古都のブログ小説 京の鐘868

 

 

 

  志乃は慣れない委員長として夜遅くまで、

  役員達に付き合い、1週間も経たぬうちに体調を崩し、

  寝込んでしまった。

 

 

 

 

 奈菜や穂香は委員長代理の康則に、全てを委任させ、

   志乃を会議から連れ出した。

 

 

 

 

 だが、

 体力だけは志乃姫に勝てると言って来た康則も大学祭の

 小冊子に乗せる広告取りに頑張ったか、

 誰の風邪を引いたか、

 高熱を出し、

 3日の休養を取る始末に、一同、唖然として声も

 なかった。

 

 

 

 

 9月下旬になってようやく、二人が揃ったが、

 志乃は5時には席を立ち、

 帰宅する日程に従って体調維持に努め始めた。

 

 

 

 

 志乃も秋山もホットした束の間に

 10月下旬に開催される京都三大祭りの一つの時代祭の

 実行委員から織田信長の妻の濃姫を志乃に

 演じてもらえないかとの唐突な

 申し入れがあった。

 

 

 

 

 まさに、一難去って、また一難である。

 

 

 

 

 無論、

 対応に当たった康則も憤然として、これを拒否したが、

 後日、人を変え、志乃に直接、会って

 要請を再度、伝えると言って

 帰って行った。

 

 

 

 

 この間、

 事後報告を告げに来た康則に志乃は拒否の即答に

 異議はない旨を伝えた。

 

 

 

 

 これで、濃姫の件はもう済んだものと考えていたが、

 今度は意外なところから再度の要請が入って

 康則のみならず、志乃も天を仰いだ。

 

 

 

 

 時代祭り側は京都市長まで担ぎ出して学長を説得し、

 学長から再考を願う旨の要請が秋山に入り、

 憮然としたが、

 会うだけなら会うが体調不良の志乃に長時間の参列は

 絶対不可能との添え書きを入れて返信した。

 

 

 

 

 その翌日、

 市長が時代祭りを取り仕切る平安講社総長を伴って、

 大学に直に乗り込み、志乃と秋山が

 呼び出された。 

 

 

 

 

 老獪な市長は笑顔満載で、にこやかに時代祭が京都市に

 とって、どれ程の意味をもつているかを

 延々と語り続け、

 志乃も秋山もうんざりして、これ以上、拒否しても

 市長は了解を得るまで帰らない勢いで

 説得を続けるだろうと

 秋山は読んだ。 

 

 

 

 

「志乃君の体調が、どれほど悪いかを分からないなら、

 はっきり申し上げます」

 

「聞かせてもらいます」

 

「もし、これを引き受けるとしても、志乃君が全コースを

 辿ることは無理な話です。

 御所から境町御門を通り超えて、烏丸通までが限界です」

 

「ほーっ、では、その先は・・」

 

「その後は菜奈君や穂香君が代わって務めるなら、

 引き受けましょう。ただ、万が一、志乃君に体調異変が

 あれば、即、退席させます。

 これ以上は到底無理です。これを受け入れないなら、

 絶対に引き受けることは出来ません」

 

 志乃も秋山の提案なら、

 なんとか頑張れる気がしたのも不思議であった。

 

 

 

    古都の徒然 食べられない昼食が・・

 

 

 

 わたしの食生活で、最近、気になるのは、栄養素を

 どんなふうにしてとるかが、

 いい加減になって来て

 最後の夕食が23時を超え出しているのにはほとほと

 困るのですが・・( ;∀;)。

 

 

 

 抑々、朝食が遅く、どうかすると11時に朝昼と

 一体になって来て・・

 

 

 

 本物の昼食が15時を過ぎていると、

 どうかすると、15時過ぎの昼食はありませんと

 追いだされ、

 あたふたして、まだやっている店探しに苦労するなんて

 嫌ですよね。  

 

 

 

 また、夜の遅い食事は間違いなく、体重を増やせます

 のでマジ、嫌なのです。

 

 

 

 本当はお風呂の中まで持って入り、なるべく零さない

 ようにして食べてみたいものですが・・(笑)。

 先ず成功しないのも嫌ですね。

 

 

 

 お昼時間が正確に取れるなら、

 どんなものが良いか考えてみたら、考える前に、

 早く食べろ!  が来てしまい・・

 

 

 

 一人昼めしは簡単で早くて、おいしいもと言えば、

 その昔、

 私のアシスタントをしてくれていた女子大生が作る

 冷やしラーメンで、

 彼女は

 これ一つしか作られないのですと、将来が心配な子が

 教えてくれたのが・・

 これで・・・

 

 

 

 そうそう、そんな、あの子も

 2年前に無事に

 高齢結婚をし、ほっとしたものですが・・( ;∀;)

 

 

 

 あれ、久しぶりに、今度、作ってみようかな(笑)。

 

 

 

 でも、ニンジンの千切りや、卵焼きも手がかかり、

 面倒な気がして、

 いつまで、たっても食べられない我が家の

 昼食です(-_-;)。

 

 

 

 あと、何年生きられるのかわかりませんが

 人に食あり

 人に情けありで、美味しい人生って美味く暮らせる

 のも、人生と、そっくりなのも

 面白いものですね。

 

 

 

 今日、少し気張ってみるかな・・多分、ダメだと

 思いますが・・・