古都のブログ小説 京の鐘979

 

 

 志乃の顔を見るなり、

「いや、まいったよ・・」

 と、言って顔をくしゃしくゃにして、半泣きのまま、

 手をとり、

「聞きしに勝る旨さで、完全に惹き込まれてしまい、

 最後には、皆が私の泣き顔を観ようと近寄ってきて・・」

 ナースたちの顔を見てから

「なんて人たちだ。君らは大人の女ではないよ。本当に失礼

 な奴ばかりで、今度センター長にあったら、

 あんなマナーの無いのは何処か可笑しいよと‥言って

 やるからな」

 と、すごんで見せたが、誰も怯える者もなく、

 話はそこで終わった。

 

 

 

 穂香が間隙を縫って、素早く口を差した。

 

 

 

「せんせ、ここのナース達は頭おかしいのばっかりや。

 こないな女子を相手にして、お仕事されているのは、

 辛いと思うわ。わしなんか、毎日、泣かされているわ。

 ほんま気の毒やなー」

 遠慮のないお国言葉に若い担当医が穂香の手を取って、

「よう、言いにくいこと言ってくれて、ありがと・・

 私の気持ちを分かって貰えるのは君だけだ」

 肩を躍らせ、本気で喜んだ。

 

 

 

「せんせ、そないなことになるまで、うちの拙い舞を

 御覧頂き、ほんまに有難うございます。

 うちも、せんせのような優しいお方が一番好きどす」

 志乃の素の言葉に、

 また、目に熱いものを浮かべた医師が何度も頭を下げた。

 

 

 

 志乃も言葉に詰まり、目を赤く染めた。

 

 

 

「私からもお礼を申します。せんせのような暖かい

 心配りは、志乃君だけでなく、

 若い女の子らは人の優しさに弱いんですよ。

 私たちは、そうした皆様の手で、元気をもらっている

 のですから・・」

 秋山の一言で、ナースたちもすっかりしおれて、

 言葉を失っていた。

 

 

 

 多分、ナースたちは若手の医師を軽く笑って、

 冷やかしたただけなので、

 よもやこんなことになるなんて、予想もしなかったので、 

 どうしていいや、わからなかったのが本音であろう。

 

 

 

 秋山はこの後、これからのことを話合う為、自分の部屋へ

 志乃たちを引き連れて向かって行った。

 

 

 

 そこで、秋山が自分は今夜、一人で明日のラジオと

 テレビの大きな枠作りに入るので残るが、

 志乃たちは京都へ帰った方がいいのではと話しかけると、

「うちらもそう思っていました。志乃ちゃんもいいよね」

 小夜が率先して皆の思いを告げた。

 

 

      古都の徒然 コロナ感染数が・・

 

 

 今年のコロナの感染者数が既に13000人に達している

 とか・・

 これが本当なら、

 未だ安心できる環境ではありませんね。

 

 

 私はこの三年間は毎日マスクは外さず外出していますが、

 それで、勿論、大丈夫だとは思っていません。

 

 

 注意している方が気が楽ですので・・(笑)

 

 

 でも、ほんとは、この先、熱くなってくると、外したく

 なるのですが、

 毎年、我慢しているのです‥(-_-;)

 

 

 何と言っても、自分が発病する程度なら、まだ救いは

 ありますが、

 万一、

 他人に感染させたとすると、身の置きどころが無く、

 正常に回復しても嬉しくはありませんし・・( ;∀;)

 

 

 この為に、マスクでもかけて感染防止に努めている

 ので・・

 でも、

 マスクで本当に感染防止が可能なのか否かはと・・・

 もしやとの思いもあって、

 不安ですし・・

 

 

 それにつけても、厄介な感染症ですね。

 

 

 今は体温は常に正常で,咳などもなく、コロナの感染に

 怯えることはありませんが、

 先日の37.2℃の微熱でも嫌でしたから・・・(笑)

 

 

 そんな時は私の町医師の言葉に勇気づけられています。

 

 

 彼はコロナ全盛期に、微熱が出て、コロナの感染の

 危惧はありませんかとの

 問いに、感染者の体温が微熱なら、

 感染は未だ考えられませんが、その後の推移を見て

 今一度

 感染の有無を検査する方がいいでしょう・・と

 

 

 幸い、

 あれは知恵熱みたいで感染の恐怖で微熱が出たみたいで

 その後も、

 一度も感染の記録はありませんでしたので、

 ほッ(*^_^*)

 

 

 それにしても、コロナはいつまで続くのでしょうね。

 街には、マスク無しの人ばかりが

 目立ちますが、あれで本当に良いのかな・・とも

 

 

 修学旅行中の中学生らはマスク派もいますが

 高校生らは全く着用している子を見たことがありません。

 

 

 私は病院へ行く機会が多いので、待合室は全員、

 マスクを着用しています。

 

 

 診察室も全員がマスク姿なので、

 病院があの調子なら、院内は大丈夫と信じていかも

 知れませんね。

 

 

 病院から発病者が出ると‥もう完全にアウトですから。

 

 

 今は早く、感染者0の日が来ることを祈るばかりです。