古都のブログ小説 京の鐘948
「いや、目立つことばかりを語る、いつもの番組と一味異
なる、君たちが感じた良い面も悪い面も正直に話して
くれていいんだ」
秋山の返しで、軽く肯いた菜奈が
「初めから、私たちが感じていたものでも、いいのなら」
静かに口火を切った。
「それで、いいんだ。それで全国のフアンが逃げても、
正直な思いの方が大切だから・・」
「明日はテレビですか」
「そう、１１時から、時間的にはゆとりがあるかもね」
「あれっ、せんせは１０時からラジオがありますよ」
「良く知っているね」
「勿論、せんせの出ている番組はラジオもテレビも全部、
聞いたり、見たりしていますよ」
奈菜が歯切れよく突っ込んで来た。
「うちみたいなもんに、話すこと・・ある」
穂香が気遅れしたような顔で、恐る恐る口を開いた。
「何も特別なことをするわけではないから、
穂香はいつもの
穂香らしいことを語ってくれて、いいんだよ」
「穂香らしいって、一番難しいの、せんせ、知ってる」
「言うね。君は何も気取ることなく、自分の言葉で話せば
いいんだから、皆と合わせることは無いんだよ」
穂香の顔色が幾分、良くなった。
すると小夜がポツンと独り言のように呟いた。
「みんな、いいよね、どうしても、私的な話になると、
同学年でも、学校が違えば話の中味や持って行き方が
違うって・・仕方ないよね」
「それこそ、なんでもないことよ。小夜ちゃんは一言、
一言に意味があるから、それだけで充分、視聴者を納得
させる魅力があるんだと思うよ」
奈菜がいい所で口を差し、小夜を元気づけてくれた。
志乃は自分では何もできないことを、
あらためて知らされる思いで聞いていた。
「志乃は明日、何かテーマにしたいものってあるかな」
秋山がさり気に志乃を誘った。
「せんせがいつも、そうやって、うちを旨く誘ってくれる
から、何もしないでも番組が進むので‥うちは時々、
いても、いなくても良い気がするんやけど・・」
「そんなことは無いよ。志乃は何といっても、
話題の中心になるのだから、中心がグラグラすると、
纏まるものも纏まらないから、
今のままのスタンスで、どんと構えてくれていいんだよ」
秋山の言い方が変だったからか、思わぬところで、
どっと笑いが起こった。
「なんだ、なんだ」
と、言って、頭に手をやった。
古都の徒然 とりあえず!(^^)!
昨日は午前中に大病院で検査を受け、午後から町医院へ
出かけ、前日の血液検査の結果を見せてもらい
随分と良い結果に安堵しました(#^^#)。
それほど、食生活に注意を払っていたわけでは
ありませんでしたが、
それでも、血圧が62-110と正常値としても、
特別な好成績で正直お驚きました!(^^)!
また、
内心は心配していた血統値が８８と完全なセーフで
しかも、今まで一番、良かったもので、
思わず笑顔が出てしまい…
（*^_^*）
医師も、これは素晴らしい結果ですと、日頃に無く
褒めてくれて・・先ずは幸せでした。
ですが、体調はとても喜べるものではなく、
先日まで、毎日、心臓の軽い発作が続いていて、特別の
薬を服用する状況で
褒められたものではありませんでした。
これは極端な寒さに対応して、危険シグナルが出ていて、
ここ数年にない悪い結果に落ち込んでいたのですが
昨日だけ、何も発作が無く、
数字だけでは分からないものがあり、油断は禁物です。
それまで、あまりの悪さに、用意してあった、
特別の薬が
残り少なるほど悪かったのに、不思議なことがあるもの
です(笑)。
心臓は冬が最も危険なシーズンで、母が状況が悪化した
のも、冬で、春先に永遠の世界へと
旅立って逝ったもので・・
心臓は悪性癌と違って、死がとても身近くにいて、
別れを惜しむ時間の無さに
焦るのも辛いものがある病気です。
つい先日まで、もしかして、私の寿命はもう尽きかけて
いるのかと思うほど厳しくて・・
今回の結果に暫く信じられなかったもので・・
でも、これからも寒さが厳しい時が続き、
なるべく、暖かいところにいて、疲れるようなことを
しないで、過ごすのが一番とのことと・・
なので、これからは
無駄な多忙を避け、のんびり過ごすことにします
(-。-)y-゜゜゜
皆様もご自愛下さいね。