よく「アメリカンドリーム」と言いますが、
最近は「ジャパニーズドリーム」
という言葉も目にします。

一獲千金、成功して一気に楽になることを
意味するのだと思います。

ですが実態は全くドリームではありません。
新自由主義で
政治家や大企業など権力者が癒着し、
人々の生活をビジネスの餌にして
人々を困窮させた挙句、
その貧困を自己責任に押しつけて
過当競争に追いやっているのです。

一定の大きさのパイ生地のうち、
権力者が癒着によって取り分を増やし、
人々がしわ寄せを食って
椅子取りゲームを強いられているのです。

成功すればドリームなのではなく、
成功しなければ貧困
そして死が待っているのです。


真にあるべき社会とは、
パイを奪い合い
人々を死に追いやる社会ではなく、
皆に十分な量のパイが行き渡るように
パイを大きくする社会です。

パイを大きくせずに
自らの取り分だけを増やし、
他の人々を死に追いやるのは
自分勝手どころか殺人です。
人としてあるまじき行為です。