緊縮は国債を「国の借金」として
家計簿感覚で国家経済を考え、
支出を極限まで切り詰めようとする
考え方です。

また、新自由主義は国の役割を小さくして
何もかも民営化、人モノ金の移動を自由にして
ビジネスに全てを委ねるという考え方です。


緊縮と新自由主義はセットで行われます。

緊縮財政で政府が支出を減らし
税や保険の国民負担を増やすと
当然ながら人々は困窮します。
困窮した人々は何よりも安さと目先の収入に
目がくらみ、安い商品を優先して選び、
とりあえず収入が得られれば良いと
仕事を選んでいられなくなります。

その結果、利益最優先でコストカットだらけの
ビジネスが蔓延し、
低品質な商品や有害な商品、
危険な仕事や不安定な労働を
選択せざるを得なくなるのです。


反緊縮で人々が豊かになれば
新自由主義なビジネスは誰も選択しませんし、
緊縮の中では健全なビジネスは
デフレスパイラルに呑まれて潰れてしまいます。

緊縮と新自由主義がセットで行われ、
反緊縮と反新自由主義もまたセットなのです。



最近、維新が消費税8%など反緊縮のフリを
していますが、これはフリだけで、
ホームページや政治家の言動を見れば
「身を切る改革」
「スリム化」
「財政健全化」
「民営化」
などバリバリの緊縮&新自由主義
であることが分かります。

そもそも8%などと言っている時点で論外で
消費税は0しかあり得ませんし、
民営化や独立法人化等の新自由主義な政策は
反緊縮ならば不要どころか
やってはならない政策です。
何より公務員を削減し非正規労働を増やし
病院や保健所を縮小しベッドを減らし、
コロナの最中でも
野党の「自粛と補償はセット」という要求を
拒み続けたのが与党とそして維新なのです。

その影響で大阪はコロナの検査もろくにできず、
病院はパンクし、づぼらやは潰れ、
給付金10万も3%しか届いていません。
やったことは大量の中古雨がっぱ(ゴミ)と
太陽の塔の電飾(無意味)、
そして大阪モデル(無根拠なガバガバ基準)と
テレビ出演(イメージ戦略)です。

全てを放置して都構想にひた走っています。


やっていることは緊縮と新自由主義であり、
自民や公明と全く同じなのです。