ふるさとの 病める人の支えになりたいと

都会で学んだ 学生時代

都会育ちの あなたと巡り逢ったのも

その頃でした

にぎやかな街の 二人の時間は

わたしの青春のすべてでした

情熱と慎みの狭間で 心は揺らいだまま

四年の歳月は 瞬く間に流れました

 

浅みどりの季節のなかを あずさが走り出す

アルプスが二つ見えるふるさとにわたしは帰ります

目を閉じて 二人の大切な景色のなかに

あなたの笑顔を もう一度記憶する

 

あれからながい歳月が過ぎ

再び会うことのなかった あなたとわたし

別れの日 都会で生きるあなたは

アルプスが二つ見えるわたしの町を

好きだと云ってくれた 忘れない

 

病める人の支えになる道は

苦労の連続でした 使命と役目を果たし

わたしは 人生をこの町で走り終えた

 

あなたが好きと云ってくれた

アルプスが二つ見える町で

今もしずかに暮らしています