更新原稿

      古都のブログ小説 京の鐘987

 

 

 

 一行が大鳥居を潜る頃に、手配してある志乃姫たちが

 車に乗り込み、

 その他の者は用意したバスに乗り込み、一路、知恩院へ

 向かう。

 

 

 

 これより先に、200人ほどの舞姫たちを知恩院へ向かわせ

 ておく。

 

 

 

 平安神宮からの一行が到着前から知恩院の三門内では、

 既に、切紙の舞手が、おわらを舞っている。

 

 

 

 これらの映像は生で放送させる。

 

 

 

 姫たちの車は山門横の道から知恩院の本堂へと入る。

 ここで、幹部一行は暫しの休息をとる。

 

 

 

 この間、

 三門内では道路側へ向かって舞っていた舞姫たちが、境内

 へ向きを変え、おわらを舞い続ける。

 これを見る石段を有料席として、座らせ、元気のよい者

 たちに舞わせる。

 ただ、無料も考慮の一つだ。

 

 

 

 演目の中には一人舞もあっても良いこととする。

 それなら、頑張って舞う者もでる能性がある。

 

 

 

 ただ、休息を終えた一行は本堂にて奉納舞を披露へ移る。

 

 

 

 志乃は車の中で、暫く静養して後、快復が確かめれば、

 本堂へ入る。

 

 

 

 本堂を埋めた檀信徒らに求められ、志乃の了解を

 得たなら、今一度、穂香、奈菜、小夜を引きつれ、おわら

 の4人舞いを披露する。

 

 

 

 こうして、一連の流れを見たうえで、最期は清水へ車を

 走らせる。

 

 

 

 清水では灯りをつけている茶店の参道ではおわらの

 街ながしで、山門前に入る。

 

 

 

 ここで、組長に各班長と副班長らを二組に分け、左右から

 舞踊りながら中央で交錯し、

 一人、一人が互いに相手側へ入り込み、綾をつくり

 山門前を美しく彩る。

 

 

 

 除夜の鐘の音もバックに舞うおわらは一段と華麗に見え、

 姫がいなくても、場を持たせることが出来れば、

 最高、さもなくても、付き添って来た観衆の満足を得る

 ことは間違いないと思う。

 

 

 

 秋山の想定外の思い切った案を聞き入っていた者も、

 メモを取るのも忘れ、ひたすら聞き入っていた。

 

 

 

 室長が小首を傾げ、このまま続けるべきか、

 一度は間をおいて、問いかけを待つべきかとの思いが

 募り、秋山の顔を色を伺った。

 

 

 

「早口で一気に思うままを語り続けたが、未だ大丈夫か」

 一同に問いかけた。

 

 

 

 声が無く、秋山は最後ま語りつくそうと決め、コップの

 水で口を濯ぎ、語り始めた。

 

 

 

「この清水がおわらの舞い納めになるが、多分、皆が相当

 疲れていると思うのと、

 始めから追っかけをしてる者にも、何か新しい企画を

 持ち出すか、思案のしどころだが、私は少し大胆な、

 ある出し物を考えているが、

 その前に君たちに何か新しい出し物を考えているなら、

 それを先に聞くが・・」

 秋山はほっと安堵の色を見せた。

 

 

     古都の徒然 知恩院の三門の謎・・

 

 

 実は先ほど9時35分まで、

 あらたな原稿の記事のアップすべきところ、

 昨日の原稿を再度アップしてしまい大変失礼しました

 (__)。

 

 

 今日は少し、古都の徒然を借りて、

 小説 京の鐘の、この先の展開を紹介してみようかと

 思って‥(笑)

 

 

 すべてではありませんが許せる範囲で、書いてますね

 

 

 来週はこの知恩院から舞台を清水寺へ移して、新たな

 流れをお見せるつもりです(笑)

 

 

 その前に少し前回まで書いていた知恩院の事を今少し

 紹介しますと、

 浄土宗の総本山で国宝の三門は徳川初期に建立された

 壮大さに驚く方がいるかと思います。

 

 

 この三門の高さがなんと24mと、幅50mと日本一の

 巨大な三門なのです。

 

 

 ところで、知恩院だけ寺の門を三門といいますが、

 他の宗派でみな山門と書きますので

 少し違和感があるかと思います。

 

 

 これは空門・無双門・無願門という悟りに通ずる三門

 から来たものなのです。

 

 

 また、この知恩院には7不思議があって、訪れると

 その謎を

 解くのが楽しみになるかと思いますよ(笑)

 

 

 そして、来週からは京都の一番人気の清水を舞台に

 ドラマが展開されます。

 

 

 その新たなものとは・・顔を出す人が二人いることです。

 そして

 新たな舞が披露されるのも・・なのです(笑)

 

 

 また、

 志乃姫が重い病に陥ると素早く‥人が現れて、この窮地を

 救うのです・・

 

 

 では、来週まで楽しみに、お待ちくださいね!(^^)!。