしれない、と思った理由だ。

 

 

 

 

 

 

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