学校の生徒会では予算管理が行われます。
私の場合は生徒総会という全生徒参加の
株主総会みたいな場があり、
部活動やイベント活動の予算や支出や決算が
報告されました。

私はそこで初めてバランスシート
というものを知りました。

どのみち限られた予算から
支出しなければいけないなら
最終的に黒字かどうかだけ
把握すれば良いのではと
考えたこともありますが、
バランスシートで収入と支出を併記してみると

・誰かの収入は誰かの支出

・誰かの収入増は誰かの支出増
・誰かの純資産増は誰かの純負債増


という考えてみれば当たり前の

事実に気づきました。



それを政府に当てはめてみると、

政府の国債発行は政府の負債増加であり、

それはつまり債権者である国民の

純資産の増加を意味します。

 

コロナで雀の涙とは言え

10万円の給付がありましたが、

それはつまり

政府の国債発行で10万円給付が行われ

国民の純資産(預金残高)が一人当たり

10万円増えたことになります。


実際には給付を受けられない人がいたり

お友達企業の中抜きだらけだったり

そもそも10万ぽっちでは全く足りない

という問題はありますが、

ともかく政府の負債増加が

国民の純資産の増加に貢献するのです。



「誰かの赤字は誰かの黒字」

なのです。

誰かが赤字を増やせば誰かの黒字が増え、

誰かが赤字を減らせば誰かの黒字が減るのです。