古都の徒然 言葉って・・

 

言葉って旨く使えれば、幸運を招き、

迂闊に使えば、大凶に結びつく、厄介なものなのです。

※誰もが知っていることなのですが・・(__)

 

 

ですが、

言葉があるからこそ、簡単に意思疎通が可能となり、

無ければ、

不自由この上ない日々が待っているだけです。

 

 

更に、

私の若い頃と現在の若い子たちと、もっとも

異なるのは、

一人一人の意志を言葉で表明する機会に格段の

恵まれていることです。

 

 

今では誰もが

何処にいても、どんな思いも、世に発信できる

システムが完成していて、

容易に世論を喚起する機会が誰にもでもあるということです。

 

 

これが、

文明の発展に大きく寄与していることは

既に自明の理かと思いますが・・・

 

 

何事も良い面があれば、反面、とんでもない不幸に直結する

危険な要素をはらんでいることを

しっかり把握しないと、

大火傷へと突き進むこともあるわけで、

何より、言葉を悪意に用いることは厳に慎むべきかと・・

 

 

反面、過去に嘘を悪の芸術と呼び、その衰退を

憂えたのは国文学者の

柳田国男で、寄席の芸人の語りや洒落を

悪意あるニュースとして、生真面目に非難しては、

本来の意味がゆがめられることを危惧しているのです。

 

 

現代社会は柳田さんの頃より遥かに、

言葉に厳しく、少しの矛盾も許さない空気は

日常生活を窮屈にし、どうかすると、いつも他人を非難ばかりし、

建設的な言葉も一方的な正義論で否定されると

何も信じられなくなる矛盾が生じ・・・

 

 

言葉の遊びが失われれば、時には暴力に展化することを

畏れるのです。

 

 

人の文書の断片だけを取り上げ、非難することは

厳に謹まねばなりません。

 

 

少し堅苦しいことを書きましたが、

インターネットでの度の過ぎた言葉から、

自殺者を出すに至っては何をかいわんやです。

 

 

言葉は使い誤れば犯罪にさえなるので、

そのあたりを

よく認識して、言葉を用いたいものと・・

 

 

と、なにも、正月早々、改まって言うほどのこと

ではありませんが、

少し、気になることがあって、書いてみたのですが、

読み返してみると

皆様がご存知のことばかりですが、分かっていることほど

迂闊に使ってしまうもので、

 

 

本当は、私自身が

一番、気をつけなければいけないことを

解っているのですが・・(ー_ー)!!

 

言葉って書くことも難しいものなので・・

あぁぁぁぁ( 一一)。