古都のブログ小説 京の鐘857

 

 

 

 

 何より、同時期から稽古を始めたK女大の実力が確かに

 上がっていた。

 

 

 

 これはN大の加藤小夜や小林紀子らの成長が著しく、

 殊にそれまで、

 動作の切れが遅く、何となく下手だと思い込んでいた

 小夜が、

 秋山が地方衆と話し合って、テンポを緩くしたことが

 ズバリ当たって、

 振りのメリハリが小気味良く仕上がって来たことだ。

 

 

 

 これにつられて、班長の西野薫や副班長の

 岸本文らが、上達したことで、

 周りもしっかり舞えるようになっていたのだ。

 

 

 

 不思議なもので、

 チームリーダーが上達すると配下の力も付いて来たのだ。

 

 

 

 悪いことではない。

 ついでに穂香も明らかに変わった。

 

 

 秋山が一人舞の時に回転するときに片手を袖に添えて

 回る振りを教えると、不思議なことに、

 すべてが旨く回り始め、秋山も目を剥いたものだ。

 

 

 

 唯一つ、心配なのは志乃の病状である。

 

 

 

 いつもと違うのは彼女の歌謡日舞があまりにも

 訴求力があり、見るものすべてが惹き込まれることだ。

 

 

 

 これは並みの女の子の舞いではない。

 

 

 

 一つ、旨く回り出すと、

 すべてが好調になる筋道には正直、秋山にもよく分から

 なかったことだ。 

 

 

 

 編集済の街流しも半ばまで来て、

 志乃が倒れる予兆を作ったひとり舞に差し掛かった。

 

 

 

 ここで志乃が席を立ち、

「せんせ、少し横にならせてください。

 いけませんか」

 志乃が珍しく途中対座を言い出し、秋山は動揺して、

 声が上ずった。

 

 

 

「勿論、いいが、それより、体調があまり良くないのか」

「いえ、大丈夫です・・けど」

「けどって・・胸が苦しいのか・・」   

「少し疲れたので・・」

 心配していた通りだ。

 

 

 

 会場が騒然として来た。 

 

 

 

 秋山は急速に胸の高鳴りが感じられ、平静を装ったが、

 動揺は隠せなかった。

 

 

 

 穂香が志乃の隣のから、

 志乃を抱きしめるようにして立ちあがった。

 

 

 

 二人が、ふらっと傾いた。

 奈菜の悲鳴が響き渡った。

 

 

 

 会場は総立ちとなり、

 あちこちから絶叫が飛び交った。

 

 

 

 看護師と救急救命士が揃って駆けつけた。

 

 

 

 

「すぐ、パルスオキシメーターを・・」

 秋山の声が甲高く響いた。

 

 

 

           古都の徒然  マスク着用?

 

  

 

   マスクの着用が今日から自由になりましたが、

  皆様はいかがでしょうか?

 

 

 

   因みに私は危険な病が4つもあるので、

  とてもマスクは外せません・・( ;∀;)。

 

 

 

 なので、

 これから、マスク無しの方と会話するとき、

 どうしたら良いやら、困惑することが目に見えます。

 

 

 

 しかも、花粉症が真っ盛りなこの時期にノーマスクは

 とても受け入れられません。

 

 

 

 政府の役人たちに花粉症に被災している方が一人も

 いないのでしょうか・・"(-""-)"。

 

 

 

 わたしは

 花粉症の為に服用する投薬や即席で抑え込む、噴霧器等

 持ち物が増え、どうしょうもないので・・

 

 

 

 抑々、マスクの自由化は誰の為なのでしょう。

 弱者切り捨てのサンプルのような

 自由化を強引に推し進めるのは、すべて外国からの

 観光客誘致に他ならないものなのに・・

 

 

 

 ノーマスクで

 日本が大混乱したあの外国船の寄港が

 事の始まりだったことを!  忘れているのでしょうね。

 

 

 

 幸い、わたしはこれまで、コロナやインフルなどの

 悪性な風邪などに、

 被災したことが無く、助かっていますが

 もし、

 本物のコロナに感染している方から被災したら、

 どうすれば・・・との思いも・・

 

 

 

 来客を迎える企業では

 来客は個人の判断に任せるが、従業員はマスク必着で

 のぞむケースが増えているだけでも

 ありがたことで・・(#^^#)。

 

 

 

 ほんとうに

 今は何事もないことを祈るばかりです( 一一)。