古都のブログ小説 京の鐘849

 

 

 

 大トラ等のスタッフの車を見送ったあと、三商店街の

 役員達が秋山ら関係者を招いて簡単な慰労の席を

 設けてあるからと言って喰い下がった。

 

 

 

 

 だがM社から急ぎ帰社するとの連絡が入り、今夜の席は

 お流れとなった。

 

 

 

 

 撮影機材を京都店へ運び込んだ後、Kホテルへと

 向かった。

 

 

 

 

 秋山は河野アナや、穂香らとホテル側が用意して

 あった最上階のいつものスゥーイトルームへ

 案内してくれ、

 一同、ベッドへたり込んだ。

 

 

 

 

 秋山も、ほんの少し眠ったようだが、30分も経ない

 内に全国ネットのニュース番組のトップを切って

 3分の長尺でのオンエアはまず々の

 出来であった。

 

 

 

 

 殊に、河野アナのインサートが、手際よく入っていて、

 スタッフのみんなが手を貸してくれたか、

 中々良い構成になっていたのには

 秋山も脱帽した。

 

 

 

 

 報道制作担当常務の秋山への敬意がストレートに

 表れていて、気恥ずさで身が竦んだ。

 

 

 

 

 次のニュースに変わった途端、全員から一斉に喝采が

 上がり、寝ぼけた眼で目をこすると、

 9人もの女の子が揃って騒いでいるのに気づき、

 内心、大慌ての一幕でもあった。

 

 

 

 

「せんせ、いつ、目が覚めたのですか」

 いつの間にか、背中の上にいる穂香に気づき、

 二度びっくり。

 

 

 

 

「いや、何かしら、気が付いたらニュース映像が

 見えたので、目が覚めたが、君たちは初めから其処に

 いたのか」

 とぼけた声で問いかけると、

 

「勿論ですよ。そのために大型テレビのある、せんせの

 部屋へ入ったのに、全く気付かず、爆音を枕に熟睡して  

 もう・・」

 菜奈がことの次第を解き明かした。

 

 

 

 

 少しは疲れて寝ている者もいると思ったが

 全員、

 しっかり起きていたのに、寝ていたのは自分だけと

 知ると、さすがに秋山も返す言葉もなかった。

 

 

 

 

「せんせ、もう一度、みたーい」

 穂香の声が少し掠れて聞こえた。

 

 

 

 

「それは無茶だよ。同じ映像を二度は流せないよ。

 明日の朝いちのニュースには流れると思うがね」

 

 

 

 

「うちら、あんなに映像が旨く纏めてあって、

 嬉しかったし、川野アナの解説も見事でしたね」

 同女大の高瀬彩が、

 しっかりとした口調で感動した思いを熱く述べると

「ほんま、うちも、あの長い流れで、どうなるかと、

 気になっていたんやだけど・・」

 

 

「うまいよね」

 

 

「志乃ちゃんの歌謡日舞の風の盆恋歌があんなに泣ける

 映像に、また泣きそうになった」

 穂香の言葉にうなずく者が多かった。

 

 

 

             古都の徒然 無駄口・・

 

 

 昨日は久しぶりに睡眠薬を服用しても眠れず、

 気が付けば朝になり、

 多分、4時台で眠りに入り、7時には目が覚めたようで、

 睡眠時間の不足が体調に影響したか、

 体が重く、

 せっかくの好天なのに、外出する気が起きず・・

 

 

 

 また、元の木阿弥に立ち戻っていて、何もできずに

 朝を迎えた感じで、

 どうにも、この精神的な圧が強くなると

 睡眠不足に陥るようで、やはり、何事も旨く回転しない

 ことが、影響しているようで、

 辛いです(-_-;)。

 

 

   

 

 私は昔から精神的なものが安定しないと、

 何事もチャレンジする気力が湧かず、睡眠不足を

 招くことがあって・・

 体調を崩すパターンがあり、

 この弱さが募ると生きているのが嫌になり・・

 

 

 

 

 いっそ、

 楽になりたいとの思いが辛くなってきて・・

 今も、

 何事からも解き放たれ、うっとおしいものから

 脱出できるならばと・・

 同じことの繰り返しで、かってに眠れず、

 バカなことと分かっていながら、

 改善できず、つい、睡眠剤に手にす擦るパターンが

 恒常化して・・

 

 

 

 

 それも、これも、すべてが空回りする悪いパターンの

 ナセルもので、

 ほんと何とかならないかと思い迷いつつ、

 朝を迎えることになり・・

 

 

 

 

 本日も好天のようなので、外出して何か買い物でも

 して気分を買えないと・・

 

 

 

 

 もう

 書くのもおっくうで・・やめますね。