古都のブログ小説 京の鐘954

 

 

「早速ですが、持って来た着物を御覧ください。サイズの

 調整は着付けの段階で簡単にできますので、

 長さはあまり気を遣わなくても関係なく・・」

 都連幹事の本橋聡子からの言葉で、全員が立ち上がり、

 広げられた、

 おわらの刺繍入りの豪華な着物を手にして囁き合った。

 

 

 

「あの・・せんせ、着物にあった帯はございますか。

  今絞めているものに、あっていれば、そのままで良いので

  すが・・」

 小夜の言葉に弾みが付いて、

「草履も今のままで宜しいでしょうか」

 奈菜も不安そうに問いかけた。

 

 

 

「どちらも大丈夫ですよ」

 年配の女性が素早くこれに応じた。

 

 

 

「そうですよね。失礼しました。」

 奈菜が素早く頭を垂れて詫びた。

 

 

 

「奈菜さんですよね。」

 

「はい、そうですが・・」

 

「そのように、ちょっとしたことで、態々詫びられては

 こちらが困ります。余り、遠慮されないでくださいね」

 

「お心遣い、有難うございます」

 志乃が初めて口を利いた。

 

 

 

 都連の幹事が慌てて

「そんな、志乃姫様に詫びられては、私たちもう口が利け

  なくなりますので、どうか、お平らに願いますね」

 姫様と言われた志乃が身を捩って困惑の表情を隠さず、

「せんせ、なんとか言うて・・」

 秋山に縋った。

 

 

 

「志乃姫と言うのは、番組の中でのことで、諸先輩の

  お姐さんたちから気を遣ってもらうつもりではないのです

   よ」

 

 

 

「ですが、わたしら、もう、みんな姫様と呼び合っている

   のですよ。志乃さんは姫様がぴったりの似合った

   敬称かと思いますから」

 他の役員.たちも大きく肯き、引き下がろうとしない。

 

 

 

 秋山も頭を掻いて、志乃に受け入れろとの意味で顎を

   しゃくった。 

挿し口を挟み、笑いの中で話を元に戻した。

 

 

 

「先生、お着物、一緒に見て下さいませんか」

 小夜が秋山をさり気に誘った。

 

 

 

「そうか、じゃ、誰がどの着物を好きか、皆で話し合って

   みなさい」「都連の皆様から、参考のご意見を頂ければ

   助かりますが・・」

 小夜が次々と話を回し、その場をしっかり纏めていた。

 

 

 

 次いで、

   本橋幹事が役員各自が持ち寄った着物を広げ、

   素材や絵柄の色合いなどを簡略に

   説明した。

 

 

            古都の徒然 古い唄なんて・・

 

 

 今日は少し遊び心で少し書いてみようかと‥(笑)

 

 

 朝日新聞の土曜版で、アンケート調査結果が出ていて

 今週はなんと、あなたは演歌好きですか

 との質問で、

 (この質問が古いよね)

 好きな人が55% いいえが 45%sと少し好きな方が

 多かったのですが・・(#^^#)

 

 

 でもね

 これにはいくつかの問題があって、

 抑々新聞を取っている方が、近年、減少傾向に歯止めが

 かからず・・

 

 

 20年前から考えると、

 かなりの方が新聞購入を辞めているようで・・

 なので、今回のアンケートは日本の家庭状況から

 ある程度予測されたものかと思います。

 

 

 それが、

 今週の調査結果で演歌好きが過半数をとっている  

 最大の理由かと思うのですが・・

 

 

 そんな、こんなで

 演歌に人気があるのは圧倒的に年配者で、

 若者は

 演歌は外国の歌程度の認識で、どうしても、演歌嫌いの

 方が多く、

 してみると朝日の読者は年配者が多いと出ていて 

 益々、先行きが気になりますが・・(笑)

 

 

 それと、

 紅白出場歌手の演歌枠の少なさが問題になっている最中、

 しかも、

 国民の55%も演歌が好きな方がいるのに・・

 更に、この人たちの視聴料金がNHKを支えているのも

 知らずげに‥(笑)

 

 

 NHKは毎年、下げ続けている視聴率も少なく、

 耳に馴染んでいないポップスやロックが好きな若者に

 媚を打っているのは明白で、

 これに、

 違和感を感じないNHKの偉いさんに尋ねてみたい気が

 しますよね(笑)

 

 

 それでもなお、

 NHKが必死になって演歌歌手を落とし続け、

 同時に

 視聴率を下げ続けていることを、どう見ているので

 しょうね。

 

 

 国民の多くが支払っている視聴料で成り立っている

 はずのNHKが

 支払っていない若者に媚びを売る意味が

 分かんないですよん・・と

 

 

 これが良いか悪いかは別として、

 いつか、演歌枠がなくなる日も近いのではとも・・(-_-)

 これで、本当に、これで、いのかな・・(笑)

 

 

 私だって、その昔は歌謡曲や演歌なんて聞くこともなく、

 過ごして来たので

 ひたすら、がなり立てているだけのロックには未だに

 聞く耳を持たずで・・(笑)

 

 

 更に、ああした、やかましいだけの音響の連続演奏が

 聴くに堪えないのは歌詞が

 自分の言いたいことを無暗に叫び続け、

 心豊かな歌詞が見当たらず、

 くわえて、

 ずっしりと心に染み入る情緒性を帯びた旋律が影も形も

 見当たらない

 ことが最悪で・・(~_~;)

 

 

 そんな私の愛好番組が近年は東スポの 演歌の道 とか

 昭和の・・とか、

 とかく、古ければいいなんて、馬鹿げていると

 言われる歌に嵌っている始末で( 一一)

 

 

 もっとも、最近は石原裕次郎を卒業しましたが

 村上幸子の不如帰はいまでも好きですし・・

 

 

 今は売れない演歌歌手を見つけ出すのが楽しみに

 なって来て‥!(^^)!

 

 

 でもね、

 5.6年前には大好きだった市川由紀乃や丘みどりらの

 中堅歌手が紅白に顔を出す時代に戻ったら

 チャンネルをきっとNHkに合わせる日も来るのですが・・

 

 

 それにしても、朝から何をぼやいているのかと、

 我ながら‥(笑)

 

 

 とりあえずは、今日は支離滅裂の・・

 では、この辺で・・(__)