「火のないところに煙は立たない」
とは言いますが、
私はそれは全くもって間違っていると思います。

なぜなら、噂が広まっていく過程で
事実として扱われるというケースを
何度も見てきたからです。
この現象が心理学でどういう風に
呼ばれるのかが気になりますが、
それはともかく、
このような環境では
誰かが悪意を持って流したデマも
流れ流れて事実のようになってしまいます。
火の無いところに煙が立つのです。


数学では証明できる事実を命題、
真偽不明の推論を仮説と呼んで区別しますが、
このように
噂や仮定、仮説、想像等と
事実は分けて考えなければなりません。
でなければ何が事実で何が事実でないかが
有耶無耶になって何も話になりません。

噂と事実を区別して考えると共に、
伝える側も意識的に区別して
伝えなければなりません。