古都のブログ小説 京の鐘908
こんなことはかって、一度もなかったことだ。
脚が完全に固定された状況で、三時間も騎乗したままで
いたのは初めてのことなのだ。
為に脚がすぐには元に戻らないのも当然だ。
ギブスで固定した後で歩けないのと同じことなのだ。
恥ずかしながら生まれて初めて蟹股歩きは無様であった。
過去、一度も3時間を超える間、騎乗する経験がなかった
からだ。
とりあえず、係りの者の手を借りて、着替え室へ入り、
すぐ、脚の太腿から、ふくらはぎまで、
自らの手で揉み下した。
少しは歩けるようなったが、正常な歩行の姿ではない。
恥ずかしい限りだ。
だが、康則ら家臣団は一様に回復が早く、
秋山はつくづく
年は取りたくないものと、自虐的な言葉を何度も呑んだ。
志乃は穂香や奈菜に小夜と同女大の高瀬彩を呼び、
志乃から応手門を背に、
最後の舞を披露して〆たいとの思いを話していた。
穂香が最も早く賛成し、小夜も舞の構成を決めてリハを
開始しないと、
お客様が帰られてしまうから、急ぎましょ」
との思いを述べ、志乃から舞の全体の説明があった。
志乃の一人舞に絡む穂香たちから左右から舞出て来て、
志乃の前後を回り、ぴたりと止まり、
ここで、志乃が思いがままの一人舞を見せると、
体形的に止めに入っていた取り巻きが動き出し、
最後は志乃と最後の舞で、
エンディングを迎えるものにすることになった。
ここで、
志乃から、この舞は日舞歌謡おわらにするつもりで
曲は石川さゆりの風の盆恋歌にすることを
告げられると全会一致の賛成で
腰を上げた。
制作部が予め用意してあったカラオケセットが
運び込まれ、
スピカーが八の字に左右に大小4個がセットされた。
応手門の内側での稽古はすぐ小さい音響でも客に
漏れていた。
追手門前に人がまた集まり出した。
舞台は石上に限定し、広い足元は遣わず、
平地の石畳みを使うことで、
舞の効果を十分に上げられることと全員が心を一つに
していた。
穂香は嬉々として舞にのめり込み、小夜は志乃との
絡みのシーンでの稽古で、
二人の甘い関係を象徴するような熱い舞に、
奈菜や彩や穂香らを悔しがらせた。
それにしても、振り付けの難しさには全員、自信と不安が
交錯していた。
志乃一人だけ、どんなことがあっても、うちが補足し、
「最後に決めを演じて纏めますから、心配はせんといてね」
との志乃の決意を聞いて全員が大きく
肯いた。
古都の徒然 無駄な呟き・・
最近、どうも体力的に不安定で、書いている内、小説と
現実が交錯するような気配が何度か会って
一旦、筆を止め・・・
何か飲みものを手にして、ぼーっとしていることが
続き・・
こんな時、容器がカラとも知らずに・・(笑)。
やはり疲れているのかも知れませんね。
何より怖いのは、先走って書いている内に、どちらが
先か後かが分かんなくなっていることがあり
相当、参っているの・・かも(~_~;)。
これがもろに影響するのがお薬の服用を忘れていて、
夜になって、
なんで、こんなに残っているの・・と。
道理で、残りのお薬の数が膨らんでいるはずで・・
これは
もう限界なのかも知れませんね。
ともかく何とか仕上げてからも長期の休みを取りたいと
思っています。
と、いうのも
私のブログ最大の嘆きは連続小説ではなく、ほとんど
徒然にしかないのが辛くて・・
一番、力を入れて書いているものが人気がなく、
あるのは、
雑文ばかりで・・参ります( ;∀;)。
それと、
私に残された時間が後、どれだけあるのか・・とも
そう考えると駄作と思う、この京の鐘も愛おしくなり
なんとか、
出来るものなら、無事、完成させて逝きたいな・・と
と、いうのも、登場事物の二人が共に心臓を患っている
との構成から、
どうしても自分を描くようなシーンが、
やたら多くなってきて、
こんなことしていたら、本当に作品と共に逝くような
気がして
なんとなく、気分が塞ぎ・・
多分、鬱状態に入っているような気がします。
でも、
長い一人暮らしでも、なんとか生きて来たので
普通の人より強い自信はあるのですが、
机上の中にしか
人と親しく語り合うも機会が無いのは流石に
空しくなり・・ね。
時々、自分の声が出ないので、びっくりすることも
有るので、
おしゃべりも必要なのです。
ふと、独り言に返事をしていることに気づき・・
秋の予定が次々と入るのですが、参加できないのが
増えて来て、なんとなく寂しくなるのも
この時期なので・・。
私の場合は声を出せなくても、記事を書くことは
出来ますので
これが唯一つの救いなのかも知れません。
ブログしていて、良かったのかも・・!(^^)!
皆様も、
やめないで続けてくださいね。
今朝は、
まだ見ぬ皆様に、少し甘えて見ました(-。-)y-゜゜゜
では、
本日も良き1日でありますように・・(笑)。
と、
自分に言い聞かせているのも・・(-。-)y-゜゜゜