大阪が2025年に、東京の五輪に対抗するように、再びの万博開催を目論んでいるようだが、前回のEXPO70のテーマを覚えてらっしゃる方は、かなり記憶力の達人でしょうかね。

 

「人類の進歩と調和」でしたね。

しかし、この頃最近のニュースは、日本だけではなく世界中が、

世界は「進歩」や「調和」とは逆の方向へ行ってるように見える。

特に日本では安倍政権になって、酷いもので、せっかくのあの大戦からの教訓で(日本史上最大の負の遺産である)、今後日本は平和の基に二度と戦争を起こさず、起こさせられないように「平和憲法という第九条」ができたはずですが、再び戦争が出来るかのように軍備を整えつつある自衛隊を憲法の条文に載せるという危険極まりない話になってきている。

 

考えてください。日米同盟によって、日本を守ってくださるという戦後の日本に、警察予備隊として発足した自衛隊の前身が、

自民党政権によって拡大解釈の上に、拡大解釈されて、強引に進めてきた結果ではありませんかね。

「核は日本に持ち込ませない」と言いながら、実際は秘密裏に持ち込まれていたことも明るみになり、全て国民の目をごまかしてきた結果でしょうが。

 

かつては世界中に「壁」がありました。敵からの攻撃に対する防御施設であると同時に、人々を分断する存在でもあります。

争いがなくなり、防御の必要が悪なる度に「壁」は消え、あるいは機能を失っていった。分断されていた人々が交わり、一緒になるときには邪魔になるだけです。

現代ならば、「(ドイツ)ベルリンの壁」が思い出されるでしょう。

 

「壁」は「分断」の象徴、それを一つ一つ崩していくこと、「統合」へと進むことが世界の「進歩と調和」であったはずです。

 

しかしながら、米国のトランプ大統領は「「新しい壁」をメキシコとの国境に造る計画こそ、愚かな考えで、「退歩と不調和」の代表格でしょう。最も酷いのはイスラエルのエルサレムにも「壁」を造られて、パレスチナとの紛争が何千年も続いています。

トランプ氏は、米国大使館をエルサレムに移すと発表したのですから、多くの国が批判したのも当然ですが、

 

その裏には、米紙によれば、巨額の献金者である親イスラエルの「カジノ王」(日本でも最近、「カジノ法案が焦点)からの圧力が影響したというのですからね・・・。(これこそ、政治をカネで動かす見本でしょう)

 

これは3月25日の東京新聞社説からを参考に記述したものです。