古都のブログ小説 京の鐘869

 

 

 

 それからは、時代祭りのポスターの張替えの為、

 急ぎ、撮影が始まり、

 夫役の織田信長には日舞・白河流六代目家本の

 白川沙織子

 にお鉢が回って来たが、

 それこそ、天地がひっくり返えるかと思えるような

 大騒ぎとなり、

 双方とも諦めざるを得なかった。

 

 

 

 

 沙織子は何としても結婚したい一念なので、

 男役なんかしていては、永遠に嫁に行かれないとの

 思い込みがあって、

 無理押しは遠慮せざるを得なかった。

 

 

 

 

 そこで、声がかかったのは意外にも秋山であった。

 

 

 

 

 これにはさすがに秋山も、散々逃げ回ったが、

 学長や会社の役員からも、

 こんなチャンスはめったにない。

 

 

 

 

 社名と思って信長になれ!との割り込み話に、

 長年続けた禁酒を破りたくなったほど、

 社名に不快感を覚えたものだ。

 

 

 

 

 更に、最後の決め手は志乃が

「せんせと、一緒なら、うちは大歓迎どす。せんせが、

 お断りされるなら、うちも改めてお断りいたします」

 何事もなかったように、しゃらり、と言い放った。

 

 

 

 

 まるで、子猫がじゃれるようなはしゃぎぶりで、

 もう、秋山の逃げ場はなかった。

 

 

 

 

「やられたな!!こんな人質を取っての策略は誰が拵えたか」

 との思いが頭の中で、ぐるぐる回り始め、

 とても、これに刃向かむことは出来かねるものだ。

 

 

 

 

 これが学内に知れ渡ると、

 大歓声が響き渡り、どの教室も、蜂の巣を突いたような

 騒ぎとなり、

 無関係の教授たちも唖然として、講義議の口火が

 切れず、

 そのまま引き下がる教授もいて、

 各学級でも慌てふためく騒ぎが頻発していた。

 

 

 

 

 幸いにも、学長が拡声器を通して、

 まことに目出度いとの台詞が全生に届き、笑いと拍手が

 繰り返され、満更でもなかった志乃も、

 その日から

「濃姫様、濃姫さま」

 との大合掌に、逃げ隠れ出来ないほどの騒ぎになって

 胸が疼いた。

 

 

 

 

 自分が仕込んだのに、せんせに、

 ご迷惑をおかけしてしまい、お詫びに行かなきゃとの

 思いも取り囲んで離さない仲間達から

 自由が効かず、日が伸びていた。

 

 

 

 

 大学祭の副委員長の山田康則らも、

 これを受けて、秋山から濃姫の警護の名目で、

 下級武士だが、

 全員が武具を身につけ、列に参加することになり、

 ここでも、喝采と不平不満が渦巻いた。

 

 

 

 

 出られなかった4人には、

 穂香や菜奈らのおつきの警護で歩くので、

 警護班の八人全員が参加出来て、秋山もほっと安堵した

 ものだ。

 

 

 

 

 ただ、

 濃姫のおつきの女に自分達も参加させて欲しいとの

 要求が、

 同女の彩や京女の恵みとN大だが、人気の高い、

 小夜と班長の紀子の四人の追加を

 申し出た。

 

 

     古都の徒然   残念なことに・・

 

 

 

 今朝、早くに目が覚めて、いつもの習慣で、

 このブログ執筆しているか否かを

 確認して、二度寝をして、目覚めると7.34分だったので

 慌てて、

 BS103で放映している朝ドラを見て、

 8時になって朝食の容易に立って、テレビは大型TVを

 つけて朝ドラの二度見をしながら

 毎回お馴染みのサラダととろけるチーズを乗せチン!

 

 

 

 トーストが焼きあがると、ベーコンを2枚乗せ、

 テレビまえの特等席で改めて

 朝ドラを二度見をする(笑)。

 

 

 

 

 何事も心配せずに朝ドラを見られるのは何月以来かを

 確かめるように、

 今一度、パソコンを開くと・・

 

 

 

 

 なんと、今朝の分が丸ごと削除されていて・・( ;∀;)。

 突然のことで、

 事態が今一、飲み込めず、何度も探したのに、

 見当たらず、

 こうして締め切り直前なのに、徒然を必死に書いている

 始末に・・・啞然!

 

 

 

  

   朝方にパソコンをいじると、何かが起きる原理原則を

 熟知しているはずなのに・・

 もうぅぅぅ( ;∀;)。

 

 

 

 

 こうして、愚にもつかない徒然を書いているのは

 末期症状かも知れませんね。

 

 

 

 

 近年、人生、何が悲しいかと言えば、

 書いてあった原稿が行方不明になることで、

 もう、

 なんかい、やらかしたか・・考えるだけで悍ましく・・

 らすと一分、

 なんとか時間内に間に合わせたが何の意味もないのが

 悲しく辛い!