古都のブログ小説 京の鐘178
当日、
奈菜達が会場の準備のため、
早めに出かけますとのことで、秋山は迎えに来た車で、
開始15分前に到着した。
志乃が一人、待ちくたびれたように校門を背にして
待っていた。
「疲れるから、出迎えなくても良いと言ったはずなのに、
大丈夫か」
目に見えて疲労が蓄積しているように見える
志乃の身が余計に気になった。
「大丈夫・・と、思いますか」
「見えるはずがないじゃないか」
「そうなの、うちもアホや・・初めから頑張り過ぎて、
バテちゃった」
「だと思った。君は何ごとも懸命過ぎるのが、
たまに傷だ」
「そうかも・・でも皆から、せんせを迎えに出てと・・」
「それは、奈菜達が気を利かせたつもりだ」
「えっ、それって・・」
志乃がいつもの癖で小首を傾げた。
「それ以外、考えられないよ。それと、暑い中で、
君を気忙しくさせるのが身に悪いと考えたからで、
多分、奈菜が言ったのでないのか」
「そうなの・・」
「あの子は案外、そんな気配りの出来る子だから・・・」
「気がつかなかった。うちは未だに、ねんねや、
恥ずかし・・」
「確かに、君は学問に関しては頭脳明晰なのに、
人の心を推し量る力はお子様ランチだね」
志乃が、えーっと忍び声を洩らし、顔を赤らめ、
秋山の胸に縋りついた。
「おい、おい、こんなところで、これはいかんよ。
誰が見ているか知れないからね」
つれないようだが、縋る志乃を少し離し、
体育館へ足先を向けた。
「もしかして、D女の高杉君も来ていない?」
「どうしてわかるの」
「あの子の気質なら、きっと来ると読んでいただけさ」
「せんせ、人の心を読み取る力が凄すぎ・・なのに・・」
もう、やめよっと言って、志乃の背に手を回し、
歩を速めた。
「せんせ・・」
「うん?」
「うち・・寂し・・」
「なんだ、子供のように」
「ぎゅっとして・・」
足を止め、秋山の背広の裾を片手で掴んだ。
秋山がはっとして思いつめたような志乃の目を見た。
すると、
既に志乃の両目に溢れるものが宿っていた。
古都の徒然 思い出の写真館
新・ガンヒルの決斗6
このリンちゃんの笑顔をみると、ぐっすり眠りにつけます。
今日からまた、連載、始まりましたよん(笑)。
この絵のリンちゃんの可愛さが堪らなく
好きです!(^^)!。
映画のシーンの内容がすぐ思い出され・・(#^^#)。
最近、
想うのは自分が観た同じ映画やドラマを観た人と
共通の場をもって話しあって、
感動を共有する楽しさが、なによりだった
過去の思い出を頼りに、
この駄文を書き続けて来たのですが、
残念ながら見事に外され、
愕然とするわたしは時代遅れの古いタイプの
人間なので、
しょうかね・・(ーー;)。
と、言うのも
わたしがこのブログを立ち上げた草々期に、
テレビドラマで
当時、大好きだった
吉高由里子さんのことを書いたら
女子高校生から共感の投稿を得て、
これが
裾広がりとなって、
ブログの楽しさを知ったもので・・・(*^-^*)。
その後も、テレビドラマで、気にいった作品で、
共感する方々とのコメントを
共有することが
多々あって・・(^'^)。
そんな、こんなで、
久しぶりに好感の持てる映画をピックアップした
のですが、
残念ながら古いアメリカの西部劇の為か、
ノーコメの連続で、
流石に気落ちしてしまい、
ブログの残酷さも思い知らされ・・(-"-)。
※今頃、気づくのも遅すぎでしたが・・(笑)。
世の中、
そうそう、旨くいくはずも無く、これが現実なのだと
思い知ったことで、
開き直ることが出来、それなら、
それでと、
自分で自分を励ますつもりで書き出してみると、
不思議なことに、
心が満たされ、気持ちも軽くなることを知り、
これからも、
この駄文を書き続けて行くつもりで・・・(笑)。
誰も読まなくても、
編集長からの嫌味を聞かされることも無い
ブログの良さを
心行くまで堪能するつもりで、
意地でも
あと数回でも、いや、もっと、もっと
書いていくぞーっ(#^^#)。
それにしても、リンちゃん、可愛かったなーっ
(#^^#)。
また、
明日も書くぞ!
文句あっかーっ!
(#^^#)。