古都のブログ小説 京の鐘922

 

 

  ♪ お風邪召すなと 耳まで着せて

            聞かせともない オワラ 明けの鐘

 

 唄い手の 哀調を帯びた唄い方に胡弓の音が被さって 

 聞き手の胸にしっとりと忍び込む。

 

 

 

 泣きぬれた穂香の胸にも響いたようで、かつて見たこと

 も無い情緒を含んだ舞に、喝采が上がった。

 

 

 

 奈菜が驚きを持って、これに応える舞も冴えに冴えた。

 

 

♪ 舞いに疲れて 網笠敷いて

             草を枕の オワラ 風の盆 

 

 この粋な唄の文句を、小夜がしなやかに熟し、

 若い男女の恋模様を浮きだたせ、観客が一瞬、拍手も

 忘れて見とれていた。

 

 

 

 秋山は小柄な小夜の舞の隠れた媚も美しく、目を見張る

 ものがあった。

 

 

 

 それにしても、志乃が見ていたらなんというだろうかと

 複雑な心境で、二番手たちの見せ場の舞に、

 なんともいえぬ複雑な思いで

   手を打った。

 

 

 

 湿った舞い納めであったが、想像外の喝采で幕を閉じた。

 

 

 

 ここで名を上げたのは小柄な穂香と小夜であった。

 

 

 

 穂香は早々と志乃の見舞いに出かけ、また熱く語り

 泣いた。

 

 

 

 その夜に放映された短いニュース枠でも志乃の舞に

 伍して、二人の舞が内輪でも高く評価された。

 

 

 

 8日後の30日に、D大の大学祭が開かれ、志乃は初日、

 二日休んだが、

 最終日のオワラの舞台舞に登場し、短い時間であったが、 

 病み上がりと思えぬ華麗な舞で、会場を埋め尽くした

 観客を惹き込んだ。

 

 

 

 穂香と小夜が演じた二曲の舞は人が変われば全く別もの

 になることを、観客だけでなく、家元の白河沙織子や

 筆頭師範の沙緒をも虜にしたのだ。

 

 

 

 その後、

 沙織子は秋山に逢いに来て、自分もいつか機会があれば、  

 舞いたいと申し出たが、

 女舞は君は背が高すぎて無理とのつれない宣告に

 肩を落とし、子供のように泣きじゃくった。

 

 

 

「別の機会に」 

 との慰めも聞かず、姿を消したが、その夜、

 志乃の見舞いに訪れた沙織子に志乃の

「家元様さえよければ、うちがお相手を務めさせて

 頂きます」

 誠実な申し出に拒み切れず、沙織子も肯くことで鉾を

 収めた。

 

 

 

 志乃が退院したのは大学祭の終わった翌日であった。

 

 

      古都の徒然 癌の怖さ・・

 

 

 うっとおしい記事が目に入り、読んでみると癌の原因と

 なるものが、男女とも生活習慣や感染となり

 5年前と、大きく変わっているとのこと・・

 

 

 それまで癌発発生原因はタバコがトップでしたが、

 近年は生活習慣がトップとなり

 食事で癌を予防するのは困難となっているとか・・

 

 

 たとえば、

 野菜不足が癌発生の割合はわずか0.2%と数が知れた

 ものです。

 

 

 ただ、食事での癌予防は大切な要因の一つでは

 ありますが、

 最近は生活習慣が大きな原因となっているとのこと・・

 

 

 殊に男性のタバコが原因となる割合が24%と極めて

 高く気をつけないといけません。

 

 

 私は幸いのことに未成年時からタバコ喫煙の習慣が

 全くなく、

 これだけは安心しているのですが、

 お酒も原因となることは知られていて、

 これも、

 10数年前から心臓病のため、少々の飲酒でしたが

 それでも、

 僅かコップ一杯のビールで、

 発作が起こり、救急車で運ばれる騒ぎとなって以来、

 二度とアルコールは口にしなくなりました・・(笑)。

 

 

 今、

 最も気にしているのは胃と食道を繋ぐ辺りに炎症が

 見られ、このため、

 時々、胸やけがして、緊急時には牛乳を飲んで凌いで

 いたのですが

 3年もこんな状況に嫌けがして、

 担当医に薬をお願いして、今ではその薬の服用で

 胸やけは収まっていますが、

 相変わらず周辺の炎症が改善せず・・(~_~;)。

 

 

 これは最も寛解にほど遠く、極めて高い発癌の

 原因となり、

 危険な兆候続き、つい先日、新たに炎症を防ぐ薬も

 服用することになったものです。

 

 

 でも考えても理解できないのは消化器専門医が

 患者の要請で、投薬を開始するなんて

 不思議とは思えませんか。

 

 

 なんで、

 そんなことが分かっているのに、

 放置したのか・・・信じられませんでした"(-""-)"。

 

 

 あと

 誤飲での肺がんも原因の一つで、皆さんは誤飲で肺に

 入った水は死ぬまで残るって知っていましたか。

 

 

 うっかり誤飲をして、喉の異変も収まると、安心して

 いませんでしたか。

 

 

 タバコが一番の肺癌の原因ですが、

 誤飲も高い癌の発生率だと知れば簡単には収まらない

 かと思いますが・・

 いかがでしょ・・

 

 

 中年になると色々癌の恐ろしさを知るかと思いますが

 中でも、

 肺がんの苦しみは、とても言葉では表せないもので、

 その辛さや苦しみは大変なものです。

 

 

 私はそれまで何も知らずにいた知りあいが肺癌で

 入院中と知り、急ぎ電話すると

 苦しみの為か、それまで聞いたことのない言葉で

 電話を

 切られ随分と驚きました。

 

 

 癌は人を変えますから、

 殊に肺癌にはならない方が良いのですが、私は既に

 誤飲を何度も体験済で・・( ;∀;)

 

 

 そんな知識を今頃になって知るなんて、辛すぎます。

 

 

 また、ご承知の通りタバコや飲酒は癌の元です。

 

 

 今日の古都の徒然、お役に立ちましたか。

 

 皆様も

 くれぐれも御身大切にして長生きしてくださいね!(^^)!。