古都のブログ小説 京の鐘941

 

 

 

 どうも、三人は本当に何にも知らない内に話が進んでいた 

 のだ。

 

 

 

 病院で、番組のスタートから見ていた秋山が、穂香たちが 

 姿を見せないことから不審に思い、担当DRに直接、

 電話を入れ、

「番組になぜ、京から来た三人を出さないのか、それとも、これから出るのか」

 と、問いただすと、まったく予定になかった、との返事に 

 秋山の逆鱗に触れたのだ。

 

 

 

「あの子達をすぐ、スタジオに招き入れろ、病上がりの志乃 

 の疲れを癒すために、会社へ送り出したのに、

 何をもたもたしているんだ。こんな大失態をしでかした、

 お前ら全員を製作から、ほおり出すぞ!」

 との指令に、

 電話を受けた復調整室の当番DRが悲鳴を上げて、

 椅子からずり落ちた。

 

 

 

 急ぎ、係りの者を走らせ、控室にいないと知ると、

 慌てて、別な者をロビーや、

 食堂へ走らせると、ロビーにいるとの情報を得て、

 直ちに呼び込むことに、なったのだ。

 

 

 

 穂香や小夜らがスタジオに顔を覗かせると、小南が何事も 

 なかったように笑顔で迎い入れた。

 

 

 

「呼び込みが遅くなってごめんね。今、志乃ちゃんに、

 これまでのおわらの、アッ、この番組みてくれていた? 」

 

「勿論、見てましたよ。でも、あの控室の小さなテレビで

 見ているより、下に降りて、ロビーで、

 お茶でもしながら見ていようと決めて、三人で、

 のんびり見ていたのですが・・何か」

 穂香を止めて、小夜が先に口火を切った。

 

 

 

 小南の顔色が変わった。

 明らかに狼狽えている様子が滲み出ていた。

 

 

 

 小夜は他の二人に目を合わせ、したり顔で肯き合った。

 

 

 

 実際に、

 テレビ局に行った時は、番組に出ると思っていたのに

 出られず、控室で、黙って見ていても、

 つまらないので、三人揃って控え室を出たのだ。

 

 

 

 小南が如何にも、予定していた登場のように言ったことが 

 小夜の癇に障ったのだ。

 

 

 

 小南がしどろもどろとなって、必死の取り繕いに、

 三人とも笑顔で聞き入っていた。

 

 

 

 多分、始めは、穂香らは番組に呼ばれていなかったのだ。

 

 

 

 それを、秋山が見て気づき、急ぎ、三人を呼びだせ、

 との命令を出し、

 この為、何が起きたのか分からない、小南が狼狽えた

 ものと分かり、志乃もなんとなく、

 穂香らの顔色で、わかり合えた。

 

 

 

「控室で喉が渇いたので、ロビーに出て志乃ちゃんの話を

 聞いていたので、流れは分かっていますよ」

 穂香がやっと本来の自分に気づき巧みに口を挟んだ。

 

   

    古都の徒然 サンタさんって‥(*^_^*)。

 

  

      今夜はクリスマス・イブです。

 

 

 子供の頃、

 毎年、クリスマス・イブにやって来るサンタさんが

 なんでも、欲しい物をもって

 来てくれるので、

 本当にいるものだと信じていたのですが・・♪

 

 

 2018年の高島屋の真っ白のトナカイさん・・♪♪♪

 

 私の町では

 毎年、町内をクリスマス・プレゼントを白い袋に入れて

 配り歩いているサンタさんがいたので、

 小学3年生まで本物のサンタさんと信じていたのですが(笑)

 

 

 なんとなく、町のお店のお爺さんの声に似ていて、

 しかも

 私の名前を知っていることで、

 その時、

 この世にサンタさんはいないんだと気づき・・(笑)

 

 

  今年も回転木馬は軽やかに回転していました!(^^)! 

 

 私は母の愛が詰まった毎年のクリスマス・プレゼントは

 大好きでした(#^.^#)。

 

 

 なんか、こうして、懐かしいことを書いてるだけで

 亡き母に逢いたくなるのも、歳のせいですかね(笑)

 

 

 こんな時、父が全然、出て来ないのも困ったもので・・

 

 

 今夜は沢山の家で楽しいクリスマス・ミニパーティーを

 楽しまれているでしょうね。

 

 

 メリー・クリスマス!(^^)!

 と、言っても、

 今年は一人さみしく過ごす侘しいイブに・・(*´Д`)

 

 

 あの夢多き子供の頃に、かえりたいなーっ・・と