古都のブログ小説 京の鐘855
その夜、
志乃は母と弟の三人で病院へ戻り、べッドでCDを
聞きながら、自分で好きなように振り付けを考えていた。
いろんなバージョンの振り付けを考えているのには、
信頼された喜びもあって、
志乃らしくもなく、
心身ともに心地よい疲労の連続で疲れたか、
母弟の二人が見守る中、眠りについた。
志保が蒼汰に
「今夜はうちが付きそうから、蒼汰は一人で帰っていいよ」
と、言うと、
「嫌だ、僕も一緒に傍にいたい」
蒼汰には珍しい抵抗を示し、腰を上げなかった。
結句、消灯時に志保が志乃の横に入り、
蒼汰はいつものようにサブベッドで沈没した。
秋山は、いつものホテルへ一人で入って早々に床に
ついた。
いつもなら、何人かの女子大生がついて来て、
盛り上がるのだが、全員がそそくさと、家路についた。
いずれも、
緊張感が緩むとともに、疲労が重なったためか、
誰からも問い合わせもなく、秋山も早々に深い眠りに
ついた。
秋山が目覚めたのは翌日の9時少し前で、
いつもなら、起きて講義内容の点検をしているのだが、
今年に限って、
講義開始日が一週間延長され、その日は完全なフリーで
あった。
次いで、志乃のスマホへ電話を入れた。
回診前だったので、母の志保が出て、慌しい時間で
あったようで、
込み入ったことは言わず、あとで、会いに行くとだけと
告げ、電話を切った。
色々あったが、それでも、
聞かされている数字はかなりのもので、
営業からは感謝の言葉が続き、制作からも随分と丁寧な
感謝の言葉が相次ぎ、悪い気分ではなかった。
当地のM社からも制作局長から、
疲れをいやす席を持ちたいがとの打診があったが、
今度またと言うことで婉曲に断った。
宴席に志乃の姿がないのでは、開く意味がないからだ。
局アナの小南からも歓喜の声を震わせながら、
一気に話し、笑いあって幕を閉じた。
白河沙織子には秋山から電話を入れると、
まだ眠っていたようで、寝ぼけた声で、感謝の意を告げ、
いつの間にか寝息が聞こえだし、
多分、昨夜はあまり眠れなかったようだ。
沙緒も目覚めたばかりのようで、
舌も、もつれていたので長話は止め、もう少し眠らせる
ことにした。
奈菜や穂香に小夜も眠い中にも、嬉しさが抜けないよう
で、いずれも昨夜は遅くまで、
家族そろってビデオ三昧であったようだ。
万々な夜明けであった。
秋山もゆっくり朝食を取り、昼前に病院へ見舞に
出かけることにした。
古都の徒然 失明の可能性が・・(-_-;)
昨日、
本当に肝を冷やす大事が起こり、精神的に
大きな動揺をきたし・・
今回もまた新聞を読んでいたところ、
突然、文字が一つ、ぐにゃぐにゃになっていて、
何が起きているのかと・・
そうです、2年前の4月下旬に、今回より遥に重い
事態に遭遇しましたが、
間もなくもとに戻ったのですが、
念のため、
翌日、眼科専門の医院へ出かけ、検査をした結果
もう、正常に戻っているとのことで
ひとまず、安堵したのですが、
院長は私に心臓の治療で・・を服用していませんか
との質問に、
何事かと思いましたが、院長が私に質問したのは
その薬を服用していた患者さんが失明した
ことがあり、
服用しているなら、直ちにやめることを
勧められ・・唖然!
そこで、循環器で診察してもらっていた大病院で
尋ねると
主治医が完全否定し、今まで服用していたものです。
そして、昨日、またもや、新しい事案が発生し、
ドクターに連絡すると
午後から、手術が行われていて、
後日、
また診察を受けてくださいとの、のんびりした
話で終わりましたが
こちらは
もし完全に失明すると生きる甲斐がなく・・
今年は
本当に年の初めから色々と厄介なことに遭遇し続き
ほとほと
参ってしまいそうで・・( ;∀;)。
昨年から今年にかけて、
スマホを3台を紛失し、おまけにカメラのレンズが
行方不明となり、
更に、11月に購入したパソコンが
故障続きで、
なんで、
こうも悲惨な事件・事故に遭遇するなんて、
理解できません。
今は正常に戻っているので、予定の3月の定期検査で
診察してもらうことに、
なっていて、
それまでは、今までの生活をしていてくださいとか・・
もしも、本当に完全失明になったら
とても、
一人では生きられないのと、パソコンも使えず、
好きなドラマなどを見ることが
出来ないのでは
マジ、生きるのが切なくなり、
可能なら、死にたい心境ですが・・この後の成り行きが
気になります。
大事にならないことを祈るばかりです(-_-;)。