私はどうも、他人に感情移入し過ぎてしまうところがあって。

それについて自覚はしているのだけど、どうにもできず。

 

娘に感情移入している、というか。

それって、結局。

過去の自分の傷ついた記憶に反応している、ということなのではないかなー、と思っています。

 

先日、またしても私は娘に感情移入し過ぎて自分の感情が振り回されてしまったので。

その話をしたいと思います。

 

と、その前に。

我が家の娘のスマホの使用時間について記しておきます。

(今回の話の中でも、関わりがあることなので)

使用できる時間帯は朝の6時から夜9時まで。

時間は1日1時間半、という設定にしています。

スマホを持たせるのは友達や出先から私と連絡を取れるため。

(まあでも持たせると結局ゲームだの動画だのに使われちゃうんですが…汗)

 

 

さて、娘に感情移入してしまった話。

と、いうか。

娘の感情はあまり揺らいでいなかったのに。

私が一方的に過剰反応し、勝手に右往左往した話、ですね驚き

娘に起こった出来事に、私が勝手に感情を揺らしてしまった。

 

学校が休みの日に娘が友達と遊ぶことになったんです。

それは前々から決まっていた予定ではなく。

その日の昼間に、急に「今日遊ばない?」「遊ぼう」となって決まったことで。

 

4〜5人の女子でグループLINEで会話し、遊ぶことが決まった、という。

それで、「午後1時になかよし公園に集合ね!」ということになったらしいのですが。

そのグループの中の1人、Mちゃんはなかよし公園の場所を知らない、ということで。

そのMちゃんのために娘は「ローソンで待ち合わせして、そこで合流してから一緒になかよし公園に行こう」ということになり。

娘とMちゃんはローソンで集合。

その他のメンバーはなかよし公園に直接集合、となったのですが。

 

娘が時間通りにローソンに行ったのですが、待てど暮せどMちゃんが来ない。

そして、スマホの使用時間である1時間半を使い切ってしまって使えなくなり、連絡が取れない状態になってしまったらしいんですよね。

それで、娘は連絡が取れないので、ローソンで1時間、Mちゃんを待ったそうです。

でも来ないので、最終的な集合場所のなかよし公園に行ってみたものの、なかよし公園には誰もいなかった、と言って自宅に戻ってきたんです。

 

私、それだけ聞いてすごく悲しい気持ちになってしまって。

(この時点で娘は「なにか行き違いがあったんでしょ」とあっけらかんとしていた)

「え、どういうこと?」

「なんで誰もいなかったんだろう?」

「時間は間違ってないよね?」

などと、部外者である「私」がオロオロして、動揺し。

しまいにはスマホの使用時間を使い切って連絡が取れなくなったことで、なにかしらの変更があったのに、娘だけ知らずに、のこのこと待ち合わせに出向いたのでは?と思い。

 

娘のスマホの時間を管理して操作できるのは夫なので。

私から夫に連絡してスマホを使えるようにしてもらおうとしたりしたのですが。

冷静な娘から

「いいよ、スマホの時間延ばしてってお父さんに言うと、その方がめんどくさいから」

と言われてやめたものの。

 

悪い方に考えたり娘が悲しい気持ちになっているのでは、とぐちゃぐちゃ私が勝手に考えてしまって。

「ねえ、本当に大丈夫なの?それ。なんか、嫌がらせとかじゃないよね?」

と、自分の一番の気にしていたことを言ってみたのですが。

娘は

「違うよ、なにか行き違いがあったんだよ。誰か来られなくなったとかさ。」

と、普通のトーン。

 

私「え、でも娘は平気なの?こうなっても、その人達とは学校で普通に話せる?気まずくなったりしない?」

娘「うん、しない(笑)」

私「そう思ってるの娘だけで実は…とかないの?」

娘「んーーないと思うよ。だって学校で会うとみんな普通だよ?」

私「そうか、さすがに娘だって悪意かそうでないかは分かるよね…」

娘「うん、みんな仲良いから大丈夫だよ?お母さん、過保護の毒親になってるよ(笑)」

私「えー、どうしよう、心配過ぎて毒親になっちゃうんだけど(笑)」

娘「毒親にならないで(笑)」

私「じゃあさ、本当に嫌なこととか、なんか怖いこととか、起こった時は教えてね?その時は分からなくても。あとから考えたらあれはちょっと嫌だったな…みたいに思い出したことでもいいから。気になることがあったら教えてね?」

娘「分かった、分かった(笑)もーほんと毒親(笑)」

私「だって、私のかわいい娘がよそでひどい目に遭ったらと思ったら耐えられない…でもそうだよね、娘だってしっかりしてきてるもんね。嫌な空気のすることろには近づかないとか、ちゃんと判断できるのにね、ほんと私が心配し過ぎて毒親だね。ごめんーーえーん

 

っていう会話を娘としました。

最近、娘のツッコミが鋭いです。

「毒親」「過保護」「過干渉」「心配し過ぎ」等と次々言われます笑い泣き

 

