古都のブログ小説 京の鐘879
祇園祭の宵宮に長刀鉾の前で新・おわらを披露した
折りに、
人を介して、それらしい話があったからだ。
それ以後は、
五山送り火や新・おわら街流し等を見ていたらしく、
内部での会議では簡単には纏まらなかった。
だが、何と言っても、毎回、おわらの冠番組は、
例のない高視聴率を叩きだしていることを
知り反対派も、
この新企画に同意することになったようだ。
そこで、何を遣らせるかに多少もたついたが、
それまで時代祭りと、いっても織田信長公上洛図は
一度も立ち上げたことが無く、
この際、新規参加組として、大々的に打ち上げて、
誘客の増加を狙うことになったものだ。
しかし、なんと言っても、残された三週間で、
準備が間に合うかが問題であった。
鎧兜は信長公役の鎧兜は何とかなったが、
五大武将の柴田勝家や木下藤吉郎等5人の鎧兜は市内に
ある時代劇専門の映画スタジオから
借りることにした。
今一つは
信長の妻の濃姫役の衣装も初めは手作りを考えたが
時間的に間に合わないので、
使い古された衣装をクリーニングして使うことになった。
五大武将は警護班の山田康則が柴田勝家に押し付けて、
他の者たちも、
警護班内で決めて寸法合わせをして、使える物にして、
秋山や志乃らが、
とりあえず、ほっと安堵の溜息を漏らした。
その後、
まもなく、癒しのラジオとテレビで鎧合わせや志乃の
十二単姿が披露され、
見ていた穂香や菜奈が自分達は御用なしかと肩を落とした
のを見て、
秋山が衣装担当の女性に問い合わせると、
本番前には、きっと揃えると聞かされ、D女大の高瀬彩や
K女大の西野薫らまでが歓喜の声を上げた。
演出は秋山に任されたが、本音はもう勘弁してくれを
呑み込むだけで、精一杯であった。
秋山は日曜日の生番組を取り終えたあと、すぐ、
新幹線に乗車して、京へ向かった。
もう、余裕がなかったのだ。
午後2時には京へ入り、D大学で開かれている
各大学の
合同稽古に間に合わせるため、急いで来たのだ。
午前中に大学祭の新・おわらの稽古を合同にしたのは、
志乃のいるD大の大学祭の開催日が一番早く、
その日にゲスト出演として、
二つの大学から相応の人数が駆けつけてくれることに
なっていたからだ。
この為、
出と入りの確認と、舞う場所の確認で、学内の内庭に
作られたオープンの舞台では、
少人数の精鋭だけで舞う為、息が合わなければ、
恥をかくのは自明の理だ。
これだけは、
絶対避けなければならないので、中々、揃わないのが
焦りとなり、5分の本番なのに、
30分かけても、纏まらず、秋山を絶句させたものだ。
古都の徒然 G7にあの人を・・
先日から広島で開かれているG7は
かってない注目度の高いものになっていますが、
この際、
なにか一つでもいいですから、ウクライナの役に立つ
具体的なものが約束されるといいのですが・・
こうした会議の多くは話し合うための話合いで
結論は
何か分かんないものになりがちで、
少し心配・・( ;∀;)。
わたしは岸田総理が今一つ勇気があるなら、
ウクライナから大統領が来ているのだから、ロシアの
大統領も呼べば良いのにと・・
これは無茶を承知で、懸けても、何かしらの約束が
できるなら、
その後の停戦か休戦へと進めば何よりかと
思うのですが・・
と、言うのも、ロシアの助っ人の
戦争屋の民間の軍事会社がヒステリックに砲弾が
足りないと、わめいたことも
未だ古い話ではなかったはずで・・
本当に、
ロシアは資金不足で戦争遂行するための人員・軍装備
などが全く足りず、
よろよろのミグ戦闘機で戦っていても
F16で攻撃されたら全滅ですから・・・
とこかで戦争の終結を願っているはずで、
今回のG7でウクライナとロシアを招いての話し合いに
持ち込めば
必ず、
何らかの結論が出るかも知れなかったのにと・・
私の妄想ですかね。
わたしが総理ならこれを土産品に選挙へ持ち込めば
自分党(笑)が、大勝利することは請け合いです
(大笑)。
それにしても
今回の広島開催は世界的な大宣伝となれば
かなりの効果を生むと思います。
殊に、
わたしの大好きな厳島神社の夕焼けのシーンは
何よりの
映像の効果が表れる名シーンになったかと・・
CMに最も適した場所ですから・・
もう、10数年まえに出かけたあの美しい景観に
今一度、
触れてみたい思いが込みあがってくるのには
閉口しますが・・・
※、実は京都にも池を海に見立てた、
小さな厳島神社があるのをご存じですか!(^^)!。
入場無料で見られますよ。
とにもかくにも、今年のG7はこれまでの何処の開催地
よりも効果的な会議になりそうで、
未だ、
期待したいですね。