更新原稿

               古都のブログ小説 京の鐘891

 

 

 

  この現場にて、自分たちの出番が当初、伝えられていた

  時間より、

  なんと1時間ほどの遅れがあると告げられ、

  少し余裕が出来たことから、気が緩んでいたのは間違い

  ない。

 

 

 

 

 血圧が158―94と、日頃にない悪い条件が重なっていた。

 

 

 

 

 更に、体温も37℃と彼女らしくもない数値に、 秋山も

 苛立ちが募り、

   手の打ちようの無さに臍を噛む思いであった。

 

 

 

 

   志乃の顔色がいつもの透き通るような白さが消え、

   血色の悪さが気になって、

   冗談が言える段階ではないことに、ようやく気づいた。

 

 

 

 

 医大の救急車の到着前に、

   できることを済ませようと、秋山の指示で、改めて志乃

    の病状の推移を各種器具で確かめた。

 

 

 

 

 先ずは酸素を使って安静状態にして、

   高圧剤の使用や、血管を広げ、血液の流れをスムースに

 するリンゲルの投与が効果を上げれば、

 安泰だが、

 気忙しく立ち働く救急班の手際の良さを見ていると、

 入院現場のナースたちより、動作が早く、

 病状の推移も良く止めていた。

 

 

 

 

 秋山は内心、府立医大より、こちらのスタッフの方が、

 ある意味、職業婦人らのそれと比べても、遜色のない

 ものに見えていた。 

 

 

 

 

 10分後に救急車が到着し、ストレッチャーに

 移しかけたが、

「こちらの対応の結果を診てもらった方が、役に立つかと

 思うが。どうだろう」

 との秋山の言葉に従って、

 スタッフが提出した検査結果の推移を見て、府立の若い

 医師が眼鏡を上げ、注意深く読み取っていた。

 

 

 

 

 その結果、

「初見の病状より、回復が早く、手際の良さが見られます」

 嬉しい評価に、志乃より先に穂香が、

「良かった。志乃姫ちゃんも、これなら、少しは舞っても

 大丈夫ですよね」

 軽い、のりで言い放ったが、これを受けた若手医師が

 「今すぐは無理ですが、未だ、出番前の1時間あるとの

 話でしたが・・」  

 落ち着いたものの言い様に、秋山が素早い反応を見せた。

 

 

 

 

「僅か数分でいや、10数分で、予定より回復が早いので、

 ここは、大学病院ではなく、暫く、救急車に入っている

 心電図計測機で心臓の様子を確認した方が良いの

 では・・」  

 との挿し口に、軽く頷いた医師が、

 素早い反応をみせた。

 

 

 

 

 志乃が救急車に移され、心電図で丁寧に時間をかけて

 心機能の状況確認をした。

 

 

 

 

 やはり、心電図は心臓の様子が今一であることを示して

 いて、この解決に急ぐことも無いとの説明に、

 全員が声を潜め、小さく喝采を上げた。

 

 

 

 

 ただ、このあと、すぐ舞うことは危険との発言に、

 志乃と一緒に舞台に上がる予定の穂香や奈菜らが思いっ

 切り肩を落とした。

 

 

 

      古都の徒然  一人っ子って・・

 

 

 

 書き物をする中で、私の最大の欠点は読む人の為に

 書いているのではなく、

 自分一人が楽しんでいることが今頃、わかり・・

 これじゃ、

 読者から愛されるわけがないよねと(-。-)y-゜゜゜。

 

 

 

 今までは書いている者が楽しめなくて、読む人を

 楽しませるなんて絶対できないものと、

 思っていたので、相当の勘違いだったわけで・・・

 

 

 

 そういえば

 なんでも、思い込むって、何処か道をはみ出している

 ことに気が付かないものなのですよね。

 

 

 

 誰かが、そうした気質は一人りっ子か多いとか・・言い

 なるほど・・

 

 

    蓮の花・・かと

 

 そう言われると、確かに一人っ子って

 独り言が多くて、

 自分でも、途中で何言ってんだろうと思ったことが

 多々、ありました。

 

 

 

 それが、最近は一人っ子は喜びや悲しみを共に分け

 あう機会が少なく、

 物事の価値基準が分からなくなり、

 食などの生活必需品などの買い物で、一度も値札を

 見たことが無いのも

 いかにも

 わたしらしく・・(-_-;)。

 

 

 

 それで昨日、505円しか持っていなくて、

 買い物をして、レジで清算する段で、お金が足りない

 ことに気づき、慌てふためき、一つだけ返品

 する大失態をしてしまい・・

 いよいよ来たかっと、めっちゃ、落ち込みました( ;∀;)。

 

 

 

 よく、これまで問題なく生きて来れたものと、

 ほとほと感心します。

 

 

 

 私の人生、偶然で生きてきたようなもので、

 恥ずかしい限りです。

 

 

 

 あっと、今まで何も問題なく生きて来れたのは

 カードが出来て、からのことで、

 それまでは現金のみが全てでしたから・・(-。-)y-゜゜゜

 

 

 

 今回はその命の次に必要なものを

 シャツを着替えた時、胸のポケットに入れていた

 カードを移し替えるのを

 忘れていて、恥ずかしい思いをしてしまい、つくづく

 わたしって、

 ノー天気な人なのだと、知らされた次第で・・

 

 

 

 もう、

 いい年なのに、しっかりしないといけませんね。

 

 

 

 つくづくの・・です。

 

 

 

 でもね、

 やっぱし、書く者が感動しない作品に読者を感動させる

 分けがありませんよね((#^.^#)

 

 

 

 まだまだ修行が足りません(__)。