この本、興味深い。
読んでみたい。


これは、著者の斉藤章佳さんのインタビュー記事。


日本で依存症に苦しむ人が増えつづけている生きづらさの根っこには、男尊女卑の価値観に基づいた「男らしさ」や「女らしさ」というジェンダー役割に多くの人が過剰に適応しているからなのだと、私は考えています。

この言葉で始まるインタビュー記事。
非常に興味深い内容でした。

日本の男性は「男らしさ」に過剰に適応した結果、ワーカホリック(仕事中毒)である、という指摘は頷くより他ない。

まあ、男性目線で語られる男性の話は、この方のインタビューを読んでいただくとして。
(女性が読んでも、腑に落ちますから)

しばらく前から考えているんですよ、私も、私自身について。

元々、社会に対する恐怖心はあったのですけど。

それでもなんとか自力で生きていたのに。

結婚したら、どこかで夫に頼る気持ちが生まれて、自分の人生を、夫に依存しようとしていたのかもしれない、と振り返るとそう思います。

結婚したことで、怖い社会に、自ら飛び込まなくても良い、と依存心が生まれたのだと思います。

ただ、私の夫は。

私とは違う部分で、社会性が欠如している(気がする)ので(笑)

結果的に、私がしっかりしていないと子育ては不可能であったので。

子育てを通して、精神的には依存せずにいられたな、と思います。


男性のみならず、女性も理由や原因は違えど、自分の人生を見失い、夫に依存しやすい側面もあるかな、と振り返って思いました。

まあただ、自分(女性)を擁護するわけではないですけど。

女性は頑張ってもなかなか評価されず、バカにされたり、見下されたり、蔑まれる存在にされてしまうことも事実でしたので。
(これからの未来は、変化してゆくと思います)

だから、社会が怖くなる女性がいることも、私は当然のことのように思います。

だって、外の世界は怖いもん。

高圧的なコンビニ店員とか、すれ違いざまに舌打ちしたりする人とかいるもん。

外に出ないで生きて行けるなら、そこに依存したくなる気持ちも、私は分かる。

だけど、近頃、外の世界が昔ほど怖くないことに気づいてきていて。

どこに行くのもビクビクオドオドしてたんですよ、昔は。
(今だって、怯えはあります。怖くて震えることもある)

だって、どこに行っても何故か怒られるから。

それが、近頃、どこに行っても親切丁寧に扱ってもらえることが多くて。

本当に嬉しい。

怯えながら行く→優しくしてもらえる→嬉しい、の連続なんです。

このことをなんでだ?なんでだ?と考えてたんですけど、分かったんです。

おばさんになったから、

ですよね!!

違う?

違わないと思う。

なんででしょうね?

世の中は、若い子には厳しいのだろうか、もしくは厳しかったのだろうか……。

それとも、若い頃の私になにか問題があったのだろうか。

思い当たる自分の変化としては。

子どもを産んでから、私は子どもの手本とならなければ、という思いから、どこでも会釈だけで済ませないで、挨拶をするようにはなりました。

レジでは「お願いします」と言って商品を出し、会計が済んだあとは「お世話になりました」と言うとか。

外で食事をする時は例え牛丼屋でも「ごちそうさまでした」と言ったり。

「お世話になりました」「お世話になります」「お手間とらせてすみません」「ありがとうございます」って、ほんとによく言ってるかも(笑)

おばさんになって、ちょっとは感じよく振る舞えるようになってるんだとしたら嬉しいなぁ。

……………って。

なんの話でしたっけ(笑)


すみません。

脱線しましたけど、「男尊女卑依存症社会」昨晩、Amazonで、ポチしたので、読んだらまた感想など、話せたらいいなと思います。