更新原稿

              古都のブログ小説 京の鐘945 

 

 

 

「でも、志乃ちゃんの可愛い愛称と考えれば、ドン・ピタ

 ですよ。志乃ちゃんって、品の有る物腰も、

 おっとりとした物言いも、お姫様、そのまんまな気が

 しますから・・」

 暫く誰も口を利けなかった。

 

 

 

 すると、小夜が沈黙を破って、口を開いた。

 

 

 

「今までは、志乃ちゃんから感じる侵しがたい気品に

 押され、どう対応しょうか途惑うことあって、

 彼女をなんて呼ぼうか迷っていたんだけど、

 穂香ちゃんが洒落で姫様とか、姫ちゃんと呼ぶことが

 あって、始めは聞き流していたんだけれど、

 これは案外、志乃ちゃんを呼ぶのに一番びったしの呼び方

 に思えるようになったの」

 穂香の目が気のせいか小夜には輝いて見えた。

 

 

 

「それにね。ほら、先生が前に、うちらを舞姫と呼ぶことに 

 すると言ったことを思い出すと、七代目家元となる

 志乃ちゃんを姫様と呼ぶのに、

 何の違和感もないことに気づいたの。

 穂香ちゃんが言っている時も、意外と反応が良くて、

 志乃ちゃんだけが嫌がっていたけど、案外、姫様って

 呼ぶのは好感が持てるのではないかなとも・・」

 妙に納得させる小夜の一方的な論理に、全員が大きく

 肯いて見せた。

 

 

 

「やはり、これは案外、正解かも知れないわね」

 それまで、黙って聞いていた小南がダメ押しをした。

 

 

 

 だが、自分の了解もなく、姫と決めつけられたことに、

 志乃は素直に受け入れられず、

 身を捩り、抵抗の恥じらいを隠さなかった。

 

 

 

 その姿にも、姫様らしい愛らしさまで見えて、

 穂香が大きく肯き、奈菜も笑顔を見せて了とした。

 

 

 

 小夜が晴れ晴れしい笑顔で

「これからは、時により、志乃姫様か、姫様と呼ぶことに

 致しましょう」

 いい所で、CMが入った。

 

 

 

     古都の徒然 能登半島地震って・・

 

 

 今朝はなんと目覚めたのが8時ピッタリで驚きでした。

 

 

 で、NHKの朝イチを見ていたら、内灘の様子が出で

 いて・・啞然 !

 

 

   あすこは、金沢の隣の町で、昔は内灘砂丘と言われて

 いた所で、私の記憶では、

 子供の頃、波打ち際で・・チャボ・チャボしていたもので

 泳ぎは出来ませんが

 砂浜を歩くのはなんか変な感じで・・面白かった

 思い出があります。

 

 

 あんな砂漠で家が建っているなんて、まったく知りません

 でした。

 

 

 今回の地震で倒壊した家々はもう、あの土地での再建は

 無理かと思います。

 

 

 あんな砂漠地帯で、よく家が建ったものと・・

 そっちの方がびっくりで・・

 

 

 私の後輩があそこに家を建てていたようで、

 もっか連絡が

 取れず、

 これで二家族と連絡が取れず、

 どちらからも、年賀状はしっかり届いているのに、

 辛いですね。

 

 

 多分、奥様の家かホテルで暮らしているかと思いますが

 驚きました。

 

 

 簡単に能登半島地震だなんて、金沢もやられていて、

 その隣の内灘まで被害を受けているので

 能登半島地震は‥少し無理がある気がします。

 

 

 あそこは完全に金沢なのに、能登半島のひとくくりでは

 住民は・・と思いますよね。

 

 

 もっとも、富山や新潟に福井も被害が有ったので

 仕方無いのかも知れませんが・・。

 

 

 地震って未だ、何もかもが、よく分かんない

 迷惑極まりのない大天災です。

 

 

 地震情報 死者  221人と増えていて・・

 

      安否不明者が気になります。

      電話がつながらないので、こんな状況になる

      のですね。