古都のブログ小説 京の鐘159

 

志乃はその後、30分ほど休んだあと、起きて、コップ一杯の水を飲んで床を上げた。

 

 

 

「うちの為に、せっかくの山鉾巡りを足止めさせて、しもうてほんまに御免ね」

 心配する仲間に頭を下げた。

 

 

 

「怒るでーっ」

 穂香がまた吼えた。

 

 

 

 秋山がまあまあと口を差し、

「もう一度、抱いて車まで運んで行こうか」

ぶっきらぼうに声をかけた。

 

 

 

「とんでもない。せんせ、お願いだから、そんな無茶、言わんといて・・・」

志乃の今にも泣き出しそうな表情に押されて、秋山は早々に手をひっこめた。

 

 

 

D女大の高瀬彩が率いる女の子たちと、志乃たちの教室の

座席の真後ろに坐っている中井恵美、福井麻由子、里中

緑らに加え、自主的に志乃ら出演者らを人並から護って

くれた山田康則が引連れて来た20人ほどの男子学生らから、

 

 

「みんなで、道を開けるので、そこを通って・・」

との声で一同、揃って腰を上げた。

 

 

 

ひと分け、搔き分けして烏丸通の交差点近くまで来る途中、四条通で一躍、有名人となった一行に甲高い歓声が何度も上がり、中には同級生から

「志乃ちゃん、サインしてぇー」

 との甘えた声もかかり、混雑に輪をかけた。

 

 

 

 山田が先頭に立って、道を作り、その後に警護役を自認している勝手連が道幅を広げ、そろりそろりと歩を進めた。

 

 

 

 交差点の真ん中近くに来て、西の方を見上げると、ひときわ大きい月鉾が偉容を誇っていた。

 

 

 

ここで一端、足を止め、揃って、これを見上げた。

 

 

 

志乃はこの月鉾の前で、おわらを舞うのも悪くはないかなと思うと、何故か気恥ずかしくなって、隣にいてエスコートしてくれている秋山の手をぎゅっと握り直した。

 

 

 

これに応え、秋山も汗ばんだ志乃の掌を撫でるよう握り返した。

 

 

 

 その時、秋山は本気で志乃の元気な内に式を挙げたいとの思いが胸の奥底から突き上げてくるのには閉口した。

 

 

 

と、同時に、このどさくさに紛れて、年甲斐も無い思いが顔に出ていないか、気になって、そっと志乃の顔色を確かめると、何気にお澄まして、動じない志乃の大人びた様子に目が点となった。

 

 

 

 これが恋なのか

 これが今の俺か、

自問自答に目が泳いだ。

 

 

 

だが、志乃が愛おしくてたまらなくなっていることに違いない。

 

 

 

 

 暫し、遠目で夜空に聳え立つ月鉾を見上げたあと、

志乃の手を引いて、報道車の停車している南へ方向転換をした。

 

 

 

古都の徒然  戒厳令を・・!

 

 

 

昨日、

夕方、大坂で、あまりにも遅すぎた緊急事態要請が

出されましたが、

今頃出しても、ほとんど遅すぎて、話にもなりません。

 

 

 

それと、

世界から日本を眺めれば、

日本人は平和慣れが染みついているようで、

災害時でも誰かが、

助けに来てくれるとの期待値が大きすぎて、

どうしても

自浄努力が怠りがちなのを

冷ややかな目で見詰められているのを

気付かないようで、

ちと、愚かしくも、恥かし

(一一")。

 

 

 

わたしはあまりにも、こうした、のんきでお気楽な

人たちへの苛立ちから、

なんども、

対応の遅さと内容の希薄さに、苛立ちながらも提言して

来たのですが、

まったくのノンリアクションで、同感する方が

居られないので、

最近は書く気力がなくなっていて・・

今回はより厳しい提案をしてみたいと思います。

 

 

 

先ず、

大阪が求めているような貧弱な要請なんか

これまでと

何も変わらないので、結果が目に見えるだけで・・・

営業時間が少なくなった程度で、

治まるコロナでは

ありません。

 

最近、流行りの路端での飲酒騒ぎが続き・・

 

 

 

ゴールデン・ウイーク時には

日本の各地の名所には人が出かけることでしょう。

 

 

 

そこで、これを止めることが出来るのは、

軍事態勢中の戒厳令を政府が出すべきかと思うのです。

 

 

 

イギリスも

フランスもヨーロッパの主要各国では

これが、

あたり前になっているのです!

 

 

 

なので、

我が国でも、先ず、終日、外出は禁止として、

通院の方や、医薬品を購入するため外出する方、

そして食料の購入する方を除いては

絶対に家から

出てはいけない指令を出すのです。

 

 

 

昨年、

あの無駄なアジアの大国の某国で、

夜、ブラブラと外出していた老人が、自警団の若者に

捕捉され、

電柱に縛り付けられている姿の映像が流れましたが、

あそこまでするなんて

と、思われた方が多かったかと思います。

 

 

 

でも、

ああした戒厳令時のような指令が出ていた

お蔭で

未だに、あの国はコロナの発生の増加を認めていません。

 

 

 

ただし、

これは真実の報道か、どうかは多いに疑問の余地が

ありますが・・・。

 

 

 

我が国も、もう、かっこ付けないで、

このような強権力の発動があって良い時期に来ている

と思うのです。

 

 

 

そうしないと、

本当にオリンピックの開催は

いずれ、夢の泡として消えて行くのみです・・・(笑)。

 

 

 

聖火を掲げて歩いた方々の努力も水泡に帰すなら

どうやって

関係者は詫びるつもりですかね( 一一)。

 

 

 

私の結論はコロナを押さえるには三蜜なんて

緩い話ではなく、

防空壕に入って、敵の攻撃をじっと我慢して、

生き残った

方が大勢いたことを思い出してみて下さい。

 

 

 

これ以外、

コロナを収束させる方法が無いと思うのです。

 

 

 

9月になれば

全ての国民へコロナ・ワクチンが届くとの情報が流れて

いますが、

一部の政府筋では

ワクチン配布は来春でも、完全に行き渡らないとの

予測も出ているのですよ。

 

 

 

あと、ワクチンを打っただけで、

コロナに感染しないとの妄想は早く捨てないと、

えらいことになります。

 

 

 

もう、

すでに、ワクチンを二度打っていた方がコロナに

感染している実態があるのですから・・

 

 

 

それと、どんなにマスクを掛けていても

一枚では70%程度で、この間、バイデン大統領は二枚の

マスクをされていたでしょ。

 

 

 

二枚重ねると95%まで制御できるらしいのですが、

これでも、

残りの5%の方が感染するのですから・・

 

 

 

もうぅぅ

やって、らんない・・( 一一)。

 

 

結句、生き残れるのは

マスクが要らない健康な家庭だけとなるでしょう。

 

 

学校は当然閉鎖です。

でも、学問は教室だけの問題では有りません。

色々な方法で学力向上が

計られます。

 

 

なので、心配はいりません。

 

そこから先は

国の叡智に期待しすか道が無いのでは我が国の

未来は無いことになるのです(ー_ー)!!。