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<これまでのあらすじ>
葉が凹んで元気のなくなってきたハオルチア 白夜ムチカ
水耕栽培にして復活を目指すも根っこがなかなか出ず苦戦
根元を直接水に浸けることで、やっと待望の根っこがチョロリと出てきた
このまま回復するのかそれとも…!?
 
結論から言うと、根っこはめちゃくちゃ伸びた。
2021/2/24(水)
2021/3/8(月)
2021/3/13(土)
 
根はぐんぐん伸び、ガラス瓶の底に到達して窮屈そうになった。
水耕栽培は根の状態が良く見えるのでとても楽しい。
最初は多数の根が水面を目指していたが、うちいくつかは途中で諦めてしまったらしく、1cm未満で伸びるのが止まった。
それでも諦めなかった2本が水面に到達し、しばらくの間はそれらが水を吸い上げるも、「これでは足りない」とムチカが思ったのかはわからないが枝分かれを始めて、3/13の写真のようにフサフサになった。
 
肝心の葉の状態は、このような変化だ。
2021/2/4(木)
2021/3/13(土)
陽当たりの具合とは関係なく、見たまま、葉がぷっくりしてきたことがわかるようになった。
あんなにくっきりと眉間に皺でも寄ってるかのようだった白夜ムチカが、穏やかな菩薩のような葉になった。
かなり感動した。
 
そして感動の余韻に浸る間もなく、水耕栽培を終えることを決めた。
ここまで頑張って根を出してくれた白夜ムチカにはなんだかとても申し訳ない。
でも水耕栽培を続けると葉がどんどん徒長してくるというし、気温も上がってきたので植え替え時であろう。
許しておくれムチカさん。
 
根をバッサリ行った。
※根を切る時はハサミの刃を火で炙って消毒し、熱が冷めてから切った。
  すぐに切ろうとするとハサミの刃はかなり熱いぞ(経験者)
 
12月に土から引き抜いた時は、根に白いポワポワのカビなのかコナジラミなのか分からないものがついていた。
実はその後の水耕栽培で、一度だけ2-3日水を変えないでおいたら、根元に白いポワポワが復活していたので慌てて歯ブラシでこそが落としたことがあった。
(これに懲りて、水耕栽培中は毎日必ず水を変えた)
 
そんなこともあり、カビだからコナジラミだかわからないがまだ株に潜んでいると大変なので、初めて植物用の殺菌剤というものを使ってみることにした。
 
 
他の多肉植物を育てている方のブログなど見ていると、根腐れした根を切り詰めた後この「ベンレート水和剤」の液体に浸したから再度土に植えたりしていたので、今回買ってみた。
 
Amazonの商品コメント欄など参考に約2000倍に薄めて使えば良かろう、ということで、一包み5gの粉の半分ほどを500mlのペットボトルに入れて液を作成。
作った液体を小皿に1cm程度入れ、ムチカを根元からドボンと浸ける。
その間に残りの液体をスプレー容器に移して、他の多肉たちにも散布しておいた。
最近どこから来たのか土の上に白いポワポワしたものが付いているように見えることがあったのでこちらも予防だ。
 
作業中はゴーグル、マスク、肌を覆うこと、とあったので、しっかり対策。
ワークマンの撥水性ジャケットが活躍した。ズボンは100均のレインコートズボンだ。
ちょっと面倒臭いが仕方ない。
 
そんな過程を経てムチカはただいま1週間の乾かし期間に入った。
根元がすっかり乾いて、土に植えても感染の確率が少なくなった頃に植える予定だ。
SNSなど見ていると多肉植物好きの方たちがこの時期生き生きと植え替え作業をされているのを見るが、気持ちがちょっと分かるようになった。
植え替えが楽しみだ。