古都のブログ小説 京の鐘984   

 

 

  

 秋山が前説の室長の説明に加え、

「これから話す企画はもう既に撮ってある駒を全て来春まで 

 留め置きし、これから言う企画に全面変更して、

 新たに番組編成の変更考えようとする大胆な方針転換だ。

 

 

 

 勿論、誰もが初めて目にするものだから、即座に、

 頷けないとする者が多くいるのも、当然の成り行きだ。

 なので、無理押しはしないつもりだ。私に遠慮することは

 無い」

 具体的な番組作りの内容をプリントした第一企画案を

 秋山の秘書たちが、朝から動員されて、作ったものを配布

 した。

 

 

 

 一同、黙読し始めると、声を偲んで見つめる者や、

 意味のない作文として、斜め読みでレジメを閉じる者な

 ど、それぞれの旗色が分かる仕草を見て、

 秋山は俄然、やる気が出て来た。

 

 

 

 本来なら、同意する者が多ければ、やる気が出るものだ

 が、秋山はむしろ、無視する奴らが多ければ、

 多いほど、やる気が出る気質なので、何気に椅子を引き

 寄せた。

 

 

 

 その秋山の仕草に、強いやり遂げる気構えが感じられた。

 

 

 

 室長が出席者からの意見を求め、始めに企画制作担当に

 振った。

 

 

 

 秋山より、一回り年嵩の男が苦渋に満ちた面持ちを隠さず

 口火を切った。

 

 

 

「未だ、正確には具体的な内容を把握しておらず、常務の

 お言葉では御座いますが、これらは二つの意味で、

 失敗は許されず、年末年始、社員を総動員させての制作に

 は、聊かの無理があろうかと・・」 

 口を濁した。

 

 

 

 秋山には分かり切った発言で、意を介さず続きを促した。

 

 

 

「何より、この企画変更案では、製作費の概算が出来ず、

 更に、関係各位からの同意が取れるものか、

 どうかになるものかと」

 言葉尻が濁って小さくなった。

 

 

 

「他には・・」

 室長が全体へ問いかけた。

 

 

 

 報道から

「これは報道とは言っても、主体はあくまで企画製作が優先

 先するものと」

 障りのないよう口を濁らせた。

 

 

 

「他には・・」

 苛立つ室長が声で急かせた。

 

 

 

「私の方は、この企画は次期的には確かに無理はあります

 が、社を上げての制作なら、全社員の力の集成で、

 遣り甲斐の

 あるものに、なろうかと推察されます。

 私はこの企画に、乗ってみたいと思います。

 やれば、必ず、秋山常務の企画なら、紅白を上回る

 視聴率を大幅に

 アップさせる可能性が高いと推察します」

 テレビ部、ラジオ部が揃って賛意を示した。

 

 

 

「ちょっと待ってください。今まで、かき集めて来たCMに

 協力されているスポンサーの皆様に、

 どう説明すればよいか、戸惑うばかりで・・」

 営業が泣きを入れた。

 

 

 

「これまで撮って来たテープ、いつ、オンエアされるのかも

 知りたいし・・」

 撮影部からも泣きに似た悲鳴が上がった。 

 

 

 

    古都の徒然 大谷君の英会話力が(#^^#)

 

 

 

   3日連続で、飽きていると思いますが・・つい

 あの大谷選手の英会話力がかなりあるので、何故、

 インターには通訳を入れるのか・・と

 

 

 先日、何の番組を見ていたのか、大谷選手が

 外人相手に気楽に英会話を楽しんでいるのを見て、

 驚いたもので・・

 

 

 あれなら、普通のインターでも、応えられると思うの

 ですが

 誰か理由を知っている方いますかね。

 

 

 それと、あんなに流暢に話しているのですから

 ロスの名誉市民になった時の挨拶では

 なんと、ペーパーを見ながらのお礼では、もったいない

 気がしたので・・

 不思議だなーっと‥(笑)

 

 

 そして、昨日もまた、23号のホームランを打って、

 これまでの

 好機に弱いとの悪評を一気に崩してくれてホットした

 ものですが、

 それならなおの事、ここらで、

 普通の英会話を聞かせてくれると嬉しいのですが(#^^#)

 

 

 それと、いつも軽いノリが気になって・・

 もっと、しっかりして、選手同士の付き合いをすれば

 良いのにと思うのですが‥どうでしょうね。

 

 

 でも、今は6月に入るのまでの酷い記録が塗り替えられて

 良かったです。

 

 

 野球選手に限らず、記録が立場を重くしてくれるので、

 久しぶりに

 年間46本のホームランを目指して頑張って

 欲しいですね。

 

 

 だって、彼はそれを、できる人なんだから・・(#^^#)

 頑張れ!

  大谷君!