古都のブログ小説 京の鐘762
「おネェちゃんも力を入れていたんじゃん」
と巻き返す。
「まっ、少し、くつろがせてもらおうか。
そうなればお母さんへの何かを持って行かないと」
「そんなこと考えなくてもいいの」
志乃が素早く口を差す。
その口調から急いで帰りたい思いが透けて見える。
「一応、気に入って、もらえると良いのだが・・」
「そんなん、してもろうたら、
母が狼狽えますからやめてと言っていたのに」
志乃が身をよじって甘えた。
「T屋で寿司でも、どうだろう」
「あっ、母はせんせの好きな蕎麦を買っていました」
蒼汰の声が勘走った。
「見ていたの」
志乃が急ぎ蒼汰に詰め寄った。
「何か冷たいものをとも・・」
「なら、少し遅いがスイカはどうだろう」
「時期が遅いかも」
志乃が力の無い声で肩を落とした。
「なら、蕎麦はまたの機会にして、
お母さんと一緒に皆で外食をしてみようか」
蒼汰の目が輝いた。
正直な子だ。
「そんな散財はいけまへん。せんせ、
そないに気をつけはらったら、母が恥ずかしがります」
正面を突かれて秋山か言葉に詰まった。
蒼汰が肩を大きく落とした。
秋山は物を差し入れるのが無理と知ったので、
胸の内で商品券に決め、車止めでタクシーに乗り、
T屋へ向かわせた。
「ほんまに、何も気をつかはっては、困ります」
志乃が眉を潜めた。
店に入ると、直ぐ店員が駆け付け、店長へ報せに走った。
「せんせ、もうあかんえ」
「時間が無いので、二人は店内で何か欲しいものが
あったら、買ってきていいから」
素早く幾らかの紙幣を蒼汰に握らせた。
仰天する志乃を横目に、
走ってくる店長を迎えて姿を消した。
蒼汰がしっかりつかんでいる紙幣を
見て志乃が
「そんなん、もろたらあかんこと、気がつかへんの」
志乃が母のように問い詰める。
気迫に押されて蒼汰が
「そやかて、せんせ、物凄い勢いで押しつけるから・・」
べそをかいている。
志乃があっさり、蒼汰を許したので、
それまで凹んでいた蒼汰が満面に幸皺をつくり、
頭を搔いた。
蒼汰から紙幣を取り上げると、日頃使うことも無い
高額紙幣が三枚汗をかいていた。
古都の徒然 女子スノーボード・・
NHK 名前は上を・・!(^^)!
昨日の午前、スノーボード「女子ビッグエア・決勝」を
観ましたが、
もの凄い技術の高さに仰天したことと、
その旨さにもほとほと
感服(#^.^#)。
NHKより
スポーツ界ではもう男女格差など吹き跳んで
いるのですね。
我が国は予選を勝ち残った三人が決勝に臨み、
このビックエアで
村瀬選手が見事、三位に入り、
日本の最年少女子(17才)メダりストとなりました!(^^)!。
立ち並ぶ、ビルの屋上を越える空中遊泳
君は孫悟空か・・(#^^#)。
山の上での競技なので、空中は零下10゜C
を軽く越えているとか・・
なんとも、はや平凡な形容が無駄なスポーツなのです。
そして、
嬉しい拍手喝采の連続でした!(^^)!
悪夢のカーリング(-_-;)
そして、中国に大敗北を喫した女子カーリングは
昨日、イギリスとの戦いで、
まさに予期した通り、
開始早々、3点取られ、見るのも嫌になりましたが、
行きがかり上、
無視するのも出来ず、このつまんない負け試合を
見ていましたが( 一一)。
あまりの痴劣な試合運びに、うんざりして、
ついに、チャンネルを変えましたが
どうしたら、
あんなに洗練されていたはずの的の狙いが
簡単にはずされ、
ワンサイドゲームの虚しいゲームが延々と続き、
ついに我慢できず・・・(一一")。
それにしても、
相手が正確無比の達者な試合運びなのに比べ、
我が日本国のチームは
丁寧に?的を外し続ける救いようのない展開で、
しかも、
まるで緊張感がされず・・
: 決句、ボロボロに破れて、
運が悪かったで済まない技術的な幼さに、
庇う言葉も思い浮かばず、
しかたなく
ここで、カーリングのチラ見とも、お別れし・・・
大好きなスケートの女子のフィギャアを深夜まで
観戦し、
坂本花織さんの銅メダル
トリプルアクセルを決めた樋口新葉さんの
華麗な演技に
心からの拍手を贈りました。
高校生の河辺愛菜さん(17才)の
果敢な挑戦は
若さゆえの・・・でも、次の大会への期待が膨らむ
美しい舞でした!(^^)!。
連日、深夜の試合に寝ぼけていて、写真が撮れず、
アップするものが無く・・・
残念!
中国との時間差は1時間ですが、
大会運営は
アメリカのTVスポンサーのごり押しが全ての原因。
それにしても
オリンピツクは深夜番組か・・・
もう、
かってにしろっての感じのヤツ当たり、
失礼しました(__)。