これは余談ですが、夫が冗談で夜遅い時間に娘に

「娘、ジュース買って来て口笛

とかって言うことがあるんですけど。

私、頭の中で娘が真っ暗な中、お財布握りしめてコンビニに行く姿を想像して泣きそうになるんです。←ほんと、どうかしてるって思います、自分でも。

それで、

「やめて、こんな時間に娘を1人で外に出さないで」

ってマジで答えちゃうんですよ。

(娘は「頼まれたって絶っ対、行かないから大丈夫爆笑」と言ったり、夫も「冗談に決まってるでしょ〜ニコニコ」って感じで、そんなことは私も分かっているんですけど、感情だけは動いて止められない)

 

夫も娘も冗談だって分かっているのに、私も冗談だって分かっているのに、自分の想像に耐えられなくなっちゃうんです。

 

それで、夫は私のことをなにも分かっていないので、そういう冗談をけっこうすぐ言うんです。

そうすると最近、娘が

「お父さん!お母さんがまた想像だけで悲しくなっちゃうからやめて物申す

などと、夫にツッコむようになりました。

(そしてそういう我が家の言葉遊びっていうか、やり取り遊び?みたいになっているんですけど、私は内心、本気で悲しくなっているから、できればやめて欲しいかもしれない)

 

 

話を戻します。

 

それで結局、誰とも会えずに家に戻って来た娘と

「ファミレスにパフェでも食べに行く?」

なんて話していたのですが。

(娘の心情を勝手に心配した私が、なんとか娘を励ましたくて……って、それも私の勝手な思いで、娘はひとつも落ち込んではいないのに)

 

そうこうしているうちに、家のインターホンが鳴って。

出たら、娘の友だちが数人で娘を迎えに来たんですよ。

娘がドアを開けたら、複数人の女の子の声で

「キャー娘ちゃん笑

「娘ーーー音譜

と、口々に娘の名前を呼び、笑い合い。

 

それで、私は心底ホッとして。

あぁ、本当に娘の言う通り、ただ行き違ってしまっただけなんだな、と理解。

 

それで娘が出かけたあとで一人反省会です。

どうしてこんなに娘の出来事に右往左往してしまうんだろう?と。

息子の時もそれなりにありましたけど、娘は比じゃない。

かなり右往左往してしまっていて。

 

多分、息子よりも、娘のほうが自分を投影しやすいのかもしれないですね、私にとって。

それで、幼い日の自分に勝手に重ねて、自分の感情が揺れてしまう。

 

私と娘の関係は、自分と自分の実親との関係とは全く違うものになっている、ということは理解できているのに。

 

だから、結局は、自分の過去の傷ついてきた記憶に私自身が反応しているだけなんだろうな、と思います。

その傷ついた記憶を自分で癒せていないのかな?と考えると、そうでもないと思うんですけどね。

 

自分自身に起こった過去のことを、すでに癒やされていたとしても、でもだからといって、「あって良かった」とは思えないんですよね。

傷ついたことって。

なければないにこしたことない、と思うんで。

(避けようのない傷つきや摩擦は許容できるけど、悪意によるもの、故意に人を傷つけるものは不要、あってはならない、と思っています)

 

なんにしても、もじゃもじゃ考えていると「信頼できていない自分」に行きつくんですよ。

 

娘だって、しっかりしてきている。

娘だって、ちゃんと感じて行動できてる。

なにか、傷ついたり、落ち込むことがあっても、そこから這い上がり、立ち直ることは必ずできる。

 

だって、あんなに良い子じゃない。

いつぞやの三者面談でも、

「娘さんは本当に素晴らしいところがあって、それは誰に対しても平等に接するところです。人によって態度が全く変わらないところが見ていて素晴らしいです。」

と、担任の先生から褒められたじゃないか。

(たとえ社交辞令だったとしても。褒め言葉はそのまま素直に受け取りたい。)

あぁ、もうほんとになんて良い子なの。

誰の子なんでしょう。

 

私の子です!

 

 

あ、なんか言葉にしたら自信が持てそうになってきましたニコニコ

言葉にするって大切ですね。

 

もう、ほんとに。

考えれば考えるほど、娘はなにも心配のない子なのに。

私のダメさ加減によって、私が勝手に揺れちゃってるんですね。

(そしてこの娘心配性は、良くないな、と本当に思う。「お母さんが心配するから」って娘が私に言えないことがでてきてしまうから)

 

だから、ほんとにもう。

早く大人になって、私のところから離れて欲しい(笑)

自分の目の届かないところにいてくれたら、些細なことで感情揺らさずにすむと思うから。

そばにいたら心配して感情が揺れる自分が出てきちゃって、私が大変。←すごい勝手な言い分だけど。

 

いや。

私がもっと、娘の成長を信じて。

大丈夫、ちゃんと生きていける子だって思えるようにならないとダメですね。

 

 

※友達とのエピソード中、場所や人名などの名称は実在のものとは変えています。